RO浄水器とは?仕組みとデメリットと必要な人を紹介

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RO浄水器という言葉を見かけて、普通の浄水器と何が違うのか気になっていませんか。

RO浄水器とは、水道水に溶けた物質までこし取れる浄水器です。

その代わり、ミネラルが減ることや排水が出ることなど、買う前に知っておきたい注意点もあります。

仕組みと種類を読めば、自分の家に必要かどうかを判断できます。

■RO浄水器とは逆浸透膜で水をこす浄水器

RO浄水器とは、逆浸透膜というとても細かい膜に水を通して不純物を取り除く浄水器です。

ROは英語のReverse Osmosisの略で、日本語では逆浸透と呼びます。

RO膜の穴は0.0001ミクロンと細かい

RO膜の穴の大きさは0.0001ミクロンほどです。

水に圧力をかけてこの膜に押し付けると、水の分子は通り、それより大きな物質の多くは止まります。

止まった物質は濃くなった水と一緒に、排水として流れていきます。

ウォーターサーバーのRO水とはこの膜でこした水

ウォーターサーバーでよく見るRO水とは、同じ逆浸透膜でこした水のことです。

売られているRO水は、あとからミネラルを足している製品が多いです。

家庭のRO浄水器で作る水には、基本的にミネラルが足されないところが違います。

RO浄水器と活性炭の浄水器とはこし取る物が違う

蛇口に付ける浄水器の多くは、活性炭で塩素やにおいを吸着します。

RO浄水器は水に溶けた金属や塩類まで減らせるところが違います。

比べる項目 活性炭の浄水器 RO浄水器
こし取る物 塩素やにおいが中心 溶けた金属や塩類も減らす
ミネラル 残りやすい 一緒に減る
排水 出ない 出る
置き場所 蛇口やポットで小さい シンク下や卓上で大きめ

■RO浄水器とは除去できる物質が多い浄水器

RO浄水器のいちばんのメリットは、普通の浄水器では残りやすい物質まで減らせることです。

きちんと管理されたRO膜なら、鉛や銅、クロム、ナトリウムなどの溶けた物質を90%から99%止めるとされています。

細菌やウイルスを減らす力も高いです。

PFASが気になる人がRO浄水器を調べる理由

PFASの対策として、活性炭とイオン交換樹脂のほかに、逆浸透膜も挙げられています。

ただし、除去できる量は製品と使い方で変わります。

PFASの除去を目的に買うなら、製品ごとの試験結果が公開されているかを確かめましょう。

RO浄水器でも全部の物質を止められるわけではありません。硫化水素のような溶けたガスや、一部の農薬は通ることがあります。

■RO浄水器のデメリットはミネラルと排水と交換の手間

買ってから困りやすいのは、ミネラルが減ること、排水が出ること、フィルター交換が続くことの3つです。

RO浄水器の水はミネラルも一緒に減る

RO膜はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルも止めます。

そのため、水の味が軽いと感じる人がいます。

水からミネラルをとりたい人には、RO浄水器はあまり向いていません。

RO浄水器は水の一部を排水として捨てる

排水をなくすと、膜に汚れがたまって性能が落ちます。

海外のシンク下タイプでは、浄水1に対して排水3から5が一般的とされ、新しい設計では1対2ほどの製品もあります。

日本で買える製品も数字はそれぞれなので、水道代が気になる人は買う前に排水の比率を確かめましょう。

RO浄水器のフィルターは種類ごとに交換時期が違う

フィルターは3段から5段の構成が多いです。

前後のフィルターは6か月から1年、RO膜は2年から3年が交換の目安です。

交換を忘れると浄水の力が落ちるので、交換時期を知らせてくれる機能があると安心です。

ミネラルを残したい人はNF膜の浄水器も候補

RO膜より穴が少し大きいNF膜なら、ミネラルを残しやすいとされています。

工事不要の卓上タイプで探している人には、NF膜の製品も候補に入ります。

■RO浄水器とはどんな種類か 置き場所と電源で選ぶ

賃貸ならまず工事のいらない据え置きタイプから探しましょう。

持ち家でキッチンをすっきりさせたいなら、シンク下タイプも選べます。

シンク下タイプのRO浄水器は工事が必要

シンクの下に本体を置くので、調理台の上を広く使えます。

タンクが大きな製品なら、料理にも水をたくさん使えます。

工事が必要になるため、賃貸では設置できないことがあります。

据え置きタイプのRO浄水器は賃貸でも置きやすい

蛇口の分岐につなぐ形が多く、壁や床に穴を開けずに使えます。

調理台の上に置く場所が必要なので、先にサイズを測っておくと安心です。

電動ポンプ式と水道圧式のRO浄水器はここが違う

電動ポンプ式は水圧が弱い家でも水の量が安定しますが、動く音がします。

水道圧式は電源がいらず静かですが、水圧が弱いと水が出るのが遅くなります。

家の水圧が弱いと感じる人は、電動ポンプ式を選ぶのがおすすめです。

■RO浄水器の水は24時間以内に飲みきる

RO浄水器で作った水は、冷蔵庫に入れても24時間以内に飲みきりましょう。

浄水すると水道水に入っている塩素も減るので、水道水より雑菌が増えやすくなります。

作り置きをしたくなる人ほど、ここは気をつけてください。

  • 長く使わなかったあとは、10秒から1分ほど水を流してから使う
  • 35度以上のお湯は、浄水器に通せるか説明書で確かめる
  • タンク付きのRO浄水器は、タンクの掃除の方法も確かめておく

赤ちゃんのミルクに使いたい人もいると思います。

粉ミルクの説明書にある水の決まりを確かめ、迷ったらかかりつけの医師に相談してください。

■RO浄水器とは水の悩みがはっきりした人向けの浄水器

水道水のにおいが気になるだけなら、RO浄水器でなく活性炭の浄水器で十分なことが多いです。

日本の水道水は基準に沿って管理されているので、浄水器がなくても飲めます。

RO浄水器とは、水を細かくこす代わりに手間がかかる浄水器です。

買って満足しやすいのは、次のような人です。

  • 井戸水など、水道水以外の水を飲み水に使う人
  • 水に溶けた金属や塩類まで減らしたい人
  • 排水とフィルター交換の手間を受け入れられる人

災害時の水が心配な人は非常用のRO浄水器

断水に備えるなら、電気がなくても手で圧力をかけて使えるRO浄水器もあります。

お風呂の残り湯や雨水、川の水に使えるかどうかは、製品の説明で必ず確かめましょう。

大きくて重いものが多いので、家庭より自治会やマンションでの備えに向いています。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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