DTMギター音源を買う前に確認しておくこと
DTMでギターの音を入れたいとき、大きく3パターンあります。 自分で弾いて録音するか、打ち込み用のギター音源を使うか、アンプシミュレーターでエレキの音を作るかです。

ギターが弾けない自分にとって、ギター音源は救世主でした。 ただ、音源によって得意なジャンルが全然違うので、選び方は結構大事です。
ギター音源はアコギ系、エレキ系、リズムギター系で性格がまったく違います。 自分が作りたい曲のジャンルに合ったものを選ばないと、買ってから「思ってた音と違う…」ってなりがちです。
エレキギター音源:ロックやポップスのリフ、ソロに。 Prominy SCなど
リズムギター音源:カッティングやストロークを自動生成。 Rob Papen RGが代表格
アンプシミュレーター:実際のギター録音にエフェクトをかける用。 WAVES GTRなど
DTMギター音源のおすすめ4選
第1位:Rob Papen RG リズムギター音源

「ギターが弾けないけどカッティングギターを入れたい」という人に一番おすすめなのがRGです。 シンセサイザーみたいな操作感でギターのリズムパターンを作れるのが面白いところです。
最初に触ったとき、ステップシーケンサーでカッティングのパターンを組んだら「え、これギター弾いてないのにこの音?」って驚きました。 ファンクやシティポップ系の曲にドンピシャで、ワウペダルをかけたときの「ワカチャワカチャ」感がたまらないです。

正直、リアルなギターサウンドを期待して買うとガッカリします。 でも「シンセギター」として割り切れば、めちゃくちゃ使えるプラグインです。
ギターが弾けなくてもカッティングが打ち込める
第2位:Prominy Hummingbird アコースティックギター音源

アコギ音源の中でもHummingbirdは「本物と間違えるレベル」で有名です。 Gibson Hummingbirdの実機をとにかく丁寧にサンプリングしていて、ストローク、アルペジオ、ミュートの音がどれもリアルです。
初めてストロークパターンを鳴らしたとき、「誰か部屋でギター弾いてる?」って自分でびっくりしたくらいです。 ポップスのAメロにアコギを入れるだけで曲の雰囲気がガラッと変わるので、重宝しています。

えっ、この値段でこの品質やばくない!!? アコギ音源に迷ったらHummingbird入れとけば間違いないです!!
Prominy Hummingbird アコースティックギター音源
本物と区別がつかないレベルのアコギ音源
第3位:WAVES GTR Solo ギターアンプシミュレーター

GTR Soloは厳密にはギター音源ではなく、アンプシミュレーターです。 エレキギターをオーディオインターフェイスに繋いで録音した音に、アンプやキャビネット、エフェクターの音をかけるプラグインです。
自分でギターを弾く人には非常に便利で、12種類のアンプモデルと13種類のストンプボックスが入っています。 実機のアンプを買おうとすると何十万もかかるところ、これ1つで色んな音色が試せるのが嬉しいです。

ギターを弾かない人には全く出番がないプラグインなので、購入前に自分の制作スタイルをよく考えてくださいね。
実機アンプの音を手軽に再現できるプラグイン
第4位:Prominy SC Electric Guitar 2 エレキギター音源

同じProminyのエレキギター版で、ストラトキャスタータイプのクリーンからドライブまでいろんな音が出せます。 Hummingbirdと同じくキースイッチ方式で奏法を切り替えるんですが、チョーキングやスライドの表現が本当に細かくて驚きます。
ぶっちゃけ、エレキギター音源で「弾いてない感」が出やすいのはチョーキングとビブラートなんですが、SC2はここがかなり自然です。 MIDIコントローラーのピッチベンドでリアルタイムにチョーキングできるので、ギタリストが弾いているような表現が打ち込みで再現できます。
Prominy SC Electric Guitar 2 エレキギター音源
チョーキングやスライドの表現が秀逸なエレキ音源
ギター音源で打ち込み感を減らすテクニック
ギターは人間味が出やすい楽器なので、打ち込みだとどうしても「機械っぽさ」が目立ちます。 少しの工夫でかなり改善できるので、試してみてください。
ベロシティに強弱をつける:同じ音量で弾き続けるギタリストはいないので、アクセントの位置を意識して変化をつけます
ゴーストノートを入れる:ミュートした弱い音を挟むと、グルーヴ感が格段にアップします

タイミングのズラしは最初は面倒ですけど、これだけで「あれ、本物のギター?」って言われるようになりました。 地味だけど効果は絶大です。
ギター音源の効果を引き出す周辺プラグイン
ギター音源単体だと音が硬かったり薄かったりすることがあります。 以下のプラグインを組み合わせると、音に奥行きが出てきます。
ディレイ:アルペジオやクリーントーンにかけると広がりが出て気持ちいいです
EQ:ギターの中低域を少し削ると、ボーカルやベースとぶつかりにくくなります

リバーブとディレイは無料でも良いものがあるので、まずはフリープラグインで試してみるのが賢いですよ。
●福田 光男音楽制作やPCガジェットを得意とするプロライター。 筆者はメーカー担当者や楽器店スタッフへのリサーチをもとに記事を執筆しています。 今回はギタリストやDTMユーザーに人気のギター音源についてヒアリングしました。


