モニターイヤホンのおすすめ5選!【2026年4月】

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DTMやライブ現場でイヤホンを使ってモニタリングしたい場面、実は結構あります。 今回は音の確認がしやすいモニターイヤホンを5つ紹介します。

そもそもモニターイヤホンって普通のイヤホンと何が違う?

普通のイヤホンは低音を強めにしたり、ボーカルを前に出したりと「気持ちよく聴こえる」方向にチューニングされていることが多いです。

一方でモニターイヤホンは、音をなるべく加工せず「そのまま聴こえる」ことを目指して作られています。 ミックスやレコーディングで使うなら、音源の粗がちゃんと聞こえないと困りますよね。

こうへい
こうへい

要するに「いい音を聴く」ためじゃなくて「正しい音を聴く」ためのイヤホンです。 リスニング用と混同して買うとがっかりするので、目的をはっきりさせてから選んでください。

モニターイヤホンは有線接続が基本です。 Bluetooth接続だと音の遅延が発生するので、レコーディングやライブのモニタリングには使えません。 ケーブルが煩わしくても有線を選びましょう。

モニターイヤホン5機種を比較してみた

商品名 メーカー ドライバー 装着しやすさ
(5段階)
低音の正確さ
(5段階)
AONIC 215 SHURE ダイナミック型 ★★★★☆ ★★★☆☆
KBEAR Storm Yinyoo ダイナミック型 ★★★☆☆ ★★★★☆
TRN CONCH TRN DLCダイヤモンド振動膜 ★★★★☆ ★★★★☆
E500 final ダイナミック型 ★★★★★ ★★★☆☆
KZ Castor KZ デュアルDD ★★★☆☆ ★★★★★
あい
あい

今回の5機種は価格帯もバラバラです。 SHURE AONIC 215は1万円台、KZ CastorやTRN CONCHは数千円で買えるので、予算に合わせて選びやすいですよ。

モニターイヤホンのおすすめ5選

第1位:SHURE AONIC 215 有線イヤホン マイク付き SE215DYBK+UNI-A

SHURE AONIC 215

イヤモニの代名詞ともいえるSHURE SE215の後継モデルです。 耳掛け式のケーブルで装着感が安定していて、ライブのステージモニターとしても長年使われてきた実績があります。

音は中低域に厚みがあって、ボーカルやギターの帯域が聴き取りやすいです。 初めてモニターイヤホンを買う人が「とりあえずこれ」で選んでも大きく外さない安心感があります。

ただ、解像度は最新の中華イヤホンに比べると正直負けています。 高域の繊細さが物足りないと感じる場面もあって、ハイハットのニュアンスを細かく確認したい用途だとちょっと厳しいです。

第2位:Yinyoo KBEAR Storm イヤモニ 有線イヤホン 10mmダイナミック カナル型

KBEAR Storm

中華イヤホンブランドKBEARの低価格モニターモデルです。 3,000円前後で買えるのに、音の分離感がしっかりしていてDTM用途でも十分使えます。

10mmのダイナミックドライバー1基というシンプルな構成ですが、低域の量感と中高域のクリアさのバランスが良くて、各楽器の音がちゃんと分かれて聞こえます。

ケーブルの被膜がやや硬めで、タッチノイズ(ケーブルが服に擦れたときに伝わる音)が気になります。 歩きながら使うと結構ガサガサ聞こえるので、座って作業するとき向きです。

こうへい
こうへい

この価格で「モニターイヤホンってこういうものか」と体験できるのはすごいです。 ただ、ケーブルを交換しようと思ったら本体とほぼ同額のケーブルが必要になるので、壊れたら買い直す覚悟で。

第3位:TRN CONCH モニターイヤホン DLCダイヤモンド炭素振動膜 1DD カナル型

TRN CONCH

えっ、この値段でこの音質やばくない!?!! 2,000円台でDLC(ダイヤモンドライクカーボン)振動膜を載せてきたTRNの意欲作です。

DLC振動膜は高域の伸びが良くて、シンバルやストリングスの倍音が自然に聞こえます。 低域も締まりがあって、キックドラムの輪郭がぼやけずに聞こえるのはこの価格帯では驚きです。

見た目がかなりシンプルというか、正直チープに見えます。 透明な樹脂シェルでいかにも「安いイヤホン」という外見なので、見た目を気にする人は注意してください。

第4位:final E500 カナル型イヤホン バイノーラル ASMR対応

final E500

日本のイヤホンメーカーfinalが作る、バイノーラル音源やASMR向けに特化したモデルです。 2,000円前後という驚きの価格ながら、空間表現の自然さに定評があります。

モニターイヤホンとしては少し変わり種で、周波数特性のフラットさよりも「音の位置関係がわかりやすいこと」を重視しています。 パンニングの確認やステレオイメージの調整に使いやすいです。

あい
あい

正直、EQ的なミックス作業にはあまり向いていません。 低域の締まりが甘くて、キックとベースの分離がぼんやりしがちです。 あくまで「空間確認用のサブ機」として持っておくのが賢い使い方です。

ケーブルが着脱不可なので、断線したら本体ごと買い替えになります。 ただ2,000円なので、消耗品として割り切れる価格です。

第5位:KZ Castor イヤモニ 有線イヤホン デュアルダイナミックドライバー 2DD

KZ Castor

デュアルダイナミックドライバー(2DD)構成で、低域と高域をそれぞれ専用のドライバーで鳴らす設計です。 低域の沈み込みが深くて、サブベースの確認がしやすいのが大きな強みです。

背面のスイッチで音質を3段階に切り替えられるギミックが付いていて、用途に合わせてチューニングを変えられます。 ミックス作業時はフラット寄りの設定にしておくと使いやすいです。

筐体がやや大きめで、耳の小さい人はフィット感に苦労するかもしれません。 イヤーピースをいくつか試して合うサイズを見つける必要があります。

モニターイヤホンでミックスするときのコツ

モニターイヤホンだけでミックスを仕上げるのは正直難しいです。 ヘッドホンやスピーカーと併用して、複数の環境で音を確認するのが鉄則です。

イヤホンでミックスするときは音量を控えめにして、長くても1時間に10分は耳を休ませてください。 イヤホンは鼓膜との距離が近い分、同じ音量でもスピーカーより耳への負担が大きいです。

イヤーピースの素材でも音の印象は変わります。 シリコン製はクリアな音、フォーム製は低域が増す傾向があるので、好みに合わせて試してみてください。

こうへい
こうへい

個人的にはモニターイヤホンは「外出先でのミックス確認」か「電車内での音チェック」に一番力を発揮すると思っています。 自宅ではやっぱりヘッドホンかスピーカーの方が判断しやすいです。

ヘッドホンとイヤホン、モニタリングにはどっちが向いてる?

ヘッドホンは音場が広くて長時間の作業がしやすい反面、かさばるので持ち運びには不向きです。 イヤホンは遮音性が高くてコンパクトですが、音場の広さではヘッドホンに敵いません。

使い分けの目安
自宅スタジオでの長時間作業 → ヘッドホン、ライブ現場やリハーサル → イヤホン、電車や外出先での音チェック → イヤホン、ミキシングの仕上げ → ヘッドホンまたはスピーカー

どちらか1つだけ買うならヘッドホンの方が汎用性は高いですが、すでにヘッドホンを持っているなら「持ち運び用のサブ機」としてモニターイヤホンを追加するのがベストです。

この記事を書いた人
●筆者:福田 光男
音楽機器やオーディオ関連を得意とするプロライター。 今回はイヤホン専門店スタッフや楽器店の販売員への取材・リサーチをもとに、モニターイヤホンを比較しました。 読みやすく、買い物の参考になる記事を心がけています。
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