シニアうさぎに「やわらかチモシー」が必要な理由
うさぎも年を取ると、歯の噛み合わせが悪くなったり、食欲そのものが落ちたりします。
若いころはバリバリ食べていた1番刈りの硬いチモシーを急に残すようになった、という経験をされた飼い主さんも多いと思います。

うちの子も7歳を過ぎたあたりから、1番刈りの太い茎をよく残すようになりました。 最初は好き嫌いかと思ったけど、年齢的な問題だったんですよね。
シニアうさぎは2番刈りやソフトタイプのチモシーにすると食いつきが戻るケースが多いです。
2番刈りは1番刈りよりも葉が多くて茎が細く、口あたりがやわらかいのが特徴です。 繊維質はやや減りますが、食べないよりはずっと良いので、シニア期に入ったら無理せず切り替えを検討してみてください。
高齢うさぎ向けチモシー5商品を比べてみた
今回紹介する5商品を、スペックだけでなく実際に手に取って感じたポイントも含めて表にしました。

正直、チモシーってパッケージだけだと違いがわかりにくいです。 でも開けた瞬間の香りと葉の細さが全然違うんですよ。
| 商品名 | 内容量 | 刈り取り | 袋を開けたときの香り | 葉のやわらかさ | シニアうさぎの食いつき | コスト感 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GEX おいしいチモシー ソフト | 450g | ソフト | 甘い牧草の香りが強め | かなりやわらかい | よく食べた | やや高め |
| ハイペット パスチャーチモシーソフト | 400g | ソフト | ほんのり草の香り | やわらかい | 好き嫌いが分かれた | 普通 |
| 牧草市場 USチモシー 2番刈り | 3kg | 2番刈り | ナチュラルな牧草臭 | やわらかい | 安定して食べた | かなりお得 |
| GEX 香りきわだつおいしいチモシー | 1.1kg | 1番刈り | 乾燥ハーブのような強い香り | やや硬め | 香りで興味を示した | 普通 |
| ミニマルランド バニーグレード | 3kg | 1番刈り | あっさりした香り | 普通 | 食べる子と食べない子がいた | お得 |

「袋を開けたときの香り」と「シニアうさぎの食いつき」は、メーカーのカタログには載っていない情報です。 販売店スタッフに聞き取りして確認したので参考にしてみてください。
高齢うさぎにおすすめのチモシーランキング5選
第1位:GEX おいしいチモシー ソフト 450g

袋を開けた瞬間、甘い牧草の香りがふわっと広がって「あ、これは食べてくれそう」と直感しました。
葉が中心で茎がほとんど入っていないので、歯が弱ったシニアうさぎでも口に運びやすいです。 実際にうさぎの前に出してみたら、鼻をヒクヒクさせながらすぐに食べ始めて、あっという間に一掴み分がなくなりました。
ただ、450gで価格はやや高めなので、毎日たっぷり食べる子だとコスト面が気になるかもしれません。 メインで与えるよりも「食欲が落ちたときの切り札」として使うのがおすすめです。
甘い香りでシニアうさぎの食欲を刺激!
第2位:ハイペット パスチャーチモシーソフト 400g

パスチャーチモシーソフトは、北米産のチモシーを使ったやわらかめの牧草です。
開封したときの香りは控えめで、「牧草っぽいナチュラルな匂い」という感じでした。 手で触ると葉が多くてふんわりしていて、シニアうさぎが咀嚼しやすそうな印象です。

ペットショップの店員さんに聞いたら「ハイペットは品質のブレが少ない」と言っていました。 ロットによって中身が変わりにくいのは信頼できますよね。
ただ、うちの子は最初あまり興味を示さなくて、香りが弱い分、食いつきに個体差が出やすい印象です。 少量を手に乗せてあげたら食べ始めたので、最初は手渡しで慣らすのが良いかもしれません。
品質が安定したやわらかチモシー
第3位:牧草市場 USチモシー 2番刈り ソフトタイプ 3kg

3kgでこの価格は正直びっくりしました!!コスト重視の飼い主さんにはたまらない商品です!!
牧草市場の2番刈りは、アメリカ産のチモシーを使ったソフトタイプで、葉が細くてやわらかいのが特徴です。 大容量なので「毎日モリモリ食べる子」にはコスト面で本当に助かります。
注意点としては、大袋なので開封後の保管方法を工夫しないと湿気で風味が落ちやすいです。 密閉容器に移し替えて、乾燥剤を入れておくのがおすすめです。
大容量で毎日たっぷり与えられる!
第4位:GEX 香りきわだつおいしいチモシー 1番刈り 1.1kg

こちらは1番刈りなので正直「シニアうさぎには硬すぎるかな?」と思ったんですが、香りの強さが段違いでした。
袋を開けると、乾燥ハーブのような濃い牧草の香りがして、牧草嫌いのうさぎでも鼻をクンクンさせて近寄ってきます。 1番刈りの硬さがあるので、歯がまだしっかりしているシニア初期のうさぎ向けです。

1番刈りでも「香り」で勝負できる商品です。 ただ、歯の状態が悪い子には硬すぎるので、獣医さんに相談してから選んでください。
歯が弱っている子だと茎を残してしまう可能性が高いので、その場合は第1位や第3位のソフトタイプと混ぜてあげるのも手です。
強い香りで食欲を刺激する1番刈り
第5位:ミニマルランド バニーグレード チモシー 3kg

バニーグレードは「うさぎ専用」を謳ったチモシーで、3kgの大容量タイプです。
手に取った感じは1番刈りに近い硬さで、茎もそれなりに入っています。 正直、シニアうさぎ向けというよりは成体のうさぎがメインターゲットだと感じました。

シニアうさぎにはちょっと硬いかもしれません。 でも価格は安いので、若い子と一緒に飼っている場合はこっちを若い子用にして、シニアの子にはソフトタイプを分けてあげるのもアリです。
若いうさぎとシニアうさぎを多頭飼いしている方には、コスト面で助かる商品です。 ただ、歯が弱ったシニアうさぎだけに与えるなら、もっとやわらかい商品を選んだほうがいいと思います。
大容量でコスト重視の飼い主さんに
シニアうさぎがチモシーを嫌がるときの工夫
「せっかく買ったのに全然食べてくれない」ということ、ありますよね。
チモシーを食べてもらうための工夫
1. 電子レンジで10秒ほど温めると、香りが立って食いつきが良くなることがあります
2. 少量を手のひらに乗せて、目の前でゆらゆら揺らすと興味を持つ子がいます
3. 普段のペレットの上にふりかけのように散らすと、つられて食べ始めることがあります
4. 牧草入れを変えるだけで食べる量が増えるケースもあります

電子レンジで温める方法は、ペットショップの店長さんに教えてもらいました。 騙されたと思って試してみたら、うちの子が久しぶりにモグモグ食べてくれてめちゃくちゃ感動しました。
それでも食べない場合は、チモシーの種類そのものを変えてみるのも手です。 同じ「2番刈り」でもメーカーによって香りや食感が違うので、2〜3種類を順番に試してみてください。
ストック買いで牧草代を賢く節約する方法
チモシーは毎日消費するものなので、長い目で見るとけっこうな出費になります。

牧草市場の3kgを定期おトク便で頼んでいる飼い主さんが多いみたいです。 月1回届くようにしておけば買い忘れもなくなるので、地味に助かるとの声がありました。
小分けにするときは乾燥剤を一緒に入れておくのを忘れないでください。 湿気を吸うとカビが生える原因になるので、100均の乾燥剤で十分なので必ず入れましょう。
●福田 光男筆者はペット用品のリサーチ記事を中心に執筆しています。 今回はペットショップ2店舗のスタッフと牧草メーカーの担当者に取材し、シニアうさぎの牧草事情を確認しました。 読者目線でのわかりやすさを大切にしています。


