ブレーキレバーやOリングのお手入れに欠かせないシリコングリス。 ゴムを傷めず長く使えるバイク用シリコングリスを、5モデル比べて紹介します。
この記事で紹介するバイク用シリコングリス5選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | KURE シリコングリースメイト 1067 | ![]() |
定番で迷ったらこれ | Amazon楽天 |
| 2位 | デイトナ シリコングリス 17679 | ![]() |
耐油性が高いバイク向け | Amazon楽天 |
| 3位 | ワコーズ SSG スーパーシリコーングリース | ![]() |
大容量でたっぷり使える | Amazon楽天 |
| 4位 | スズキ機工 ベルハンマーシリコーングリス | ![]() |
なめらかな仕上がりが評判 | Amazon楽天 |
| 5位 | キタコ グリスセットA | ![]() |
2種類のグリスがそろう | Amazon楽天 |
そもそもバイクにシリコングリスはなぜ必要なのか
バイクのメンテナンスで使うグリスには、いくつもの種類があります。 なかでもシリコングリスは、ゴムやプラスチックの部品に使えるのが大きな持ち味です。
ふつうの金属用グリスをゴム部品に塗ると、ゴムをふくらませたり傷めたりすることがあります。 シリコングリスはゴムやプラスチックへの攻撃性がほとんどないため、ブレーキのOリングやレバーの可動部、ケーブル類に安心して使えます。 1本あると整備の幅がぐっと広がります。
ブレーキやフォークのオーバーホールをする人。 レバーやペダルの動きをなめらかにしたい人。 ゴム部品を傷めないグリスを1本そろえておきたい人。

5モデルを並べて見えた違い
同じシリコングリスでも、容量や塗りやすさには差があります。 バイク用品店のスタッフへの聞き取りと、実際に手に取った感覚を合わせて、5モデルを表にしました。 星は筆者の5段階評価です。
| 商品 | 容量 | 使用温度の幅 | ゴム部品への使いやすさ | 塗りやすさ |
|---|---|---|---|---|
| KURE 1067 | 50g | 広い | ★★★★★ | ★★★★★ |
| デイトナ 17679 | 30g | 広い | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| ワコーズ V251 | 100g | 広い | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| スズキ機工 ベルハンマー | 40g | 標準 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| キタコ グリスセットA | セット品 | 標準 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
表にすると、はじめの1本なら扱いやすいKURE、たっぷり使うならワコーズ、ブレーキ整備をまとめてしたいならセット品、という線引きが見えてきます。 どれもゴム部品に使えるシリコングリスです。
バイク用シリコングリスのおすすめ5選
第1位:KURE シリコングリースメイト ペースト 50g 1067

はじめてのシリコングリスに、いちばん勧めやすい1本です。 使用温度の幅が広く、耐熱や耐寒、耐水にバランスよく備えているので、Oリングからプラスチック部品まで、いろいろな場所に安心して使えます。 ペーストタイプで塗る量も調整しやすいです。
実際に使ってみると、かたすぎずやわらかすぎず、必要なところにちょうどよく乗ってくれました。 ホームセンターでも見かける定番なので、迷ったらこれで間違いない1本です。
定番で迷ったとき安心の1本
第2位:デイトナ バイク グリス シリコングリス 30g 耐熱 耐薬品性 17679

バイク用品の定番メーカー、デイトナのシリコングリスです。 耐油性と耐薬品性に優れていて、ブレーキキャリパーやオイルシールなど、油や薬品に触れやすいゴム部品にも安心して使えます。 30gと使い切りやすい量です。
バイク向けに作られているだけあって、整備で触る場所との相性がよいと感じました。 まずバイク用に1本ほしい、という人にしっくりくる選びやすい1本です。
耐油性が高いバイク向けの1本
第3位:ワコーズ SSG スーパーシリコーングリース 100g V251

たっぷり使いたい人に向いた、大容量のシリコングリスです。 100gと量があるので、複数の部品をいちどに整備したり、何度もメンテナンスをくり返したりしても、量を気にせず使えます。 ケミカルで知られるワコーズの製品で、品質の安心感もあります。
整備のたびにグリスが足りるか気にしなくていいのは、地味だけど本当にラクです!! バイクをよく自分でいじる人や、何台か所有している人に向いた1本だと思います。
大容量でたっぷり使える
第4位:スズキ機工 ベルハンマーシリコーングリス 40g 潤滑剤

潤滑剤で知られるベルハンマーのシリコングリスです。 なめらかな仕上がりに定評があり、塗ったあとの動きの軽さを実感したいという人から評価されています。 40gと手に取りやすい容量です。
正直に言うと、定番のグリスより価格は少し高めです。 それでも、動きの軽さにこだわりたい人や、評判のよい製品を試してみたい人には満足感のある1本だと思います。
なめらかな仕上がりが評判の1本
第5位:キタコ グリスセットA シリコングリスとブレーキパッドグリス AZ969-001

シリコングリスとブレーキ用のグリスがセットになった商品です。 ゴム部品に使うシリコングリスと、ブレーキパッドに使うグリスがセットになっているので、ブレーキまわりの整備に必要なものを一度にそろえられます。 少量ずつで使い切りやすいのも持ち味です。
はじめてブレーキ整備に挑戦する人にとって、どのグリスを買えばいいか迷わずに済むのは助かります。 気になる点として量は少なめなので、たっぷり使いたい人は単品の大容量も見てください。
2種類のグリスが一度にそろう
グリスアップの使い方のコツ
シリコングリスは、塗り方のコツをつかむと整備が気持ちよく進みます。 実際の使い方は、こちらの動画が分かりやすいので見ておいてください。
まず大事なのが、塗る場所の汚れを落としておくことです。 古いグリスやほこりが残ったまま塗ると、なじみが悪くなります。 塗る量は、薄くのばすくらいでじゅうぶんで、つけすぎるとほこりを呼んでしまいます。
ブレーキまわりに使うときは、パッドが当たる面など、本来グリスを付けてはいけない場所に付かないよう気をつけてください。 少量を指先や綿棒でていねいに塗ると、はみ出しを防げます。
一緒にそろえると整備がはかどるもの
シリコングリスとあわせて用意しておくと、整備がスムーズに進むものを紹介します。
とくにパーツクリーナーは、塗る前のそうじに欠かせません。 古いグリスや汚れを落としてから新しいグリスを塗ると、仕上がりがきれいで長持ちします。 綿棒やヘラがあれば、せまい場所にも少量をていねいに塗れます。

●福田 光男バイク用品や整備まわりの道具を得意とするプロライターです。 今回はバイク用品店のスタッフや整備士へのリサーチをもとに、各シリコングリスの塗りやすさと使い分けを確かめて記事を書きました。 購入前に気になるポイントを読者目線で紹介しています。


