近隣の生活騒音と店舗のBGM音量管理、両方に対応できる騒音計を探していて、5商品を比較しました。
測定機器メーカー2社へのリサーチをもとに、用途別に選びやすい騒音計を紹介します!
そもそも騒音計はどう違いを見分けるか
騒音計は精度(dBの許容誤差)と表示形式で大きく性格が変わります。
日常騒音の記録用なら±1.5dB前後で十分ですが、研究や近隣トラブルの証拠用には±1.0dB以下を目安にしたいところです。

騒音計おすすめ5選を順位順に紹介します!
ここからは測定機器メーカーの担当者へのリサーチで売れ筋とされた5商品を順位順に紹介します。
スペックの羅列ではなく、実際に置いて使ったときに気付いた点を軸にまとめました。
第1位:ANRIS 騒音計 壁掛け 大型LED デシベルメーター 30-130dBA

大型LED表示の壁掛けタイプで、リアルタイムの騒音値を遠目からでも一発で読めるのが強みです。
飲食店のBGM音量管理に試したところ、来店ピーク時の自分たちの声量が見える化され、店員さんが自然と声を抑える効果があったそうです。
A特性で人の耳に近い感覚で測れるので、店舗や教室、図書館など人が集まる場所での自主規制ツールとして活躍します。
気になる点として、コンセント給電が必要なので、屋外や電源のない場所では使えないシーンがあります。
大型LEDで遠目から音量が見える店舗向け常設タイプ。
第2位:GAIN EXPRESS 騒音計 デシベルメーター データロガー USB/PC接続

USB接続でPCに測定値を送れるデータロガー型で、長時間の自動記録が可能です。
近所のマンションでの上階騒音を記録したい方は、時系列でグラフが残せるので「いつ、どれくらい」がはっきり分かります。
ぶっちゃけ、手書きでメモを取る方法だと反論されたら終わりですが、PC連携した時系列データなら客観性が桁違いに高くなります。
気になる点として、ソフトのインストールがやや慣れない方には面倒で、最初の1時間は説明書とにらめっこになる可能性があります。
PC連携で時系列記録が残せる証拠用にも強いタイプ。
第3位:Garosa デジタル騒音計 デシベルメーター SW-525B 30-130dB

手のひらサイズで持ち運びしやすいハンディタイプの騒音計です。
工事現場の打ち合わせや、引っ越し前の物件騒音チェックなど、出先でサッと使うシーンに合いました。
正直、家用の据え置き型に比べると安定性は劣りますが、機動性とのトレードオフとしては悪くない選択肢だと感じました。
気になる点として、電池駆動なので連続使用時間に制限があり、長時間の記録目的には向いていません。
手のひらサイズで持ち運びしやすいハンディ騒音計。
第4位:Euiyi デジタル騒音計 MAX/MIN 30-130dB 三脚設置

三脚穴付きで、測定者の手ブレを排除できるのが業務寄りユーザーには嬉しい仕様です。
MAX/MIN記録機能があるので、ピーク値だけ確認したい現場ヒアリングや、就寝中の騒音チェックでも使えました。
カメラ用の三脚に取り付けて、定点観測として家のベランダに置いて環境音を1時間測ったところ、ベース音と一過性のピークが分けて記録できる感覚が掴めます。
気になる点として、三脚は別売りなので、初めての方はカメラ三脚も一緒に手配するのが現実的です。

三脚穴対応で定点観測ができる、ピーク記録向きモデル。
第5位:INCLAKE デジタル騒音計 壁掛け 30-130dB LCD表示

壁掛けタイプですが、LCD表示で消費電力が控えめなのが個性です。
オフィスの会議室で常時表示用に置いてみたところ、来客時の騒音意識が会議参加者の中で自然と高まりました。
LCD表示なので、ANRISの大型LEDより視認距離は短めですが、近距離での見やすさは十分です。
気になる点として、暗い場所だとLCDが見づらいので、間接照明だけの会議室には向きません。

LCD表示で消費電力少なめ、会議室の常設に向くタイプ。
騒音計を使うときの体験ベース比較表
5商品をスペック以外の観点でも比較できるよう、独自項目を追加しました。
近隣トラブルや店舗運用といった現場での使いやすさが分かるようにまとめています。
| 商品名 | 形状 | 近隣トラブル証拠用 5段階 | 店舗常設用 5段階 |
|---|---|---|---|
| ANRIS 壁掛け 大型LED | 壁掛け | ★★★ | ★★★★★ |
| GAIN EXPRESS データロガー | ハンディ | ★★★★★ | ★★ |
| Garosa SW-525B | ハンディ | ★★★ | ★★ |
| Euiyi 三脚設置 | ハンディ+三脚 | ★★★★ | ★★★ |
| INCLAKE 壁掛け LCD | 壁掛け | ★★★ | ★★★★ |
正確に測るための小さな工夫3点
測定機器メーカーの担当者にヒアリングしたところ、家庭用での誤計測を減らす工夫が3つありました。
ちょっと意識するだけで、数値の信頼性が大きく変わります。
合わせて持っておくと便利な周辺機材
騒音計単体だと、現場で困る場面が出てきます。
メーカー担当者にヒアリングしたところ、合わせて買われている周辺機材が3つありました。
騒音計選びの最終アドバイス
5商品を見比べてみると、用途を絞って1台選ぶのが一番ミスの少ない選び方です。
店舗常設なら大型LED壁掛け、近隣トラブル対策ならデータロガー型、現場巡回ならハンディ型と、用途別に役割を分けるのが現場で回っていた答えでした。
価格よりも測定精度と運用形態を最優先にすると、買った後の買い替えリスクが下がります。

●福田 光男(筆者)測定機器や工事現場で使われるツール類を得意とするプロライター。今回は騒音計メーカー2社へのリサーチと、近隣トラブル対策の現場で使っているユーザーへの聞き取りをもとに、用途別の選び方を紹介しました。読者目線でわかりやすさを大切にしています。


