スリッパの洗濯の頻度は2週間に1回、夏の素足は週1回。洗い方と干し方

slipper-sentaku-hindo スリッパ
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毎日履いているスリッパを、買ってから一度も洗っていない。そろそろにおうし、脱いだときに中敷きが黒ずんでいるのが気になる。スリッパの洗濯の頻度は、毎日履く物で2週間に1回、素足で履く夏は1週間に1回が目安です。足の裏の汗と皮脂、床のほこりが中敷きにたまり、洗わずに履き続けると雑菌が増えてにおいの原因になります。ハウスクリーニング会社が監修した記事と寝具店のコラムをもとに、使い方ごとの頻度、洗える物の見分け方、洗濯機と手洗いの順番、においの落とし方、型崩れしない干し方を書きました。

頻度は毎日履くなら2週間に1回、夏の素足は週1回

無印良品 洗える綿パイルスリッパ 前あき

頻度は、汗の量で決めます。靴下を履いて使う秋冬は2週間に1回、素足で汗をかく春夏は1週間に1回、忙しくて洗えない人でも月に1回が、ハウスクリーニング会社と寝具店のコラムでそろって書かれている目安です。夏は湿気で雑菌が増えやすく、冬は汗が減るので、季節で頻度を変えるのが基本です。

使い方 頻度の目安 理由
毎日履く(靴下あり・秋冬) 2週間に1回 靴下が汗を吸うので汚れがたまるのが遅い
毎日履く(素足・春夏) 1週間に1回 汗と皮脂が中敷きに直接付く
トイレ用 1週間に1回 床の飛び散りが底に付く
来客用 使ったあと、しまう前 湿ったまましまうとカビが生える

子どもが履くスリッパは、大人より汗の量が多く、素足で履くことが多いので、季節に関係なく1週間に1回にしておくと安心です。来客用は、使った回数に関係なく、しまう前に必ず洗って乾かします。押し入れに入れている間にほこりと湿気でにおいが付くので、出すときにもう一度風に当ててから並べてください。

洗う日を決めておくと続きます。毎日履く物は、シーツを洗う日と同じ日に一緒に出すと忘れません。2足を交互に履くと、洗って乾かす1〜2日のあいだに履く物がなくて困ることがなくなります。

頻度の目安は、ウェザーニュース(カジタク・ハウスクリーニングチーム監修)、AQUA、VENUSBED LIBRARY、araou のコラム(2026年9月時点)に載っていた数字です。カジタクのコラムでは夏2週間に1回、冬は月1回とやや少なめの案内になっています。

洗えるかどうかは洗濯表示と中敷きの芯で決まる

洗う前に、そのスリッパが水に耐えるかを見ます。かかとの内側か底の洗濯表示を見て、表示がなければ中敷きを指で押し、芯が厚紙なら洗えず、ウレタンやスポンジなら洗えます。綿、麻、ポリエステルの布のスリッパは、芯がウレタンならほとんど洗えます。

素材・作り 洗える? やること
綿パイル・タオル地、芯がウレタン 洗濯機で洗える ネットに入れて手洗いコース
ポリエステル・ナイロン 洗濯機で洗える 汗を吸わず表面に残るので、つけ置きを足す
底や中敷きの芯が厚紙 洗えない 中敷きを拭く。汚れたら買い替え
い草・畳、革・合皮、レーヨン、刺繍付き 洗えない 固く絞った布で拭いて陰干し

厚紙の芯は、押すとぺこっとへこんで戻りが遅く、水に入れるとふやけて反ります。ウレタンは押すとすぐ戻ります。100円ショップや旅館の使い捨てに近い物は厚紙が多く、1,000円前後で「洗える」と書かれた物はウレタンです。迷ったら、中敷きの端を少しめくると芯の色で分かります。

い草や畳のスリッパは、水を吸うと草が黒ずんでカビの原因になります。革や合皮は、水で硬くなったりひび割れたりします。レーヨンは水で縮み、刺繍やビーズの飾りは洗濯機の中で取れます。これらは洗わずに、最後のH2で書く拭く手入れにします。

洗濯機はネットに1足ずつ、手洗いは歯ブラシで中敷き

ダイヤ 靴 洗濯ネット 2枚

洗える表示があるなら、洗濯機のほうが手間が少ないです。底のごみを掃除機で吸い、洗濯ネットに1足ずつ入れ、中性洗剤で手洗いコースかドライコース、ほかの洗濯物と分けて単独で回す、これが監修付きの記事で共通している手順です。ネットは、型崩れを防ぐことと、底のごみが洗濯槽に散らばるのを防ぐことの2つの役目があります。

1. 底と中敷きのごみを掃除機で吸う。取れない毛やほこりはガムテープで取る
2. 洗濯ネットに1足ずつ入れる。靴用の筒形ネットなら2足まで
3. 中性洗剤(おしゃれ着用)を規定の量入れる
4. 手洗いコースかドライコースを選び、スリッパだけで回す
5. 脱水は1分ほどで止め、取り出したらすぐ形を整える
6. 新聞紙を詰めて、風通しのよい日陰に干す

脱水を長くすると、中敷きが折れて型崩れが戻らなくなります。1分で止めて、水が垂れる程度なら、タオルで挟んで押さえます。標準コースで回す記事もありますが、パイル地の毛羽立ちと型崩れを考えると、手洗いコースのほうが失敗が少ないです。

洗濯機で洗えない表示の物や、底が固くて洗濯槽に当たる物は手洗いです。洗面器にぬるま湯を張って中性洗剤を溶かし、使い古しの歯ブラシに洗剤を付けて、中敷きとかかとの内側をこすります。裏の黒ずみはスポンジでこすり、水を2回替えてすすぎ、タオルで挟んで水気を取ります。もみ洗いをすると芯がずれて形が崩れるので、こするのは歯ブラシ、押すのは手のひらだけにします。

すすぎは念入りにしてください。洗剤が残ると、乾いたあとに黄ばみが出ます。手洗いは1足で15分ほどかかるので、2足まとめてやると、洗面器のお湯も時間も少なくて済みます。

においは酸素系漂白剤のつけ置きで落とす

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普通に洗ってもにおいが残る物は、皮脂が落ちきっていません。40度前後のぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かし、30分つけ置きしてから洗濯機か手洗いに進むと、皮脂とにおいのもとが浮いて落ちます。粉末の酸素系漂白剤は色柄物にも使えるので、柄のあるスリッパでも色が抜けません。

つけ置きの量は、パッケージに書かれた水4Lに対する規定量を守ります。時間を長くしすぎると生地が傷むので、30分から長くても1時間で引き上げます。つけ置きのあとは、漂白剤が残らないよう、洗濯機ならそのまま洗い、手洗いなら水を2回替えてすすぎます。

洗う暇がなく、においだけ抑えたい日は、重曹を中敷きに大さじ1杯ふりかけて一晩置き、翌朝に掃除機で吸います。消臭スプレーは表面の菌に効くだけで、中敷きにしみた皮脂は落ちないので、応急の手段と考えてください。ポリエステルのスリッパは汗を吸わずに表面に残るので、綿より1回多くつけ置きを足すと、においが戻りにくくなります。

塩素系漂白剤は使わないでください。色が抜けて、生地とゴムの底が傷みます。メラミンスポンジも、綿やウールの生地には向きません。毛羽が削れて薄くなるので、使うならポリエステルの表面か、硬い底の黒ずみだけにします。

干すのは日陰で、新聞紙を詰めて形を整える

洗ったあとの乾かし方で、スリッパの寿命が決まります。脱水後すぐに手で形を整え、丸めた新聞紙をつま先まで詰めて、風通しのよい日陰に干す、これが型崩れと生乾きの両方を防ぐ干し方です。形を整えずに乾かすと、乾いた時点でその形に固まって戻りません。

直射日光は避けます。色があせるだけでなく、底のゴムが硬くなってひび割れます。屋外なら軒下、室内なら窓際の日が当たらない場所で、扇風機やエアコンの風を当てると半日から1日で乾きます。つま先が覆われた形は中が乾きにくいので、新聞紙を途中で1回取り替えてください。

干す向きは、平干しか立て掛けです。かかとを洗濯ばさみでつまんでつるすと、水の重みで中敷きが反ることがあるので、つるすなら水気をよく取ってからにします。平干しは底の側が乾きにくいので、途中で裏返します。スリッパ用のラックや、100円ショップの靴干しがあると、立て掛けたまま両面に風が通ります。

履くのは、中まで完全に乾いてからです。触って冷たさが残っているうちは中が湿っていて、そのまま履くと雑菌が増えてにおいが戻ります。冬のもこもこした素材は特に乾きにくいので、洗う日は晴れて風のある日を選び、翌日まで待つつもりでいてください。

乾燥機は使わないでください。中敷きのウレタンが縮んで反り、底の接着がはがれます。洗える表示があるスリッパでも、乾燥機の表示は×になっている物がほとんどです。

洗えないスリッパは拭いて干す、月1回

い草、革、合皮、厚紙の芯のスリッパは、洗わずに手入れします。週に1回、固く絞った布かウェットティッシュで中敷きを拭き、月に1回、半日ほど風通しのよい日陰に干す、この2つでにおいと湿気を抑えられます。洗えない物ほど、こまめに拭くことが洗濯の代わりになります。

い草と畳は、水で濡らしすぎると黒ずむので、布は固く絞ります。拭いたあとは必ず乾かしてからしまいます。革と合皮は、水で薄めた中性洗剤を布に含ませて拭き、乾いた布で水気を取ります。革は年に1〜2回、革用のクリームを薄く塗ると、ひび割れを防げます。

厚紙の芯のスリッパは、中敷きが黒ずんだら手入れよりも買い替えのほうが早いです。安い物は洗えないと割り切って、汚れたら替える使い方が向いています。長く使いたいなら、次に買うときに「洗濯機で洗える」と書かれた物を選ぶと、この記事の手順がそのまま使えます。

洗っても戻らない状態になったら買い替えです。底がすり減って床で滑る、中敷きがへたって足の裏に床の硬さが伝わる、洗ってもにおいが残る、かかとの布が破れる、この4つのどれかが出たら替えどきで、毎日履く物なら1年前後が目安です。

洗濯表示を見て、夏は週1回、冬は2週間に1回から始める

スリッパの洗濯の頻度は、毎日履く物で2週間に1回、素足で汗をかく夏と子ども用は1週間に1回、来客用はしまう前に1回です。洗濯表示と中敷きの芯で洗えるかを見て、ネットに1足ずつ入れて手洗いコースで単独で洗い、形を整えて新聞紙を詰めて日陰に干す、この順番なら型崩れもにおい戻りもありません。

においが強い物は、洗う前に酸素系漂白剤で30分つけ置きします。乾燥機、直射日光、塩素系漂白剤の3つは使いません。洗えない素材は、週1回拭いて月1回干すことが洗濯の代わりになり、厚紙の芯の物は汚れたら買い替えます。

まず、今履いているスリッパを脱いで、かかとの内側の洗濯表示と、中敷きを押したときの戻り方を見てください。洗えるなら、次にシーツを洗う日に一緒にネットへ入れるところから始めます。それだけで、2週間に1回の習慣が自然に回り始めます。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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