レーダー探知機を買ったけれど、お店に取り付けを頼むほどでもない気がする。
実際、シガーソケットから電源を取るだけなら、レーダー探知機の取り付けは自分でできます。
ただ、置く場所と配線の通し方を間違えると、車検やエアバッグに関わってきます。
DIYで取り付けるときの位置、電源の取り方、配線の隠し方を順番に紹介します。
1 レーダー探知機の取り付けはDIYでできる?
シガーソケットから電源を取る一体型のレーダー探知機なら、DIYでも取り付けられます。
一体型は、本体を両面テープでダッシュボードに貼り、電源コードをシガーソケットに挿せば動きます。
車の内装を外す作業はいりません。
難しくなるのは、配線をすっきり隠したいときと、シガーソケット以外から電源を取りたいときです。
DIYでやりやすいレーダー探知機の取り付け
- 一体型の本体をダッシュボードに貼る
- 電源をシガーソケットから取る
- OBD2アダプターを車のOBD2コネクターに挿す
レーダー探知機の取り付けで慣れが必要な作業
- ピラーやダッシュボードのカバーを外して配線を通す
- ヒューズボックスから電源を取る
- セパレート型で表示部とアンテナを別々の場所に付ける
初めてなら、まずはシガーソケット電源で取り付けて、配線を隠すのは慣れてからでも遅くありません。
2 レーダー探知機の取り付け位置はダッシュボードの上
レーダー探知機は、前の視界をさえぎらず、空が見えて、エアバッグの開く場所から外れたダッシュボードの上に取り付けます。
メーカーの説明書でも、運転の邪魔にならず前がよく見える場所で、エアバッグなど車の機能に影響のない場所に付けるよう書かれています。
前の視界をさえぎる位置は車検に通らないことがある
フロントガラスに大きくかかる位置にレーダー探知機を付けると、車検に通らない可能性が高くなります。
吸盤でフロントガラスに付けるタイプや、ルームミラーまわりに付けるタイプは、前が見えにくいと見られることがあるので気をつけてください。
ダッシュボードの上でも、背の高い本体を運転席の正面に置くのは避けたほうがいいです。
エアバッグの上や開く方向には付けない
助手席側のダッシュボードには、エアバッグが入っている車が多いです。
その上にレーダー探知機を貼ると、エアバッグが開いたときに本体が飛んでくるおそれがあります。
ダッシュボードに「AIRBAG」や「SRS」の文字があるところは、取り付け位置から外しましょう。
GPSが受信できるよう空が見える位置にする
GPS付きのレーダー探知機は、衛星の電波を受けて自分の車の位置を出しています。
屋根のある場所や、金属の入ったガラスの真下では受信しにくくなります。
車載テレビのチューナーから離して付けるよう、説明書で案内しているメーカーもあります。
本体は道路と平行に向ける
レーダー探知機は、本体の前を進行方向に向け、道路と平行になるように付けます。
ダッシュボードが斜めになっている車では、付属のブラケットで角度をそろえてから貼ると、受信と画面の見やすさが両方そろいます。
3 レーダー探知機の電源はどこから取る?
DIYでレーダー探知機を付けるなら、電源は一番かんたんなシガーソケットから取るのがおすすめです。
電源の取り方は、主に次の3つです。
| 電源の取り方 | 作業のむずかしさ | 向いている人 |
|---|---|---|
| シガーソケット | 挿すだけ | 初めてDIYで取り付ける人 |
| OBD2アダプター | コネクターに挿すだけ | 車速やエンジン回転数も表示したい人 |
| ヒューズボックス | 配線の知識がいる | シガーソケットを空けておきたい人 |
シガーソケットはレーダー探知機の取り付けで一番かんたん
付属の電源コードをシガーソケットに挿すだけで、エンジンをかけると電源が入ります。
その代わり、シガーソケットがひとつふさがります。
スマホの充電にも使っているなら、ソケットを増やす分配器をつなぐ方法もあります。
OBD2アダプターは電源と車の情報を一緒に取れる
OBD2アダプターを使うと、電源はOBD2コネクターから取れるので、シガーソケットにつなぐ必要がありません。
OBD2コネクターは、運転席の足元にある車が多いです。
対応している車なら、車速やエンジン回転数、燃費などもレーダー探知機の画面に出せます。
ただし、車種によってはOBD2アダプターに対応していません。
買う前に、レーダー探知機のメーカーが出している対応車種の一覧で、自分の車が入っているかを見ておきましょう。
ヒューズボックスからの電源は慣れてから
ヒューズボックスのアクセサリー電源から取ると、シガーソケットを使わずに済み、配線もすっきりします。
ただ、どのヒューズがアクセサリー電源かを調べて、ヒューズ電源取り出し用のコードとアース線をつなぐ作業がいります。
電気の配線に慣れていないなら、ここはお店に任せたほうが安心です。
4 レーダー探知機をDIYで取り付ける7つの順番
先に仮置きで位置とGPSの受信を確かめてから、両面テープで貼るのが一番やり直しが少ない順番です。
シガーソケット電源の一体型なら、次の順番で進めます。
- レーダー探知機の本体をダッシュボードに仮置きして、視界とエアバッグの位置を見る
- 電源コードをシガーソケットに挿して、エンジンをかける
- 屋外でGPSの受信ができるか、画面が見やすいかを確かめる
- 位置が決まったら電源を抜き、貼る場所の汚れと油分をふき取る
- 両面テープでブラケットを貼り、しっかり押さえる
- 本体をブラケットに付けて、電源コードをつなぐ
- コードがペダルやハンドルに当たらないか確かめる
両面テープは、ダッシュボードにほこりや油分が残っていると、夏の暑さではがれやすくなります。
貼る前に、乾いた布か脱脂用のシートで一度ふいておくだけで、はがれにくさが変わります。
5 レーダー探知機の配線はすき間とピラーに沿わせて隠す
配線は、ダッシュボードとフロントガラスのすき間や、ピラーの内側に沿わせて、車の配線にまとめて留めるとすっきり隠せます。
電源コードがダッシュボードの上をはっているままだと、見た目も悪く、運転中に目に入ります。
ダッシュボードのすき間にコードを押し込む
ダッシュボードとフロントガラスのすき間や、内装パネルのすき間に、コードを指で押し込んでいきます。
パネルを外さなくても、これだけでコードの大半は見えなくなります。
ピラーの中を通すときはエアバッグに気をつける
フロントガラスの横にある柱(Aピラー)の内側には、カーテンエアバッグが入っている車があります。
ピラーの中にコードを通すときは、エアバッグの前を通さず、奥にある車の配線に沿わせて留めます。
エアバッグの開く方向にコードがあると、事故のときにエアバッグが正しく開かないおそれがあります。
ピラーのカバーは、無理に外側へ引くとクリップが割れることがあるので、車種ごとの外し方を調べてからにしましょう。
足元のコードはペダルに当たらないよう留める
シガーソケットやOBD2コネクターまでのコードが足元でたるんでいると、ペダルを踏んだときに引っかかります。
余ったコードは束ねて、車の配線に結束バンドやテープで留めておきます。
6 ヒューズ電源とセパレート型のレーダー探知機は業者に頼む
ヒューズボックスから電源を取りたいときや、セパレート型を付けるときは、DIYより業者に頼んだほうが早くて確実です。
業者に頼むほうが向いているのは、次のような場合です。
- ヒューズボックスから電源を取って、シガーソケットを空けておきたい
- 表示部とアンテナを別々に付けるセパレート型を選んだ
- 天井やルームミラーまわりなど、ダッシュボード以外に付けたい
- OBD2コネクターの場所が分かりにくい車に乗っている
セパレート型は部品の数が多く、表示部、アンテナ、本体ユニットをそれぞれ別の場所に付けて、配線も3本に分かれます。
カー用品店や出張の取り付けサービスに頼むと、配線を内装の裏に隠す作業までまとめてやってもらえます。
7 レーダー探知機のDIYはシガーソケット電源から始める
初めてレーダー探知機を取り付けるなら、一体型をダッシュボードに貼ってシガーソケットから電源を取る方法がおすすめです。
視界とエアバッグの位置を仮置きで確かめ、GPSが受信できるのを見てから貼れば、大きな失敗はありません。
配線は、すき間に押し込むところから始めて、ピラーの中を通すのは慣れてからで十分です。
まずはこの形でレーダー探知機を付けて、取り締まりの場所の警告が出るかを近所の道で確かめてみてください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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