給油のついでにマット洗浄機を使ったのに、車に戻すとまだ湿っている。
そんな経験がある人は多いと思います。ガソリンスタンドの洗浄機は手軽ですが、乾燥が足りないことがあるんです。
フロアマットの洗い方を、スタンドの洗浄機と家での手洗いに分けて紹介します。洗ったあとの敷き直し方まで読めば、次の給油でそのまま試せます。
ガソリンスタンドのマット洗浄機でどこまできれいになる?
表面の砂やホコリなら、スタンドの洗浄機で十分に落ちます。
一方で、毛の根元にたまった汚れやニオイまでは落ちにくいので、年に1回は家で洗剤を使って洗うのがおすすめです。
マットは靴が直接触れる場所なので、車の中でいちばん汚れやすい部分です。汚れを放っておくと、ダニや雑菌が増えてニオイのもとになります。
洗浄機は、回転するローラーにマットを通して、ゴミのかき出しと水洗いをする機械です。乾燥まで一度にできる機種もあります。
ただ、洗車用品の販売店の記事では、もともと平らなゴムマットが多かったころに広まった機械だと説明されています。毛足の長い厚手のマットは、表面だけが濡れて出てくることがあるんです。
| 洗い方 | 落ちる汚れ | かかる時間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| スタンドの洗浄機 | 表面の砂やホコリ | 数分と乾かす時間 | 給油のたびにこまめに洗いたい人 |
| 家で手洗い | 根元の汚れやニオイ | 1時間ほどと半日以上の乾燥 | 汚れやニオイが気になってきた人 |
普段は洗浄機で砂を落とし、汚れが目立ってきたら家で洗う。この組み合わせがいちばんラクです。
マット洗浄機の使い方は5つの動きで終わる
操作はむずかしくありません。マットを外して砂を落とし、機械の説明どおりに差し込むだけです。
- 給油を済ませ、洗浄機の近くのほかの車のじゃまにならない場所に停めます。
- マットを外し、地面に数回たたきつけて大きな砂を落とします。
- 機械に貼ってある説明を読み、使えるマットかを確かめます。
- 説明どおりに操作し、レバーを下げてローラーにマットを差し込みます。
- 出てきたマットの裏と毛の根元を手で触り、湿っていないか確かめます。
機械によっては、水を出すか出さないかをレバーで切り替えられます。ホコリを払うだけなら水なし、汚れを流したいなら水ありを選びましょう。
マットは1枚ずつ入れます。運転席と助手席のマットを重ねて入れると、ローラーが中まで届かず、汚れが残ります。後ろの席のマットも忘れずに外して、順番に通しましょう。
使い方が分からないときは、店のスタッフに聞くのがいちばん早いです。セルフのスタンドでも、スタッフが常にいる店がほとんどです。
洗浄機に入れる前に使えないマットか確かめる
どのマットでも入れられるわけではありません。機械に貼ってある説明で使えないとされたマットは、無理に入れないでください。
スタンドの案内でも、マットの種類によっては使えない場合があると書かれています。
次のようなマットは、入れる前に説明をよく読みましょう。
- ふちが立ち上がったトレイ型のゴムマット
- 厚みのあるラバーマットや、硬い素材のマット
- かかとの部分のパッドがはがれかけているマット
- 裏のすべり止めが傷んでいるマット
傷んだマットを入れると、ローラーに巻き込まれて破れることがあります。はがれかけた部分がある場合は、家で手洗いするほうが安全です。
家で洗うなら中性洗剤を薄めてブラシでこする
ニオイや黒ずみが気になってきたら、家での手洗いに切り替えましょう。薄めた中性洗剤をブラシでこすり、洗剤が残らないまでしっかりすすぐのが基本です。
手順は次のとおりです。
- マットを外し、フェンスなどに掛けて布団たたきで10分ほどたたきます。
- 掃除機を縦と横の両方向にかけて、砂とホコリを吸い取ります。
- 水をかけて全体を濡らします。
- 水で1%ほどに薄めた中性洗剤をかけ、ブラシでこすります。
- マットの角を持ち上げながら水をかけ、泡が出なくなるまですすぎます。
- 乾いたタオルで押さえるように拭き、水気を取ります。
中性洗剤を1%ほどに薄める方法は、トヨタの取扱説明書に書かれているやり方として紹介されています。
洗剤は多く使うほど落ちるわけではありません。すすぎ残しがあるとベタつきやニオイのもとになるので、量は少なめにしておくと後がラクです。
布のマットで泥汚れがひどいときは、先に水だけで流して泥を浮かせておきましょう。いきなり洗剤をかけるより、汚れが均一に落ちやすくなります。
ゴムのマットなら、もっと簡単です。水で丸洗いして、汚れが残る部分だけ洗剤をつけたブラシでこすります。すすいだらタオルで拭くだけで、布のマットより早く乾きます。
濡れたマットはどれくらい乾かせばいい?
乾かす時間は、夏なら数時間、冬なら半日から1日が目安です。毛の根元まで乾いたのを手で確かめてから、車に戻してください。
スタンドの洗浄機で乾燥までした場合も同じです。乾燥が足りないまま戻すと、生乾きのニオイやカビの原因になります。
干すときは、次の3つを守りましょう。
- 風通しのいい日陰に干す
- 強い日差しに長く当てない
- ゴムのマットは直射日光に当てない
干す前にマットを立てて、下のほうにたまった水を切っておくと乾くのが早くなります。物干しざおやフェンスに、毛の面を外側にして掛けましょう。
布のマットを日なたに長く干すと、毛が硬くなることがあります。ゴムのマットは直射日光に弱いものもあるので、どちらも日陰が安心です。
洗うのは晴れた日の午前がおすすめです。夕方までに乾かしきれないときは、家に持ち帰って一晩干しておきましょう。
敷き直すときは固定フックに留めて重ねて敷かない
洗ったあとにいちばん気をつけたいのが、敷き直し方です。運転席のマットは固定フックにしっかり留め、2枚重ねては敷かないでください。
マットがずれて前に寄ると、アクセルやブレーキのペダルに引っかかるおそれがあります。これは車の取扱説明書でも注意が書かれている点です。
- マットの穴と、床にある固定フックの位置を合わせます。
- フックをしっかりはめ、回すタイプなら最後まで回します。
- ペダルを奥まで踏み、マットに当たらないか確かめます。
洗ったあとに「汚れ防止に」と、上からもう1枚マットを重ねる人もいます。上のマットはフックで留められないので、運転席では避けたほうがいいです。
フロアマットは給油のたびに砂を落とせば汚れがたまりにくい
砂は、たまるほど毛の奥に入りこんで落ちにくくなります。給油のたびに洗浄機で表面の砂を落としておけば、家で洗うのは年に1回ほどで済みます。
次の給油では、洗浄機に入れる前にマットを数回たたいてみてください。出てきたら裏と根元を触り、湿っていれば家で干してから戻しましょう。
雨の日や雪の日に乗る回数が多い人は、洗う間隔を少し短くするのがおすすめです。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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