買ったときはふわふわだった毛布が、家で洗ったらごわごわになった。
原因は、柔軟剤の入れ方や量、洗い方と干し方のどこかにあることがほとんどです。
毛布の洗濯で柔軟剤を使うときのタイミングと量、使えない素材、ごわついたときの直し方までを順番に紹介します。
■毛布の洗濯には柔軟剤を入れたほうがいい
家で洗える毛布なら、柔軟剤は入れたほうが仕上がりがやわらかくなります。
柔軟剤は、繊維の表面を薄くコーティングして、繊維どうしのこすれを減らすものです。
毛布は毛足が長いので、洗濯機の中でこすれると毛が寝たり、からまったりしやすいです。
柔軟剤を入れると、このこすれが減るので、毛がつぶれにくくなります。
もう1つの理由は静電気です。
アクリルやポリエステルの毛布は、冬の乾いた部屋で静電気が起きやすい素材です。
柔軟剤には静電気を起きにくくする働きもあるので、寝るときのパチッという痛みやほこりの付きやすさが減ります。
ただし、柔軟剤は入れれば入れるほどいいわけではありません。
量が多すぎると、かえって毛布がべたついたり、黒ずんだりします。
量の決め方は、このあと詳しく紹介します。
■毛布の洗濯表示と素材で柔軟剤が使えるか決まる
柔軟剤を使う前に、まず毛布のタグの洗濯表示で、家で洗えるかどうかを確かめましょう。
洗濯おけのマークが付いていれば洗濯機で洗えます。
おけに手を入れたマークなら手洗い、おけに×が付いていれば家では洗えません。
家で洗えない毛布は、柔軟剤以前にクリーニングに出すのが安全です。
洗えると分かったら、次は素材を見ます。
| 毛布の素材 | 家での洗濯 | 柔軟剤 |
|---|---|---|
| アクリル | 洗えるものが多い | 使うのがおすすめ |
| ポリエステル(マイクロファイバー) | 洗えるものが多い | 使うのがおすすめ |
| 綿 | 洗えるものが多い | 少なめに使う |
| ウール、カシミヤ | 洗えないものが多い | 表示に従う |
| 電気毛布 | 説明書に従う | 説明書に従う |
アクリルとポリエステルの毛布は、柔軟剤の効果がいちばん分かりやすい素材です。
綿の毛布は、柔軟剤を入れすぎると汗を吸う力が落ちます。
綿毛布は寝汗を吸ってくれるのが良いところなので、柔軟剤はいつもの半分くらいにしておくのがおすすめです。
ウールやカシミヤの毛布は、洗濯機で洗うと縮んだり、毛どうしが絡まって固くなったりします。
家で洗える表示があるものだけ、おしゃれ着用の中性洗剤で洗いましょう。
電気毛布は、洗えるタイプでもコントローラーを外すなどの決まりがあります。
洗う前に、毛布に付いている説明書を必ず読んでください。
■柔軟剤は洗剤と別の投入口に入れるのが毛布洗濯の基本
柔軟剤は、洗剤と一緒に入れず、洗濯機の柔軟剤専用の投入口に入れてからスタートします。
全自動洗濯機やドラム式洗濯機は、最後のすすぎのときに柔軟剤が自動で入るしくみになっています。
洗濯を始める前に専用の投入口に入れておけば、あとは何もしなくて大丈夫です。
ここでつまずく人が多いのが、柔軟剤を洗剤と同じところや、洗濯槽に直接入れてしまうことです。
洗剤は汚れを落とすもので、柔軟剤は繊維をコーティングするものなので、働きが反対です。
一緒に入れると、お互いの効果を打ち消してしまいます。
洗濯機の種類ごとの入れ方は次のとおりです。
| 洗い方 | 柔軟剤を入れるタイミング |
|---|---|
| 全自動洗濯機、ドラム式 | スタート前に専用の投入口へ |
| 二槽式洗濯機 | 最後のすすぎの水に入れる |
| 浴槽での手洗い | すすぎが終わったあとの水に溶かす |
浴槽で手洗いするときは、すすぎの水に柔軟剤を溶かしてから毛布を入れます。
2〜3分ほど浸して、毛布全体に行きわたったら水を抜いて脱水しましょう。
■毛布に入れる柔軟剤の量は洗濯の水量で決める
柔軟剤の量は、毛布の枚数ではなく、洗濯に使う水の量に合わせて決めます。
柔軟剤のボトルの裏には、「水30Lに対して○mL」のように、水量ごとの使用量が書いてあります。
洗濯機の表示に水量が出る場合は、その水量に合わせて量りましょう。
毛布コースは、ふだんの洗濯より水を多く使うことが多いです。
いつもと同じ量を目分量で入れると、少なすぎたり多すぎたりします。
キャップで量って、表示の量を守るのがいちばん確実です。
香りをもう少し強くしたいときは、量を増やすより、香りの強いタイプの柔軟剤に替えるほうがきれいに仕上がります。
反対に、香りが苦手な家族がいる場合は、無香料や微香タイプを選ぶと寝るときに気になりません。
■洗濯機で毛布を洗う流れ 柔軟剤までの6ステップ
毛布は、たたんで巻いてからネットに入れ、毛布コースで液体洗剤を使って洗います。
ステップ2 毛布を縦に半分、さらに半分に折る
ステップ3 端からくるくると巻いて、大きめの洗濯ネットに入れる
ステップ4 液体洗剤を洗剤の投入口に、柔軟剤を専用の投入口に入れる
ステップ5 毛布コースを選んでスタートする
ステップ6 終わったらすぐに取り出して干す
洗剤は液体のものを使いましょう。
粉末の洗剤は、厚みのある毛布だと溶け残って白く残ることがあります。
毛布を巻いてネットに入れるのは、洗濯機の中で毛布が片寄ったり、ふくらんで水から浮いたりするのを防ぐためです。
洗濯機に入れられる毛布の大きさと枚数は、機種によって決まっています。
シングルなら1枚、ダブルは入らない機種もあるので、洗濯機の説明書で確かめてから洗いましょう。
毛布コースが無い洗濯機は、大物洗いコースや手洗いコースを使います。
標準コースで洗うと、毛布が傷んだり、洗濯機に負担がかかったりします。
■毛布がごわごわになったときに見直す干し方と脱水
柔軟剤を入れても毛布がごわごわになるときは、脱水の時間と干し方を見直すと直ることが多いです。
脱水を長くかけると、毛足がぺたんとつぶれたまま乾いてしまいます。
洗濯機で脱水時間を選べるなら、1〜3分ほどの短めにしておくのがおすすめです。
干すときは、物干し竿を2本使って、毛布をコの字の形にかけます。
毛布の間に空気が通るので乾くのが早く、生乾きのにおいも出にくくなります。
竿が1本しかないときは、半分に折らずにずらしてかけ、重なりを少なくしましょう。
すすぎ不足で洗剤が残っているのも、ごわつきの原因になります。
洗剤を入れすぎていないか、すすぎが1回の設定になっていないかも見ておきましょう。
乾燥機が使える表示の毛布なら、最後に乾燥機で10分ほど回すと毛足がふんわり立ちます。
■毛布の洗濯と柔軟剤でよく聞く疑問
毛布を洗うときに、柔軟剤のことでよく聞かれる4つの疑問に答えます。
毛布は柔軟剤だけで洗ってもいい?
柔軟剤だけでは汚れは落ちないので、洗剤と一緒に使いましょう。
汗や皮脂の汚れが残ったまま柔軟剤でコーティングすると、においが残りやすくなります。
コインランドリーで毛布を洗うときの柔軟剤は?
コインランドリーの洗濯機は、洗剤と柔軟剤が自動で入る機種が多いです。
自分の柔軟剤を持ち込めるかどうかは、お店ごとに違います。
店内の案内を見てから使いましょう。
毛布はどのくらいの間隔で洗えばいい?
直接肌にかける毛布なら、寝汗を吸っているので、冬の間に2〜3回洗うと清潔に保てます。
シーツやカバーをかけて使っている毛布なら、しまう前と出したときの年2回でも十分です。
毛布をしまう前にも柔軟剤を使ったほうがいい?
しまう前の洗濯でも、柔軟剤は入れておくのがおすすめです。
次の冬に出したときに毛足がつぶれにくく、すぐに使い始められます。
しまうときは、よく乾かしてから通気性のある袋に入れましょう。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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