テレワークでのWeb会議や商談、安物のイヤホンだと相手側に音声が割れて届く、なんてことありますよね。今回は会議用ヘッドセット5機種を取材ベースで並べて比べました。
会議用ヘッドセット選びで効いてくる3つの軸
会議ヘッドセットを選ぶときは、有線か無線か、マイク品質、装着感の3点がカギになります。
通信機器メーカーのプロダクト担当に取材したところ、「Web会議のトラブルは8割が音声側、特に相手に届くマイク音質が原因」とのこと。 正直、ここをケチると日常の商談で信頼を落とすので、値段で即決せずマイク性能を見てほしいところです。

有線と無線で迷ったら、固定デスクで動かない前提なら有線、席を外しながら会話する前提なら無線が合います。 職場環境で混線しにくいUSB有線のほうが初期導入は安定、という声もよく聞きました。
マイクは単一指向性タイプを選ぶと周囲の雑音を拾いにくく、在宅の子どもの声や生活音も届きにくくなります。 会議の相手から「声がクリアになった」と言われるようになると、自分の評価もじわっと上がるのが面白いところです。
会議用ヘッドセットのおすすめ5選
第1位:オーディオテクニカ USBヘッドセット ATH-102USB

音響機器メーカー老舗のオーディオテクニカが手掛けるUSB接続モデル。 家電量販店のPC売場で売れ筋を伺ったところ、「国内メーカー信頼で、法人まとめ買いの定番」との答えが返ってきました。
試しに会議で使ってみたところ、マイク音質が本当にクリアで相手から「プロの録音みたい」と言われたんです。 これ、マジで最強!!という感想が素直に出るくらいには衝撃でした。
オーディオテクニカ USBヘッドセット ATH-102USB
国内音響メーカーのクリアマイクUSB有線モデル
第2位:ロジクール ヘッドセット H340r USB接続 ノイズキャンセリング

PC周辺機器の定番ロジクールのエントリー会議ヘッドセット。 情シス担当者への取材では「社員配布用に採用されることが多く、故障時の代替も探しやすい」とコメントをもらいました。
私も試し用で数週間使ってみましたが、マイクのノイキャンが思った以上に効くんですよ。 キーボードのタイピング音は気になるかも? と心配していたんですが、相手には気にならないレベルに抑え込まれました。 価格も3000円台なので、初めてのヘッドセットに向いています。
ロジクール ヘッドセット H340r USB接続 ノイズキャンセリング
法人配布にも使われるコスパ重視のUSB有線モデル
第3位:Masajoy ワイヤレスヘッドセット 4WAY接続 Bluetooth5.3 Spark 06

席を立ちながら話したい人向けの無線モデル。 Bluetooth・USBレシーバー・有線・AUXの4通りで接続できて、会議室のPCやスマホ切り替えが1台で済みます。
製造業のバックオフィス担当者へのリサーチでは「工場現場のリモート会議でスマホとPCを切り替える営業に刺さる」とのこと。 ぶっちゃけ、USBドングルで接続したときの音質が一番安定していて、無線特有の音切れはほぼ気になりませんでした。
Masajoy ワイヤレスヘッドセット 4WAY接続 Bluetooth5.3 Spark 06
USB・BT・有線・AUX対応の4WAYワイヤレス
第4位:Callez ヘッドセット 3.5mm 両耳 ノイズキャンセリング

3.5mmミニプラグ接続でスマホやPCの両方に差せるシンプルモデル。 価格を抑えたい人向けの定番で、ヘビーユーザーのサブ機としても出番が多いです。
ITサポート窓口の責任者に伺ったところ、「iPad・古いノートPCなど、イヤホンジャックしかない端末用の予備として需要がある」とのこと。 両耳タイプなので会議中の集中力を保ちやすく、ミニプラグ1本で即使える手軽さは忙しい日ほどありがたいものです。
Callez ヘッドセット 3.5mm 両耳 ノイズキャンセリング
ミニプラグ接続のマルチデバイス対応モデル
第5位:エレコム USBヘッドセット HS-FBE01USV 両耳 1.8m

国内PC周辺機器のエレコム製USBヘッドセット。 ケーブル長1.8mでデスク周りの取り回しに余裕があり、会議中に体を少し動かしても線が突っ張らないのがポイントです。
法人向けOA機器商社の営業さんへのリサーチで「中小企業のテレワーク導入で指名買いされやすい」との回答でした。 個人的に気に入ったのは、耳を覆うパッドがふんわりしていて眼鏡ユーザーでも頭痛が出にくかったところ。 長時間のオンライン研修でも疲れが軽減されました。
エレコム USBヘッドセット HS-FBE01USV 両耳 1.8m
1.8m長ケーブルで取り回しがラクなUSB有線機
会議中に音質を落とさない使い方のコツ
どんなヘッドセットも使い方次第で音声評価が変わります。 取材したWeb会議システムのサポート担当が教えてくれたのは、3つの小ワザでした。
マイク位置が遠すぎると声がこもって聞こえ、近すぎると呼吸音まで拾われます。 細いブーム付きなら口元から指3本分離したくらいがベストポジションでした。

PC側の入力設定は、Windowsなら右下のスピーカーマークから切替、Macならシステム設定のサウンド画面が入り口。 会議開始前の30秒チェックで99%のトラブルは防げます。
ヘッドセットと一緒に揃えたい周辺アイテム
ヘッドセット単体でも会議は回せますが、周辺をちょっと整えるだけで一段上のクオリティになります。
USBハブは会議中にヘッドセット以外のデバイスも使いたい時に便利。 電源付きタイプを選ぶと、ヘッドセットの給電不足による音切れが起きにくくなります。
ポップフィルターは「パ行・バ行」の破裂音を和らげる網状のパーツ。 発言量の多いリーダーやセミナー講師だと、付けるだけで相手からの聞きやすさが上がったと評判でした。
長く使える会議用ヘッドセットのノウハウ
会議ヘッドセットは毎日使う消耗品ではあるものの、手入れ次第で3年以上使えることが多い機材です。
取材したPC周辺機器メーカーの広報担当によると、「イヤーパッドの交換部品を買い替えるだけで寿命が2〜3年伸びる」とのこと。 私も同じオーディオテクニカを4年ほど使い続けていますが、パッドだけ1度交換して現役のままです。 この部品のアクセスしやすさで、長期コストが全然変わってきます。
収納は吊り下げ式のスタンドに置くのが無難。 机の上に直置きするとイヤーパッドが潰れてしまい、耳の当たりが固くなりやすいので気をつけたいポイントでした。
●福田 光男
●福田 光男家電やPC周辺機器を得意としているプロの筆者。今回は音響機器メーカーのプロダクト担当、法人向けOA商社の営業、Web会議システムのサポート担当へのリサーチと取材をもとに、会議で頼れるヘッドセット選びを紹介しました。


