捨てたい掛け布団があるのに、粗大ごみの申し込みが面倒で押し入れに入れたままになっていませんか。
掛け布団は、ごみ袋に入る大きさまで切れば燃えるごみに出せる自治体が多いです。ただし、切り方を間違えると部屋中に綿が舞って、片付けに半日かかります。
掛け布団を切って捨てるときの手順と、切らずに出したほうがいい掛け布団の見分け方を紹介します。
掛け布団は切れば燃えるごみに出せる?
多くの自治体では、掛け布団を決められた大きさより小さく切れば、燃えるごみとして出せます。
切らずにそのまま出すと、掛け布団は粗大ごみになります。粗大ごみは申し込みと処理券が必要で、収集日まで1週間ほど待つこともあります。
切って出せば、申し込みも処理券もいりません。いつもの燃えるごみの日に出せるのが、切って捨てるいちばんの良さです。
切る大きさの目安は一辺30cm
粗大ごみかどうかを分ける大きさは、一辺30cmにしている自治体が多いです。
たとえば東京都の世田谷区は、一辺の長さが30cmを超えるものを粗大ごみにしています。この場合は、掛け布団を30cmより小さく切って、指定の袋に入れれば燃えるごみになります。
一方で、50cm未満なら燃えるごみにしている自治体や、指定の袋に入れば大きさを問わない自治体もあります。
切っても粗大ごみになる自治体もある
自治体によっては、布団は切っても粗大ごみとして出すように決めているところがあります。
この場合、切って燃えるごみに出すと、回収されずに集積所に残されてしまいます。
掛け布団を切る前に準備するのはハサミとマスクとごみ袋
掛け布団を切る前に準備するのは、よく切れるハサミとマスク、それに大きめのごみ袋です。
掛け布団の中綿はほこりが出やすく、切り始めると細かい繊維が舞います。準備をしてから始めると、あとの掃除がずっとラクです。
- 裁ちばさみか、厚い布も切れる万能ばさみ
- 使い捨てのマスクと軍手
- 汚れてもいい長袖の服かエプロン
- 指定の燃えるごみ袋(45Lなら多めに5枚ほど)
- 床に敷くレジャーシートか新聞紙
カッターでも切れますが、側生地をまっすぐ切るのは難しいです。厚みのある掛け布団ほど、ハサミのほうが早く切れます。
作業する場所はベランダか風のない部屋
掛け布団を切るのは、ベランダや庭のように、あとで掃除しやすい場所がおすすめです。
ただし風が強い日は、切った綿が飛んで近所に散らばります。風のある日は、窓を閉めた部屋で作業してください。
部屋で切るときは、床にシートを敷いておき、終わったらシートごと丸めて捨てると掃除が早く終わります。
切る前日に掛け布団を干しておく
長く押し入れに入れていた掛け布団は、湿気を吸っていることがあります。
前日に干しておくと、中綿がほぐれて切りやすくなります。湿ったままだとハサミが進みにくく、ごみ袋も重くなります。
掛け布団は側生地を開いて中綿を出す順に切る
掛け布団は、側生地を切り開いて中綿を出し、それぞれを30cmより小さくして袋に入れるのが早いです。
いきなり布団ごと切ると、中綿が切り口から次々に出てきて止まりません。側生地と中綿を分けてから切るのがコツです。
- 掛け布団をシートの上に広げ、カバーを外す
- 側生地の縫い目にそって、ハサミで1辺を切り開く
- 中綿を少しずつ手で取り出し、ごみ袋に入れる
- 中綿が全部出たら、側生地を30cmより小さく切る
- 切った側生地を別のごみ袋に入れる
- 袋の空気を抜いて、口をしっかり結ぶ
中綿は、ハサミを使わずに手でちぎるほうが早いです。綿やポリエステルの中綿は、両手で引っぱると簡単に小さくなります。
キルトで縫ってある掛け布団はマス目ごとに切る
表に格子の縫い目がある掛け布団は、中綿がマス目ごとに分かれています。
この場合は、縫い目にそってマス目ごとに切ると、中綿がこぼれにくいです。マス目が30cmより大きいときは、半分に切ってから袋に入れてください。
カバーやシーツは燃えるごみとして別に出せる
掛け布団のカバーは、布なので燃えるごみに出せる自治体がほとんどです。
ただし、資源として布を集めている自治体もあります。まだ使えるカバーなら、古着や古布の回収に出す方法もあります。
羽毛の掛け布団も切って捨てられる?
羽毛の掛け布団は、切らずに粗大ごみか回収に出すのがおすすめです。
羽毛は綿よりずっと軽く、切り口から出た羽毛は部屋中に舞います。掃除機で吸っても、家具のすき間に残った羽毛がしばらく出てきます。
羽毛布団は、寝具店や布団メーカーが回収していることがあります。羽毛は洗って再び使えるので、捨てるより回収に出すほうが手間もかかりません。
素材ごとの切りやすさ
掛け布団の中綿の素材によって、切りやすさと出るほこりの量が違います。
| 中綿の素材 | 切りやすさ | ほこり | おすすめの捨て方 |
|---|---|---|---|
| ポリエステル | 切りやすい | 静電気で少し舞う | 切って燃えるごみ |
| 綿(木綿わた) | 重くて力がいる | 多い | 薄手なら切る、厚手は粗大ごみ |
| 羽毛 | 切れるが羽毛が飛ぶ | とても多い | 粗大ごみか回収 |
中綿の素材は、掛け布団の端に縫い付けてある品質表示のタグで確かめられます。
切った掛け布団の袋は何回かに分けて出す
切った掛け布団の袋が多いときは、2回か3回の収集日に分けて出すのがおすすめです。
掛け布団1枚を切ると、思っていたより袋の数が増えます。集積所にいちどに何袋も出すと、ほかの家のごみが置けなくなります。
自治体によっては、いちどにたくさんの袋を出すときに予約が必要だったり、決まった数を超えた分が有料になったりします。
袋をふくらませないように空気を抜く
中綿はふわふわしているので、そのまま入れると袋がすぐいっぱいになります。
袋に入れたら上から体重をかけて押し、空気を抜いてから口を結んでください。同じ大きさの袋でも、入る量が目に見えて増えます。
何枚もあるときは粗大ごみのほうが早い
掛け布団が3枚も4枚もあるときは、全部を切るのはかなり大変です。
1枚目を切ってみて大変だと感じたら、残りは粗大ごみに出してください。切るのは、手数料を払わずに早く片付けたい1枚か2枚のときに向いています。
カビや厚い綿の掛け布団は切らずに粗大ごみへ
羽毛の掛け布団、厚い綿の掛け布団、カビやダニが気になる掛け布団は、切らずに出したほうがいいです。
切って捨てる方法は、薄手のポリエステルの掛け布団でいちばん楽にできます。それ以外の掛け布団は、切る手間とほこりのわりに得るものが少ないです。
カビが生えた掛け布団は切らない
黒い点々のカビが生えている掛け布団は、切るとカビやほこりを吸い込みやすくなります。
こうした掛け布団は、大きなごみ袋や布団袋で包んでから、粗大ごみに出してください。ぜんそくやアレルギーがある人は、とくに切らないほうがいいです。
まだ使える掛け布団は捨てずに売る方法もある
汚れが少なく、買ってからあまりたっていない掛け布団は、リサイクルショップやフリマアプリで売れることがあります。
ただし布団は、使ったものを買い取らない店も多いです。売れなかったときは、切るか粗大ごみに出すかを決めておくと、手元に残りません。
買い替えるなら引き取りを頼めることもある
新しい布団を買う店によっては、古い布団を引き取ってくれることがあります。
買い替えの予定があるなら、切る前に、買う店に引き取りがあるかを聞いておくと手間が省けます。
掛け布団を切って捨てるならポリエステルの1枚から始める
掛け布団を切って捨てるなら、まず自治体のルールを確かめ、薄手のポリエステルの1枚から始めてみてください。
側生地を切り開いて中綿を手でちぎり、30cmより小さくして袋に入れれば、次の燃えるごみの日に出せます。
羽毛や厚い綿、カビのある掛け布団は、無理に切らずに粗大ごみか回収に出すほうが早く片付きます。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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