カバーは洗っているけれど、掛け布団そのものは買ってから一度も洗っていない。そんな人はけっこう多いです。
掛け布団の洗濯の頻度は、年1〜2回が目安です。ただし中わたの素材と、汗をかく季節かどうかで、洗う回数も洗い方も変わります。
素材ごとの洗濯の頻度と、洗うタイミングのサイン、洗う回数を減らすお手入れまでを順番に紹介します。
掛け布団の洗濯頻度は年1〜2回が目安
掛け布団を丸ごと洗う頻度は、年1〜2回、季節の変わり目に洗うのが基本です。
掛け布団は肌に直接ふれるシーツやカバーとちがい、毎週洗う必要はありません。そのかわり、寝ている間の汗や皮脂は少しずつ中わたにしみ込んでいきます。
衣替えのタイミングで、夏用と冬用の掛け布団を入れ替えるときに洗う、と決めておくと忘れにくいです。しまう前に洗っておけば、次に出したときのにおいも気になりません。
素材と季節で見る掛け布団の洗濯頻度早見表
素材ごとの目安を表にしました。家で洗えるかどうかは、必ず布団の洗濯表示で確かめてください。
| 中わたの素材 | 洗濯の頻度の目安 | 家で洗えるか |
|---|---|---|
| ポリエステル | 年2〜3回 | 洗えるものが多い |
| 羽毛 | 年1〜2回 | 洗濯表示で洗えるものだけ |
| 羊毛 | 年1回 | 縮みやすく洗えないものが多い |
| 綿 | クリーニングで数年に1回 | 洗えないものがほとんど |
夏用と冬用で変える掛け布団の洗濯頻度
夏に使う薄手の肌掛け布団やタオルケットは、汗をそのまま吸うので回数を多めにします。夏の間は2週間から1か月に1回くらい洗うと、においが残りにくくなります。
冬用の厚い掛け布団は、汗をかく量が少ないぶん、シーズンの終わりにしまう前の1回で足りることが多いです。寒い時期は乾きにくいので、無理に回数を増やすより、カバーをこまめに洗うほうが続けやすいです。
汗をかきやすい人や、子どもやペットと同じ布団で寝ている人は、どちらの季節も表の目安より1回多く洗うくらいで考えておきましょう。
掛け布団を洗うタイミングは5つのサインで分かる
においが取れない、黄ばみが出た、ふくらみが減った、のどれかがあれば洗いどきです。
年1〜2回はあくまで目安です。次のサインが出ていたら、時期に関係なく洗ってしまいましょう。
- 干しても汗っぽいにおいが残る
- 顔や首があたる側の生地が黄ばんできた
- 前よりふくらみが減って、ぺたんとしている
- 夏の間、カバーなしで使っていた
- 寝ているときに、くしゃみや鼻のむずむずが増えた
とくに黄ばみは、汗や皮脂が生地の表面までしみ出てきたサインです。カバーをかけていても、長く使うと中の生地に色がついてきます。
素材ごとに変わる掛け布団の洗濯頻度と洗い方
家でこまめに洗えるのはポリエステルの掛け布団で、綿と羊毛はクリーニングに出すほうが安全です。
素材によって、洗ったあとに縮んだり、中わたがかたよったりします。洗濯の頻度を決める前に、まず自分の掛け布団の素材を洗濯表示で確かめましょう。
ポリエステルの掛け布団は家で年2〜3回洗える
ポリエステルのわたは水に強く、乾くのも早いので、家で洗いやすい掛け布団です。年2〜3回、夏は月1回くらいまで回数を増やしても大丈夫です。
洗濯機で洗うときは、布団用の大きな洗濯ネットに入れて、布団洗いや毛布洗いのコースを選びます。脱水は短めにしておくと、わたが片側に寄りにくいです。
羽毛の掛け布団は洗濯表示が洗えるなら年1〜2回
羽毛の掛け布団は、洗濯表示に洗濯機や手洗いのマークがあるものだけ家で洗えます。洗える羽毛布団でも、頻度は年1〜2回にとどめましょう。
洗いすぎると、羽毛の油分が落ちてふくらみが戻りにくくなります。家で洗えない羽毛布団は、3〜5年に1回くらい布団の丸洗いクリーニングに出すのが目安です。
羊毛と綿の掛け布団はクリーニングに出す
羊毛は水と摩擦で縮みやすく、綿は水を吸うと重くなって、乾くまでに時間がかかります。どちらも家で洗うと、中でわたが固まることがあります。
羊毛や綿の掛け布団は、ふだんは干してお手入れし、汚れが気になったら布団のクリーニングに出すと考えておきましょう。
掛け布団を家で洗う前に確かめる3つのこと
洗濯表示、洗濯機の容量、乾かす時間の3つがそろっていれば、掛け布団は家で洗えます。
どれか1つでも足りないときは、無理に家で洗わず、コインランドリーやクリーニングを使うほうが早いです。
- 洗濯表示に洗濯機か手洗いのマークがあるか見る
- 洗濯機の容量が足りるか見る(シングルなら7kg以上が目安)
- 晴れて風のある日が2日続くか天気予報を見る
洗濯機の容量は、取扱説明書に「洗える毛布や布団の大きさ」が書いてあることが多いです。容量が足りないまま押し込むと、洗剤が中まで届かず、洗濯機にも負担がかかります。
掛け布団の乾かし方は両面を2〜3時間ずつ
外に干すときは、物干し竿を2本使ってM字に広げると、中まで風が通りやすくなります。片面2〜3時間ずつ、途中で裏返して干しましょう。
コインランドリーの大型乾燥機を使うと、中まで一度に乾かせます。ベランダが狭い一人暮らしの部屋では、洗うのは家で、乾かすのはコインランドリーという分け方も便利です。
掛け布団の洗濯頻度を減らす週1回のお手入れ
カバーを週1回洗い、掛け布団を週1回干すだけで、丸洗いは年1〜2回で足ります。
掛け布団を何度も洗うのは大変ですよね。汚れの多くは、カバーで止めることができます。
- 掛け布団カバーは週1回、遅くても2週間に1回は洗う
- 掛け布団は週1回、晴れた日に両面を干す
- 干したあとは、表面に布団用のノズルで掃除機をかける
アンケートでは、掛け布団を干すペースは「週1回」がいちばん多いという結果が出ています。カバーは「月1回」の人が多いですが、汗をかく夏は週1回にしておくと、掛け布団の本体まで汚れがしみにくくなります。
外に干せない日は、部屋の中で椅子の背にかけて広げておくだけでも、寝ている間にこもった湿気が抜けます。
掛け布団の洗濯頻度はカレンダーに入れて忘れない
掛け布団は年1〜2回の丸洗いと、週1回のカバー洗いと干す習慣で清潔に保てます。
いつ洗ったかを忘れてしまうのが、洗う回数が減るいちばんの理由です。次の3つをカレンダーやスマホの予定に入れておきましょう。
- 衣替えの日に、掛け布団の素材を見て丸洗いかクリーニングかを決める
- 毎週同じ曜日に、カバーを洗って掛け布団を干す
- 夏の間は、ポリエステルの掛け布団を月1回洗う
まずは今使っている掛け布団の洗濯表示を見て、家で洗えるかどうかだけ確かめてみてください。それが分かれば、洗濯の頻度もすぐに決まります。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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