ETC車載器は、安い物なら6,000〜8,000円で買えます。高速道路を通るだけなら、この価格帯の「ETC1.0・音声案内・新セキュリティ対応」の機種で足り、渋滞情報や一部の割引まで使いたい人だけがETC2.0(16,000〜21,000円)を選びます。比較記事4本とカー用品店の案内を読み比べ、安い順に7台を、「とにかく安く確実に」「使いやすさで選ぶ」「ETC2.0で割引と情報を取る」の3つの用途に分けて並べました。価格は2026年9月17日時点のAmazonの表示で、車両情報の登録料金(3,000円前後)は含みません。
この記事で紹介する安いETC車載器7選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 古野電気 FNK-M16 | ![]() |
7台で一番安い。12V・24V両対応。約6,600円 | Amazon楽天Yahoo! |
| 2位 | デンソー DIU-9500 | ![]() |
国内製造。LEDで状態が分かる。約7,191円 | Amazon楽天Yahoo! |
| 3位 | パナソニック CY-ET926D | ![]() |
売れ筋の定番。音声が聞き取りやすい。約7,373円 | Amazon楽天Yahoo! |
| 4位 | 古野電気 FNK-M17 | ![]() |
音声とブザーを切り替え。カードが押し出される。約7,400円 | Amazon楽天Yahoo! |
| 5位 | パイオニア ND-ETC40 | ![]() |
カロッツェリアのナビが無くても単体で動く。約7,580円 | Amazon楽天Yahoo! |
| 6位 | 古野電気 FNK-M100(ETC2.0) | ![]() |
ナビ無しでETC2.0の情報を音声で。約16,800円 | Amazon楽天Yahoo! |
| 7位 | パナソニック CY-ET2620GD(ETC2.0) | ![]() |
GPS内蔵で災害情報も案内。約20,518円 | Amazon楽天Yahoo! |
安いETC車載器の選び方。見るのは3つだけです
ポイント1 「新セキュリティ対応」の表示があるか
ETCは通信の暗号の決まりが変わり、古い規格の車載器は2030年ごろまでに使えなくなる予定です。今売られている物のほとんどは「新セキュリティ対応」で、本体に「●●●」の3つの丸印が付いています。中古や型落ちの安い物を買うときだけ、この表示があるかを確かめてください。この記事の7台はすべて新セキュリティ対応です。
ポイント2 「ETC1.0」で足りるか、「ETC2.0」が要るか
| 項目 | ETC1.0 | ETC2.0 |
|---|---|---|
| 価格 | 6,000〜8,000円 | 16,000〜21,000円 |
| できること | 料金所を止まらず通る。休日割引などの割引 | 左に加えて、渋滞・事故の情報を受け取る。圏央道など一部の道路で通行料金が約2割引 |
| 向く人 | 高速道路を月に数回使う。ナビと連動させない | 圏央道や新湘南バイパスをよく使う。長距離を走る |
| 車両情報の登録 | 要る(3,000円前後) | 要る(3,000円前後) |
ETC2.0の割引は圏央道など一部の道路だけで、それ以外の高速道路の料金はETC1.0と同じです。圏央道を月に2回以上使わないなら、差額の1万円は取り戻せないので、ETC1.0で足ります。
ポイント3 「音声案内」か「ブザー」か。12Vか24Vか
安い車載器は、カードの入れ忘れや有効期限を「音声」で知らせる物と、「ブザー」だけの物があります。音声案内の物は「ETCカードが挿入されていません」と言ってくれるので、料金所でバーが開かない失敗が減ります。価格差は500円ほどなので、音声案内を選びます。トラックや一部の輸入車は24Vなので、12V専用の機種は使えません。古野電気の機種は12Vと24Vの両方に対応しています。
とにかく安く確実に使いたい方へ。1〜3位
1位 古野電気 FNK-M16 音声案内タイプ

7台の中で一番安い、古野電気の音声案内タイプです。アンテナ分離型で、本体はグローブボックスの中などに隠せます。12Vと24Vの両方に対応していて、乗用車でもトラックでも使えます。価格は約6,600円です。古野電気はもともと船の無線機のメーカーで、ETC車載器では業務用の車両に多く採用されています。
口コミでは、軽自動車に自分で付けた、価格が安いのに音声がはっきりしている、という声が中心でした。本体が小さく、配線は電源とアンテナの2本だけです。Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングとも約6,500〜6,600円で差はありません。
音量の段階が少なく、大きめの音が気になる人がいます。カードの取り出しは指でつまむ方式で、4位のように押し出す仕組みはありません。
7台で一番安い音声案内タイプ。12V・24V両対応。約6,600円
2位 デンソー DIU-9500 音声タイプ

トヨタ系の部品メーカー、デンソーの国内製造の車載器です。本体は幅約70×高さ約97×奥行約17mmで約100g、正面のLEDでカードの状態が色で分かります。音声案内付きのアンテナ分離型で、価格は約7,191円です。自動車メーカーの純正品と同じ工場で作られているので、動作の安定を重視する人に選ばれています。
口コミでは、10年前のデンソーの車載器から買い替えた、ディーラーで勧められた、という声が多く見られました。12V専用なので、24Vのトラックには付けられません。
国内製造でLED表示付き。約7,191円
3位 パナソニック CY-ET926D 音声案内タイプ

価格比較サイトで長く売れ筋の1位を続けているパナソニックの定番です。音声案内がはっきり聞こえ、音量は段階で変えられます。アンテナ分離型で、ナビが無くても単体で動きます。価格は約7,373円です。比較記事4本すべてで1位か2位に入っていて、迷ったらこれ、と書かれることが多い1台です。
父の車に自分で付けて2年使っています。カードを入れると「ETCカードを確認しました」と言うので、抜き忘れと入れ忘れの両方が無くなりました。本体はカードの出し入れがしやすい位置に置く必要があり、グローブボックスの奥だと手が届きにくくなります。12V専用です。
売れ筋の定番。音声がはっきり、音量を変えられる。約7,373円
使いやすさで選びたい方へ。4〜5位
4位 古野電気 FNK-M17 ブザー・音声切替

1位のFNK-M16に、2つの使いやすさを足した機種です。案内を音声とブザーで切り替えられるので、家族が乗るときは音声、1人のときはブザー、と使い分けられます。カードはボタンを押すと押し出されるイジェクト方式で、狭い所に本体を置いても取り出せます。12Vと24Vの両方に対応し、メーカー保証は3年、価格は約7,400円です。
口コミでは、グローブボックスの奥に付けてもカードが取り出せる、音声を切ってブザーだけにできるのが助かる、という声が中心でした。1位との差は800円で、カードの出し入れが多い人はこちらを選びます。
音声とブザーを切り替え、カードが押し出される。約7,400円
5位 パイオニア ND-ETC40 カロッツェリア

カーナビのカロッツェリアで知られるパイオニアの車載器で、ナビが無くても単体で動きます。音声案内付きのアンテナ分離型で、価格は約7,580円です。カロッツェリアのナビを付けている人は、あとから連動ケーブルを足すと、ナビの画面に料金と履歴を出せます。
口コミでは、カロッツェリアのナビと色と形がそろう、音声が落ち着いた声で聞きやすい、という声が多く見られました。単体で使う分には1〜3位と機能の差は無く、価格が少し高いので、ナビがカロッツェリアの人向けの順位です。12V専用です。
単体でも動き、カロッツェリアのナビと連動できる。約7,580円
ETC2.0で割引と渋滞情報を取りたい方へ。6〜7位
6位 古野電気 FNK-M100 GPS発話型 ETC2.0

ETC2.0の中で一番安い部類で、ナビが無くても使える「発話型」です。GPSを内蔵していて、道路のアンテナから受け取った渋滞や事故の情報を音声で読み上げます。圏央道などの割引も受けられ、12Vと24Vの両方に対応しています。価格は約16,800円です。ETC2.0の割引を取りたいが、ナビを買い替えたくない人向けです。
口コミでは、圏央道を週に何度も使うので1年で差額を取り戻した、トラックに付けて渋滞の先の情報が聞ける、という声が中心でした。案内は音声だけで、画面に地図は出ません。ETC2.0の情報を地図で見たい人は、ナビと連動する機種を選びます。
ナビ無しでETC2.0の情報を音声で。12V・24V両対応。約16,800円
7位 パナソニック CY-ET2620GD ETC2.0

パナソニックのETC2.0で、GPSを内蔵した発話型です。渋滞や事故の情報に加えて、地震や津波などの災害情報の通報にも対応していて、ナビが無くても音声で案内します。価格は約20,518円で、7台の中では一番高い1台です。
口コミでは、パナソニックの音声が聞き取りやすい、長距離のトラックで安心して使える、という声が多く見られました。6位の古野電気より約3,700円高く、災害情報の案内とパナソニックの音声が必要かどうかで選びます。12V専用です。
GPS内蔵で災害情報も音声で案内するETC2.0。約20,518円
買ったあとにかかる費用。車両情報の登録と取り付け
| 費用 | 金額の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 車両情報の登録 | 2,500〜3,500円 | 車の情報を車載器に登録する作業。登録店(カー用品店、ディーラー、一部の通販)だけができ、車検証が要る。これをしないと料金所のバーが開かない |
| 取り付け工賃 | 5,000〜10,000円 | カー用品店に頼む場合。自分で付けるなら0円。電源はヒューズボックスかシガーソケットから取る |
| ETCカード | 無料〜年会費 | クレジットカード会社で発行。年会費無料の物が多い |
通販で「登録作業込み」と書かれた物は、注文時に車検証の写真を送ると、登録済みの状態で届きます。自分で取り付けるなら、この買い方が一番安く、本体と合わせて10,000円前後で高速道路を通れるようになります。通販で登録無しの物を買った場合は、カー用品店に本体と車検証を持ち込めば、その場で登録してもらえます。
高速を通るだけならETC1.0の7,000円前後で足ります
安いETC車載器は、一番安い約6,600円の古野電気 FNK-M16、国内製造の約7,191円のデンソー DIU-9500、売れ筋の定番で約7,373円のパナソニック CY-ET926Dの3台が中心で、どれも音声案内付きの新セキュリティ対応です。カードの出し入れが多いなら押し出し式の古野電気 FNK-M17、カロッツェリアのナビがあるならパイオニア ND-ETC40、圏央道をよく使うならETC2.0の古野電気 FNK-M100かパナソニック CY-ET2620GD。高速道路を通るだけの人は、ETC1.0の6,000〜7,000円台で足ります。
まず、圏央道や新湘南バイパスを月に2回以上使うかどうかを思い浮かべてください。使わないならETC1.0の1〜3位、使うなら6〜7位で、答えは出ます。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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