バイクのエンジンオイルは、車用と違ってクラッチやミッションまで同じオイルで潤滑しています。粘度とJASO規格の見方から入り、通勤からツーリングまで使いやすい8本を紹介します。
この記事で紹介するバイク用エンジンオイル8選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | カストロール POWER1 4T 10W-40 | ![]() |
迷ったらこれの部分合成油 | Amazon楽天Yahoo! |
| 2位 | ヤマルーブ スタンダードプラス | ![]() |
ヤマハ車の交換用に定番 | Amazon楽天Yahoo! |
| 3位 | ヤマルーブ プレミアムシンセティック | ![]() |
高回転を多用する人向け | Amazon楽天Yahoo! |
| 4位 | ProHonda PREMIUM SPORTS | ![]() |
ホンダ車の指定粘度に合う | Amazon楽天Yahoo! |
| 5位 | カストロール POWER1 ULTIMATE 4T 10W-50 | ![]() |
夏場や大型車に向く全合成油 | Amazon楽天Yahoo! |
| 6位 | カストロール Activ ESSENTIAL 4T | ![]() |
通勤の原付や小型車に | Amazon楽天Yahoo! |
| 7位 | エルフ MOTO 4 PRO TECH 5W-40 | ![]() |
冬の始動が軽い5W | Amazon楽天Yahoo! |
| 8位 | ProHonda STANDARD 5W-30 | ![]() |
燃費重視のホンダ純正 | Amazon楽天Yahoo! |
バイク用エンジンオイルとは? 車用とはクラッチの扱いが違う
バイク用エンジンオイルは、4ストロークのバイクのエンジン内部を潤滑して冷やすためのオイルです。
多くのバイクは、エンジンとミッションと湿式クラッチが1つのオイルを共有しています。
車はエンジンとミッションのオイルが別になっているので、ここがいちばん大きな違いです。
バイクのエンジンオイルはギヤとクラッチも守っている
バイクのエンジンは車より回転数が高く、1万回転を超える車種も珍しくありません。
そのうえギヤの歯同士が強い力でかみ合うので、オイルには油膜が切れにくいことが求められます。
交換を先延ばしにすると、シフトの入りが渋くなったり、ギヤを替えるときの音が大きくなったりします。
車用のエンジンオイルをバイクに入れるとクラッチが滑りやすい
車用の低燃費オイルには、摩擦を減らす添加剤が多く入っています。
これを湿式クラッチのバイクに入れると、クラッチ板が滑ってエンジンの力が後輪に伝わりにくくなります。
見た目は同じ茶色いオイルでも、バイクには必ずバイク用のエンジンオイルを入れてください。
バイク用エンジンオイルの選び方は粘度と規格とベースオイルで決まる
パッケージに書かれている数字と記号は多く見えますが、確認するのは4項目だけです。
【粘度】バイクの取扱説明書にある指定粘度に合わせるのがおすすめ
「10W-40」のような表記が粘度です。
Wの前の数字は寒いときの流れやすさで、小さいほど冬でもエンジンがかかりやすくなります。
後ろの数字は高温のときの粘り気で、大きいほど熱くなっても油膜が切れにくくなります。
迷ったら取扱説明書の指定粘度をそのまま選べば困りません。
国内のバイクでは10W-30と10W-40の指定が多く、最近の小排気量車には5W-30を指定する車種もあります。
【JASO規格】マニュアル車はMAかMA2を選ぶ
JASO規格は、バイクのクラッチに合うかどうかを示す国内の規格です。
| 規格 | クラッチの摩擦 | 向くバイク |
|---|---|---|
| MA2 | ★★★★★ | マニュアル車全般 大型車 |
| MA | ★★★★☆ | マニュアル車全般 |
| MB | ★★☆☆☆ | スクーター(乾式クラッチ) |
マニュアル車ならMAかMA2を選び、MBは入れないようにします。
スクーターはMBが指定されていることが多いですが、MAやMA2を入れても問題はありません。
【ベースオイル】通勤なら鉱物油 ツーリングなら部分合成油
ベースオイルは、鉱物油と部分合成油と化学合成油の3種類に分かれます。
高いオイルを入れて交換を先延ばしにするより、手ごろなオイルを早めに替えるほうがエンジンには良い状態を保てます。
【容量】1Lと4Lは年間の走行距離で決める
原付や125ccのオイル量は1L以下の車種が多く、1L缶で1回分になります。
250cc以上なら交換1回に2L〜4Lを使うので、4L缶のほうが割安です。
開けたオイルは空気に触れて少しずつ傷むので、1〜2年で使い切れる量にしておくと安心です。
バイク用エンジンオイルおすすめランキング8選
4ストロークのバイクに使えるエンジンオイルを、街乗りから大型車まで使いやすい順に並べました。
自分でいくつか使ってみたり、口コミや取材をして総合評価で書いています。
第1位 カストロール POWER1 4T 定番のエンジンオイル

部分合成油でJASO MA2に合う、カストロールの4ストローク用オイルです。
10W-40はいちばん多くのバイクで指定される粘度なので、迷ったらこれを選べば合わない車種はほとんどありません。
自分の250ccのネイキッドに、純正オイルから入れ替えて3回続けて使っています。
入れ替えて最初に分かったのは、1速から2速に上げるときのカチッという音が小さくなったことです。
夏に渋滞の中を30分ほど走ったあとでも、ギヤの入りが重くなることはありませんでした。
エンジンが温まってからアクセルを開けたときの回り方も、純正オイルのときより軽く感じます。
3000kmほど走って抜いたオイルは黒くなっていましたが、量はほとんど減っていませんでした。
1L缶と4L缶があり、バイク用品店でもホームセンターでも置いている店が多いので、出先で足りなくなっても手に入れやすいです。
レビューでも「シフトが入りやすくなった」「値段のわりにエンジン音が静かになった」という声が多く、評価の高い順に並べるといつも上位に名前が挙がります。
街乗りもツーリングも1本で済ませたい人におすすめのバイク用エンジンオイルです。
Castrol(カストロール) エンジンオイル 10W-40 POWER1 4T MA2 1L バイク 4サイクルエンジン用 部分合成油
10W-40指定のバイクならまず候補になる部分合成油
第2位 ヤマルーブ スタンダードプラス ヤマハ純正オイル

ヤマハの純正オイルで、10W-40とJASO MA2に合うスタンダードグレードです。
ヤマハのバイクなら、販売店でオイル交換を頼んだときに入るものとほぼ同じ感覚で使えます。
口コミでは「純正なので迷わず選べる」「入れ替えてもエンジンの感じが変わらない」という声が多く見られます。
派手な変化はありませんが、新車から乗っていて調子を変えたくない人には大事なところです。
ヤマハ以外のバイクでも、10W-40とMA2の指定なら入れて問題ありません。
気になるのは、1L缶しか見かけない店が多いことです。250cc以上で毎回2L以上使う人は、何本か一度に買う必要があります。
ヤマハ車の定期交換用におすすめのエンジンオイルです。
ヤマハ(YAMAHA) 二輪車用エンジンオイル ヤマルーブ スタンダードプラス MA2 10W-40 4サイクル用 1L 90793-32159
ヤマハ車の定期交換に使いやすい純正オイル
第3位 ヤマルーブ プレミアムシンセティック 化学合成油

同じヤマルーブの上位グレードで、ベースオイルが化学合成油になっています。
粘度は2位と同じ10W-40なので、エンジンを高回転まで回す人やツーリングで長く走る人が乗り換えやすいオイルです。
レビューでは「高速道路で回転を上げたときの振動が減った」「夏場に油温が上がっても感触が変わりにくい」という声が目立ちます。
一方で、通勤で片道5kmほどしか走らない人からは「スタンダードプラスとの違いは分からなかった」という意見もあります。
値段は2位より高めなので、走り方に合わせて選び分けるのがおすすめです。
ツーリングや高速道路が多い人向けの化学合成油
第4位 ホンダ PREMIUM SPORTS 純正エンジンオイル

ホンダの純正オイルで、以前のウルトラG3の後を継ぐ製品です。
ホンダのバイクは10W-30を指定する車種が多いので、その粘度に合わせたいなら第一の候補になります。
規格はJASO MAとAPI SLで、マニュアル車にもスクーターにも使えます。
口コミでは「入れ替えたらシフトが軽くなった」「前のG3と同じ感覚で使える」という声がありました。
気になるのは名前が変わったことで、店によっては旧名のG3で並んでいて探しにくいことがあります。
ホンダ車で純正にこだわりたい人におすすめのバイク用エンジンオイルです。
ProHonda PREMIUM SPORTS SL MA 10W30 1L
10W-30指定のホンダ車に合わせやすい純正オイル
第5位 POWER1 ULTIMATE 大型バイクにおすすめ

1位のPOWER1シリーズの上位モデルで、全合成油を使った10W-50のオイルです。
高温側の粘度が50と高いので、夏の渋滞や大型バイクのように油温が上がりやすい場面で油膜が切れにくくなります。
以前、夏のロングツーリングの前に入れて、1日400kmほど走ったことがあります。
正直に言うと、街中を走っている間は1位のPOWER1 4Tとの違いが分かりませんでした。
違いを感じたのは、峠道を登り続けたあとでもギヤの入りが変わらなかったときくらいです。
指定粘度が10W-40の車種に入れると、冬の朝はエンジンのかかりが少し重く感じます。取扱説明書で10W-50が使えるか確かめてから選んでください。
大型バイクで夏のツーリングに出る人におすすめのエンジンオイルです。
Castrol(カストロール) エンジンオイル 10W-50 POWER1 ULTIMATE 4T MA2 1L バイク 4サイクルエンジン用 全合成油
油温が上がりやすい大型車や夏のツーリングに
第6位 Activ ESSENTIAL 4T 通勤向けの鉱物油

鉱物油を使ったカストロールのベーシックなオイルで、粘度は10W-30、規格はJASO MAです。
今回の8本の中では値段が安く、こまめに交換したい通勤用の原付や125ccに向いています。
通勤で使っている125ccのスクーターに、2000kmごとの交換で入れています。
片道15分ほどの通勤なら、上のグレードとの違いを感じる場面はほとんどありませんでした。
そのぶん交換の間隔を短くできるので、エンジン音が大きくなる前に替えられます。
高速道路を長く走る人や大型バイクには、1位や5位のほうが合います。
毎日の通勤でバイクを使う人におすすめのエンジンオイルです。
Castrol(カストロール) エンジンオイル Activ ESSENTIAL 4T 10W-30 MA 1L バイク 4サイクルエンジン用 鉱物油
こまめに替えたい通勤用バイクの鉱物油
第7位 エルフ MOTO 4 PRO TECH 冬に強い合成油

フランスのオイルメーカー、エルフの全化学合成油です。
低温側が5Wなので、寒い朝でもオイルが早く回り、エンジンのかかりが軽くなります。
高温側は40あるので、夏に使っても油膜の強さは10W-40と同じくらいです。
レビューでは「冬の朝のセルの回りが軽くなった」「吹け上がりが軽い」という声が多く見られます。
一方で、取り扱っている店は国内メーカーのオイルより少なめで、近所の店で買えないこともあります。
冬も乗る人や寒い地域に住んでいる人におすすめのバイク用エンジンオイルです。
エルフ(ELF) エンジンオイル MOTO 4 PRO TECH 5W-40 バイク用 全化学合成油 1L
寒い季節も乗る人向けの全化学合成油
第8位 ProHonda STANDARD 燃費重視の純正オイル

ホンダ純正のベーシックなオイルで、以前のウルトラG1の後を継ぐ製品です。
5W-30のやわらかめの粘度で、スーパーカブやPCXのように5W-30を指定する小排気量車に合わせやすいオイルです。
規格はJASO MAとAPI SLで、燃費を落としにくいことを重視しています。
口コミでは「カブに入れて燃費が変わらない」「値段が手ごろで毎回これにしている」という声がありました。
粘度が低いぶん、大型バイクや10W-40指定の車種には向きません。
ホンダの原付や125ccに乗っている人におすすめのエンジンオイルです。
ProHonda STANDARD SL MA 5W30 1L
5W-30指定のホンダの小排気量車に
バイクのエンジンオイル交換でよくある質問
エンジンオイルの交換は何kmごとが目安?
3000km〜5000kmごと、または半年に1回のどちらか早いほうが目安です。
あまり走らないバイクでも、オイルは空気や湿気で傷むので、半年たったら替えてください。
短い距離の通勤だけで使うバイクは、エンジンが温まりきらずにオイルが傷みやすいので、早めの交換がおすすめです。
オイルフィルターも毎回替える必要がある?
オイルフィルターは、オイル交換2回に1回の交換が一般的です。
フィルターを替えるときはオイルの量が少し増えるので、取扱説明書の量を確かめてから入れてください。
違うメーカーのエンジンオイルを混ぜても大丈夫?
規格と粘度が同じなら、継ぎ足しで少し混ざる程度は問題ありません。
ただし添加剤の配合はメーカーごとに違うので、次の交換では1種類に戻すのがおすすめです。
バイク用エンジンオイルは指定粘度と規格で選ぶのがおすすめ
バイク用エンジンオイルは、取扱説明書の指定粘度とJASO規格を先に確かめて、そのあと走り方でベースオイルを選べば合わないものを選ぶことはありません。
迷ったら1位のカストロール POWER1 4Tを選べば、10W-40指定のバイクなら街乗りもツーリングも1本で済みます。
純正にこだわるなら、ヤマハ車は2位のヤマルーブ、ホンダ車は4位のProHondaを選んでください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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