レーダー探知機を買って、ダッシュボードの真ん中に置こうとしたら、ナビの画面にかぶったり、置き場所が平らでなかったり。運転席の前に置くと、今度は前が見にくくなります。
取り付け位置の答えは、車のダッシュボードの形とレーダー探知機のタイプで変わります。真ん中で問題ない車も多い一方、真ん中に置かないほうがいい車もあります。
ここでは、真ん中に置いていいかどうかの見分け方、タイプ別と場所別の取り付け位置、フロントガラスに貼ってはいけない理由、取り付ける順番まで紹介します。
レーダー探知機の取り付け位置は真ん中で問題ない車が多い
先に答えを書くと、ダッシュボードの真ん中が平らで、ナビの画面より低く置けるなら、レーダー探知機の取り付け位置は真ん中で問題ありません。
真ん中は、前のガラス越しに空が広く見える場所です。GPSの電波を受けやすく、前から来るレーダー波も受けやすくなります。
運転席からも、少し目線を左に動かすだけで画面が見えます。運転席の正面からは外れるので、運転の邪魔になりにくい位置でもあります。
真ん中に置けるかどうかは、次の3つで決めましょう。
- ダッシュボードの真ん中に、平らなところが本体の幅ぶんあるか
- 置いたとき、ナビやエアコンの画面にかぶらないか
- 運転席に座って、前の車や歩行者が見える高さに収まるか
3つともOKなら、真ん中に置くのがおすすめです。1つでも引っかかるなら、下で紹介するほかの取り付け位置を考えてみてください。
【タイプ別】レーダー探知機の取り付け位置
レーダー探知機には大きく分けて3つのタイプがあり、タイプによって真ん中に置くのが向くかどうかが違います。
| タイプ | おもな取り付け位置 | 真ん中に置くか |
|---|---|---|
| 一体型 | ダッシュボードの上 | 平らなら真ん中がおすすめ |
| セパレート型 | 受信部はダッシュボード、画面はメーターの近く | 受信部だけ真ん中 |
| ミラー型 | ルームミラーにかぶせる | 真ん中に置く必要はない |
【一体型】ダッシュボードの真ん中か運転席寄り
一体型は、画面と受信部が1つにまとまったタイプです。いちばん多く売られていて、ダッシュボードに両面テープで付けるだけで使えます。
受信部と画面が同じ場所にあるので、空が見えて、かつ運転席から画面が見える位置を選びます。条件に合いやすいのが、ダッシュボードの真ん中です。
【セパレート型】受信部を真ん中に置いて画面は手元へ
セパレート型は、受信部と画面が分かれたタイプです。受信部を電波の入りやすい場所に、画面を見やすい場所に、別々に付けられます。
受信部はダッシュボードの真ん中の奥、ガラスに近いところに置くのがおすすめです。画面はメーターの横やハンドルの脇など、目線を少し下げれば見える場所に付けます。
受信部を見えない場所に隠そうとして、メーターの裏などに入れると電波が入りにくくなります。見た目より受信を優先して、空が見える位置に置きましょう。
【ミラー型】ルームミラーにかぶせるだけ
ミラー型は、今あるルームミラーに上からかぶせて付けるタイプです。ダッシュボードに何も置かないので、真ん中の位置で悩むことはありません。
ただし、ルームミラーの近くにドライブレコーダーや運転支援のカメラが付いている車では、ぶつかって付けられないことがあります。先にミラーのまわりの空きを確かめておきましょう。
【場所別】ダッシュボードの真ん中と運転席側と助手席側の違い
一体型をダッシュボードに置く場合、候補は真ん中、運転席側、助手席側の3か所です。画面の見やすさと前の見えやすさを両方考えると、真ん中がいちばん無理のない取り付け位置です。
| 場所 | 画面の見やすさ | 前の見えやすさ | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 真ん中 | 目線を少し左に動かせば見える | 運転席の正面から外れる | ナビの画面にかぶらないか |
| 運転席側 | いちばん見やすい | 右前が見えにくくなりやすい | 右折のときの歩行者 |
| 助手席側 | 運転中は見にくい | 運転席からは邪魔になりにくい | 助手席のエアバッグの上を避ける |
真ん中は画面と前の見えやすさの両方を満たしやすい
真ん中に置くと、運転席の正面の視界にはかかりません。画面を見るときも、顔を大きく動かさずに済みます。
音声の警告だけでなく、画面で取締りの種類や距離も確かめたい人には、真ん中がおすすめです。
運転席側はハンドルの右奥に置くと右前が見えにくい
運転席側は、画面がいちばん近くて見やすい場所です。ただ、ハンドルの右奥やピラーの近くに置くと、右前の視界が狭くなります。
右折のときに横断歩道を渡る人が見えにくくなるので、運転席側に置くならメーターの上の、低くて奥まったところにしましょう。
助手席側は運転中に画面を見ない人向け
助手席側は、運転中に画面を見るには遠い場所です。警告の音声だけ聞ければいい、という人なら助手席側でもかまいません。
助手席の前には、エアバッグが開くふたがあります。ふたの上やその近くには置かないでください。開いたときに本体が飛んで、乗っている人に当たるおそれがあります。
真ん中に置けない車のレーダー探知機の取り付け位置
ダッシュボードの形によっては、真ん中に置くとかえって困る車もあります。真ん中に置けないときは、メーターの上の奥まったところか、ミラー型やセパレート型への切り替えを考えましょう。
【ナビの画面が突き出ている車】メーターの上の奥へ
最近の車は、ダッシュボードの真ん中からナビの画面が上に突き出ているものが多いです。この形だと、真ん中にはレーダー探知機を置くすき間がありません。
画面の上に重ねて置くと、ナビの地図が隠れます。この場合は、メーターの上の奥、ガラスに近いところに低く置くのがおすすめです。
【ダッシュボードが丸い車や斜めの車】角度を変えられる台を使う
真ん中に平らなところが無い車では、本体が傾いて画面が見にくくなります。両面テープも、曲がった面にはしっかり付きません。
多くのレーダー探知機には、角度を変えられる取り付け台が付いています。付いていない場合は、曲面に合わせて曲げられる台を別に用意すると、真ん中にもまっすぐ付けられます。
【運転支援システムが付いた車】車の説明書を先に読む
衝突被害軽減ブレーキなどの運転支援システムが付いた車は、取り付け位置に気をつけてください。レーダー探知機のメーカーの説明書でも、取り付け位置によっては車の制御に影響が出るおそれがあるとして、車の取扱説明書を確かめるよう書かれています。
また、車が出しているレーダー波をレーダー探知機が受けて、警告が鳴り続けることもあります。真ん中に置いて鳴りやまないときは、位置をずらすか、車の運転支援システムに合わせた設定がある機種かどうかを確かめましょう。
フロントガラスにレーダー探知機を貼ると保安基準違反
見た目をすっきりさせたくて、フロントガラスの上のほうに吸盤やテープで付けたくなるかもしれません。ですが、レーダー探知機をフロントガラスに貼り付けるのは、道路運送車両の保安基準で認められていません。
保安基準の第29条では、フロントガラスに付けてよいものが決められています。車検のステッカーのほか、告示で決められたドライブレコーダーのカメラや、雨を感じてワイパーを動かすセンサーなどです。
レーダー探知機は、この中に入っていません。ドライブレコーダーと同じ感覚でガラスに付けると、車検に通らない原因になります。
レーダー探知機を真ん中に取り付ける5ステップ
真ん中に置くと決めたら、両面テープをはがす前に、仮置きで位置と受信を確かめるのがいちばん大事です。両面テープは一度貼るとはがしにくく、貼り直すと付きが弱くなるからです。
- 運転するときと同じ姿勢で座り、ダッシュボードの真ん中に本体をテープなしで置く
- 前の車や歩行者が本体の上から見えるか、ナビの画面にかからないかを確かめる
- 電源をつないでエンジンをかけ、GPSをつかむまで待って表示が出るかを見る
- 置く場所の汚れと油分を、アルコールを含んだウェットティッシュでふき取って乾かす
- 両面テープを貼って本体を押さえ、電源コードをダッシュボードのすき間に沿わせる
3つめでGPSをなかなかつかまない場合は、屋根のある駐車場や建物に囲まれた場所にいないかを確かめましょう。メーカーの説明書でも、トンネルや高架の下、ビルに囲まれた場所ではGPSが働かないことがあると書かれています。
電源コードはエアバッグとペダルを避けて通す
コードをAピラー(フロントガラスの横の柱)の内側に通す人も多いです。ただ、Aピラーの中にカーテンエアバッグが入っている車では、内張りの中に押し込むとエアバッグが開くのを邪魔するおそれがあります。
コードは、ダッシュボードとガラスのすき間や、内張りの表面に沿わせて通すのが安全です。足もとに垂れたコードがペダルにからまないよう、余った分は束ねて留めておきましょう。
レーダー探知機の取り付け位置は運転席に座って真ん中から決める
レーダー探知機の取り付け位置で迷ったら、まず真ん中に仮置きして、運転席から前が見えるか、画面が見えるか、GPSをつかむかの3つを確かめましょう。
3つともOKなら、そのまま真ん中に取り付けて大丈夫です。ナビの画面にかぶる車はメーターの上の奥へ、置き場所が無い車はミラー型やセパレート型を考えます。
どの位置でも、フロントガラスに貼ることと、助手席のエアバッグの上に置くことだけは避けてください。この2つを守れば、あとは自分が見やすい位置で問題ありません。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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