パソコンの中で打ち込むビートも良いですが、ノブを回して太い音が返ってくると一気に楽しくなります。 手で触って鳴らせるアナログドラムマシンを7台くらべました。
この記事で紹介するアナログドラムマシン7選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Behringer RD-6-BK | ![]() |
安く始める入門機 | Amazon楽天 |
| 2位 | ARTURIA DrumBrute Impact | ![]() |
打ち込みが分かりやすい | Amazon楽天 |
| 3位 | Behringer RD-78 | ![]() |
あたたかい質感の音 | Amazon楽天 |
| 4位 | KORG drumlogue | ![]() |
拡張して育てられる | Amazon楽天 |
| 5位 | Roland TR-8S AIRA | ![]() |
ライブで頼れる定番 | Amazon楽天 |
| 6位 | KORG volca kick | ![]() |
キックに振り切った小型機 | Amazon楽天 |
| 7位 | MOOG DFAM | ![]() |
実験好きの最終兵器 | Amazon楽天 |
ぼくがアナログドラムマシンにハマった話
はじめてアナログのドラムマシンを触ったとき、キックを鳴らした瞬間に胸まで響いてくる低音に驚きました。 画面の中で並べる打ち込みとは、明らかに音の重さが違ったんです。 それからは、ノブを回しながら音が太く育っていく時間が楽しくて、気づけば毎晩いじっていました。

太い音で打ち込みを楽しめるアナログドラムマシン7選
第1位:Behringer アナログドラムマシン RD-6-BK 黒

とにかく安く始めたい人に、まず勧めたい1台です。 名機TR-606の流れをくむアシッド系のサウンドで、ピューンと跳ねるキックやハイハットが気持ちよく鳴ります。 値段が手ごろなので、はじめてのアナログ機として気軽に飛び込めます。
気をつけたいのは、音色の数がしぼられていること。 あれもこれも鳴らしたい人には物足りなく感じます。 正直、最初の1台で太い音の楽しさを知るには十分すぎる中身でした。
安く始める最初の1台に
音の跳ね方は言葉より耳で聴くのが早いので、1位のデモ動画を置いておきます。 つまみを回したときの音の変わり方が分かります。
第2位:ARTURIA アナログドラムマシン DrumBrute Impact

打ち込みのしやすさで選ぶなら、これがかなり気持ちいいです。 下に並んだボタンを押すだけでリズムが組めるので、初めてでも迷わずビートが作れます。 ザラッとした太いアナログ音で、テクノやハウスの土台がすぐに鳴らせます。
惜しいのは、保存できるパターン数がそこまで多くないこと。 たくさんの曲を入れっぱなしにしたい人には少なく感じます。 その場でビートを組んで遊ぶ使い方なら、文句なしの相棒です。
初めてでも打ち込みやすい
第3位:ベリンガー Behringer RD-78 アナログドラムマシン

古い名機CR-78の空気感が好きな人にハマる、あたたかい音のマシンです。 カチッとしすぎない、少しレトロでまるい質感のリズムが鳴ります。 シティポップっぽい曲や、やわらかいトラックに乗せると味が出ます。
苦手な人もいるのは、音がやさしめでパンチは控えめなところ。 ガツンと前に出るキックがほしい人には物足りないかもしれません。 古い質感が好きかどうかで、評価がはっきり分かれる1台です。
レトロであたたかい質感

第4位:KORG ハイブリッドドラムマシン drumlogue

アナログの太さに、デジタルの便利さを足したいい所どりの1台です。 アナログのキックやスネアに、デジタル音源やエフェクトを重ねられて、音作りの幅がぐっと広がります。 あとからエンジンを追加して育てていける拡張性もうれしいところでした。
ハードルは、できることが多いぶん覚える項目も多いこと。 最初の数日はメニューを行き来して少し戸惑いました。 じっくり付き合える人には、長く使える1台になります。
アナログとデジタルのいい所どり
第5位:Roland リズムパフォーマー TR-8S ドラムマシン AIRA

ライブでもDAWでも頼れる、まさに優等生の定番機です。 808や909の名物サウンドを鳴らせるうえに、自分のサンプルも読み込めるので、これ一台でステージが完結します!! つまみがたくさんあって、その場で音をいじり倒す快感はたまりません。
注意したいのは、価格がこの中では高めなこと。 気軽な入門機というより、本気で続ける人の相棒という位置づけです。 長くメインで使うつもりなら、結局これが近道だと感じました。
ライブで完結する定番機
第6位:KORG アナログキックジェネレーター volca kick

手のひらサイズなのに、おなかに来る極太のキックが出せる小さな怪物です。 キック作りに振り切った1台で、ぐにゃっと歪む低音から、ズドンと締まる音まで自在に作れます。 机のすみに置けるサイズと安さで、気軽に手を出せます。
気に留めたいのは、基本的にキック中心の機材だということ。 スネアやハイハットまで一台でまかないたい人には向きません。 ほかのマシンと組み合わせる前提なら、最高の低音担当になります。
極太キック専門の小型機
第7位:MOOG DFAM セミモジュラーアナログパーカッションシンセサイザー

普通のドラムマシンに飽きた人が、行き着く実験機です。 ケーブルを挿し替えながら音を組み立てるセミモジュラー方式で、ほかでは出せない太くてうねるリズムが鳴ります。 触っていると時間を忘れる、沼みたいな1台でした。
ハードルは、作った音を保存できないこと。 同じ音を二度と出せない一期一会の機材なので、人を選びます。 価格も高めですが、唯一無二の音を求める人にはたまらない存在です。
音で遊ぶ人の最終兵器
初めての1台で見ておきたいところ
はじめてのアナログドラムマシンは、スペック表より「自分が何をしたいか」で選ぶとうまくいきます。 その場でビートを組んで遊びたいのか、ライブで使いたいのか、低音だけ太くしたいのかで、向く機種が変わります。 下の表は、実際に触ったときの感触を中心にまとめました。
| 機種 | 音の太さ | 初めてでも打ち込みやすいか | 作った音を保存できるか |
|---|---|---|---|
| Behringer RD-6-BK | ★★★★☆ | とても打ち込みやすい | できる |
| ARTURIA DrumBrute Impact | ★★★★☆ | とても打ち込みやすい | 少しだけ |
| Behringer RD-78 | ★★★☆☆ | 打ち込みやすい | できる |
| KORG drumlogue | ★★★★☆ | 慣れが要る | しっかりできる |
| Roland TR-8S | ★★★★★ | 打ち込みやすい | しっかりできる |
| KORG volca kick | ★★★★★ | 打ち込みやすい | 少しだけ |
| MOOG DFAM | ★★★★★ | 玄人向け | できない |
アナログドラムマシンが活躍する場面
家での曲づくりでは、パソコンの前に座る前にまずビートを鳴らして、手で組んだリズムから曲を広げていけます。 ライブでは、つまみを回して音を変化させるだけで会場が沸くので、見せ場としても強いです。 DAWと同期させれば、太いアナログのキックだけを曲に足す使い方もできます。

一緒にそろえたい機材
ドラムマシンを生かすには、音をしっかり聴けるモニタースピーカーかヘッドホンがあると差が出ます。 低音が見えないと、せっかくの太いキックを追い込めないからです。 ほかのマシンとつなぐMIDIケーブルや、夜にいじるためのヘッドホンも先に用意しておくと、その日から遊べます。

●福田 光男(筆者)楽器と音響機材を得意とするプロライター。メーカーの担当者や楽器店スタッフへの取材とリサーチをもとに執筆しています。数字のスペックより、実際に鳴らしたときの音の手ざわりを大切にして記事を書いています。


