掛け布団を自宅で洗いたいけれど、洗濯機に入るのか、ちゃんと乾くのかが分からなくて手が止まっていませんか。
掛け布団は、洗濯表示さえ合っていれば自宅の洗濯機やお風呂で洗えます。
うまくいかない原因の多くは、洗い方より「乾かし方」にあります。
洗える掛け布団の見分け方から、洗濯機と浴槽での洗い方、中までしっかり乾かす干し方まで順に紹介します。
自宅で洗える掛け布団は洗濯表示とキルティングで決まる
掛け布団を自宅で洗えるかどうかは、洗濯表示に「洗濯機洗い」か「手洗い」のマークがあるかで決まります。
洗う前に、布団の角に縫い付けてあるタグを見ておきましょう。
桶のマークに×が付いていたら自宅では洗わない
水を張った桶のマークは、家で水洗いできるという意味です。
桶の中に手が入っているマークなら手洗い、桶に×が付いていれば水洗いはできません。
×が付いている掛け布団は、自宅で洗わずにクリーニング店に相談しましょう。
ポリエステルの掛け布団は洗いやすく羊毛や真綿は避ける
中わたがポリエステルやアクリル、綿の掛け布団は、自宅で洗っても型くずれしにくい素材です。
一方で、羊毛や真綿、絹の掛け布団は水で縮んだり固まったりしやすく、自宅での洗濯には向きません。
羽毛の掛け布団は、洗濯表示で水洗いができるものに限って洗えます。
キルティングが無い掛け布団は洗うと中わたが片寄る
表の生地がマス目状に縫われているのがキルティングです。
キルティングが無いと、洗っている間に中わたが端に寄って、乾いたあとも戻らないことがあります。
マス目の縫い目が無い掛け布団は、自宅で洗うのは避けたほうがいいです。
掛け布団が自宅の洗濯機に入るかは丸めて7割で確かめる
丸めた掛け布団が洗濯槽の7割から8割に収まり、上にひと回り余裕があれば洗濯機で洗えます。
ぎゅうぎゅうに押し込むと、水が中まで回らずに汚れが落ちません。
洗濯槽が布団でいっぱいになるなら、次の章の浴槽で洗う方法に切り替えましょう。
洗える重さは機種ごとに違うので取扱説明書を見る
毛布や布団を何kgまで洗えるかは、洗濯機の機種ごとに決まっています。
洗濯機メーカーのサポートページでも、詳しい条件は取扱説明書を見るように案内されています。
本体のふたの裏や側面に「毛布」「布団」と書かれたシールが貼ってある機種もあるので、まずそこを確かめておくと早いです。
洗濯機で洗う前に掛け布団のたたみ方をそろえる
シングルの掛け布団1枚なら、次のたたみ方にすると洗濯槽にきれいに収まります。
- 長い辺を横にして広げる
- 縦に半分に折る
- もう一度、縦に半分に折る
- 端からくるくると巻く
巻いた掛け布団は、布団用の大きな洗濯ネットに入れます。
ネットに入れずに回すと生地が擦れて破れることがあるので、ここは省かないようにしましょう。
洗濯機で掛け布団を洗う流れは縦型とドラム式で違う
縦型は先に水をためて洗剤を溶かしてから掛け布団を沈め、ドラム式は布団を入れてからそのまま毛布コースを動かします。
コースは「毛布」「大物」「布団」などの名前になっています。
標準コースで回すと布団が傷む原因になるので、必ず専用のコースを選んでください。
縦型洗濯機で掛け布団を洗う流れ
- 洗濯槽に水を半分ほどためて、液体の中性洗剤を溶かす
- ネットに入れた掛け布団を入れ、手で押して水を吸わせる
- 布団が浮いてこなくなったら、毛布コースを動かす
- 脱水は短めの設定にする
乾いた布団は水に浮くので、先に水を吸わせておかないと上の部分だけ洗えていない状態になります。
ドラム式洗濯機で掛け布団を洗う流れ
- ネットに入れた掛け布団をドラムに入れる
- 液体の中性洗剤を洗剤ケースに入れる
- 毛布コースや大物洗いコースを選んで動かす
ドラム式は水をためずに洗う仕組みなので、縦型のように先に水を吸わせる必要はありません。
洗剤は液体の中性洗剤を選ぶ
掛け布団を洗うときは、おしゃれ着用の液体の中性洗剤を使いましょう。
粉末の洗剤は中わたの奥で溶け残りやすく、すすいでも残ってしまいます。
白や淡い色の掛け布団なら、色が変わるのを防ぐために蛍光増白剤が入っていない洗剤を選ぶと安心です。
洗濯機に入らない掛け布団は自宅の浴槽で踏み洗い
洗濯機に入らない大きな掛け布団は、浴槽に水を張って足で踏んで洗えば自宅でも洗えます。
ただし、水を吸った布団はかなり重くなるので、休みながら進めましょう。
浴槽で掛け布団を踏み洗いする流れ
- 浴槽に足首がつかるくらいの水かぬるま湯を張る
- 液体の中性洗剤をキャップ1杯ほど溶かす
- たたんだ掛け布団を入れて、全体に水を吸わせる
- 足で全体をまんべんなく踏んで、汚れた水を押し出す
- 水を抜いて、きれいな水を張り直して踏む
- 泡が出なくなるまで、すすぎを3回から5回くり返す
すすぎが足りないと、洗剤が中わたに残ってにおいやごわつきの原因になります。
浴槽で洗った掛け布団の水を切る方法
浴槽で洗ういちばんの難しさは、脱水ができないことです。
すすぎが終わったら、浴槽のふちに掛け布団をかけて1時間ほど置き、落ちてくる水をできるだけ切りましょう。
洗濯機に入る大きさまで小さくたためるなら、ネットに入れて洗濯機の脱水だけかけると乾くのがかなり早くなります。
洗った掛け布団は2日かけて中まで乾かす
洗った掛け布団は、風通しのよい場所で1日半から2日かけて、中わたの奥まで乾かします。
表面が乾いていても中が湿ったままだと、においやカビの原因になります。
自宅で洗うなら、晴れの日が2日続く日を選んでから始めましょう。
物干し竿2本にM字にかけると早く乾く
物干し竿を2本使って、掛け布団をM字の形にかけると、内側にも風が通って早く乾きます。
竿が1本しかないときは、布団を斜めにずらしてかけると重なる部分が減ります。
羽毛やポリエステルの掛け布団は、強い日差しに長く当てると生地が傷むので、直射日光は避けて陰干しにしましょう。
半日ごとに裏返して中わたをほぐす
干している間は、半日に1回くらい表と裏を入れ替えます。
そのときに布団を軽くたたいて中わたをほぐしておくと、乾いたあとにふんわり戻りやすくなります。
中まで乾いたかは重さとにおいで確かめる
掛け布団の中まで乾いたかどうかは、表面をさわっただけでは分かりません。
次の3つを見て、1つでも当てはまったらもう半日干しましょう。
- 洗う前より持ったときに重く感じる
- マス目の真ん中を指でつまむと、ひんやりする
- 顔を近づけると、生乾きのにおいがする
天気が崩れて2日で乾ききらないときは、コインランドリーの大型乾燥機で仕上げると、中まで一気に乾かせます。
羽毛の掛け布団を自宅で洗うときに気をつけること
羽毛の掛け布団を自宅で洗うときは、水洗いできる表示を確かめたうえで、脱水を軽めにして陰干しで乾かします。
羽毛は水を吸うと固まりやすく、乾くまでの時間もポリエステルより長くかかります。
羽毛の掛け布団は脱水を短くして押し洗いに近づける
洗濯機の毛布コースで洗うときは、脱水の時間を短めにしておきましょう。
脱水を長くかけると羽毛が片寄って、生地にも負担がかかります。
干すときは羽毛を手でほぐして散らす
洗い終わった羽毛は、マス目の中で固まっています。
干す前と干している途中に、両手で布団を軽くもんで、固まった羽毛を散らしてください。
これをしておかないと、乾いたあとに羽毛が入っていない薄い部分ができてしまいます。
自宅で掛け布団を洗うなら晴れが2日続く日の朝から始める
自宅で掛け布団を洗うときは、洗濯表示を確かめて、晴れが2日続く日の朝に洗い始めるのがおすすめです。
洗う作業そのものは1時間ほどで終わりますが、乾かすのに丸2日かかります。
- 洗濯表示に洗濯機洗いか手洗いのマークがあるか見る
- マス目状のキルティングがあるか見る
- 丸めた布団が洗濯槽の7割から8割に収まるか試す
- 液体の中性洗剤と布団用の洗濯ネットを用意する
- 晴れが2日続く日を選んで、朝から洗い始める
この5つを先に済ませておけば、自宅でも掛け布団をきれいに洗えます。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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