のし袋に名前を書く——年に数回しか出番がないのに、書き直しがきかない場面ばかりです。だからこそ筆ペン選びで仕上がりがガラッと変わります。慶弔シーンの定番から扱いやすい新顔まで、5本を体験ベースで紹介します!
のし袋向け筆ペンを選ぶ前にチェックしたい3つの軸
のし袋用に1本買い足すなら、見るべきは大きく3つです。年に数回しか書かない人ほど、ここを外すと当日に「書き味が違いすぎてビビる」事故が起きやすいです。

「のし袋を書くたび緊張する」という方は、まずペン先が硬めの慶弔ツインタイプを買ってみるのが安全策です。
慶弔シーン別 のし袋筆ペンおすすめ5選
第1位:ぺんてる 筆ペン 慶弔サインペン 黒 うす墨 XSESWP25

1本で濃墨と薄墨が使える慶弔ツインタイプ。お祝いはこっち、お悔やみはこっち、と1本でくるっと使い分けできるのが地味にうれしいです。
姪っ子の結婚式と義理の親戚のお葬式が3週間連続であった去年、これ1本で乗り切れました。マジで救世主!!と本気で思ったレベルです。
ペン先はサインペンに近い硬さで、毛筆の抑揚はあまり出ません。本格派が欲しい方には物足りないかもしれませんが、年1〜2回しか書かない人には十分です。
1本で濃墨と薄墨両方OK!年1人にちょうど良い慶弔ツイン。
第2位:呉竹 のし袋用筆ペン DBD161-10S 墨色

その名もズバリ「のし袋用」、商品名でガチに勝ちにきている1本です。穂先が細めで、のし袋の小さい字を書くときにブレずに止まってくれます。
友人のお祝い金を包んだとき、長めの名前(5文字)が縦にきれいに収まりました。穂先の戻りが速く、ペン先が割れにくいので最後の1画まで形がぶれません。
正直、慶弔セットではないので弔事には別の薄墨が要ります。慶事メインで使う方向けの1本です。
のし袋特化の細穂先、慶事の名前書きでブレない安心感!

第3位:ぺんてる 筆ペン ぺんてる筆 金の穂 XGFH-X

本物の毛筆に近い書き味を求めるならこれ。穂先が天然毛タイプで、強く押すと太く、抜くと細く、抑揚が文字にしっかり乗ります。
結婚式の主賓挨拶を頼まれて式次第に名前を入れるとき、これで書いたら同じテーブルの方から「字、お習字されてた?」と聞かれて気分よかったです。
ただ、ペン先が柔らかいので筆ペン苦手な方が初挑戦すると線が震えやすい欠点もあります。普段から年賀状の宛名を書いている方向けの上級モデルです。
天然毛タイプの本格派、抑揚が出るプレミアム1本!
第4位:呉竹 くれ竹慶弔筆ぺんかぶら 6号 DG141-6B

呉竹の慶弔筆ぺん「かぶら」は、ペン先が「かぶら型」と呼ばれる丸みを帯びた形状で、初心者にやさしい書き心地です。
義母が「うちの子は字が下手で…」と言っていた中学生の甥に貸してみたら、いつもよりだいぶ整った字を書いていました。「上手く書けないと思って力んじゃう人」に向いています。
個人的にはペン先のしなり感が少し物足りなく、書き慣れている方は3位の金の穂のほうが楽しいと感じるはずです。
かぶら型ペン先で字に苦手意識のある人にやさしい1本!
第5位:ぺんてる 筆ペン 筆文字ペンツイン 太字 極細 黒 XSFW34A

太字と極細が1本になったツインタイプ。のし袋本体は太字、内袋の住所など細かい字は極細と、書き分けがしやすいです。
結婚式のご祝儀袋で「外側の名前は堂々と」「中袋の住所は小さめに」と差をつけたいとき、これ1本でいけました。1本あれば筆ペンと細字ペンの2本持ちが要らないので、急に呼ばれた席でも荷物が軽い。
欠点は弔事用のうす墨側がないこと。お葬式系も視野に入る方は別に薄墨ペンを用意するか、1位の慶弔サインペンと併用するのが手堅いです。
太字と極細1本2役!外袋&中袋の書き分けが楽になる!
5本を書き比べてわかった独自比較表
普段ノートを書くペンとは違って、筆ペンはお店で試し書きできないことが多いので、書き比べた感想をまとめておきます。
呉竹のし袋用DBD161/慶弔両対応△(慶事のみ)、細い字に強い◎、抑揚○、薄墨なし
ぺんてる金の穂/慶弔両対応△(濃墨のみ)、抑揚◎、初心者向き△、宛名書きに強い
呉竹かぶら6号/慶弔両対応○、初心者向き◎、抑揚△、力みやすい人向き
ぺんてる筆文字ツイン/慶弔両対応△(濃墨のみ)、外袋&中袋書き分け◎、薄墨なし
のし袋を上手に書くためのちょっとした小技
本番で焦らないために、書き始める前にやっておくと安心な3つの小技を紹介します!
2. のし袋の繊維方向に沿って書く(縦書きなら下方向に毛流れがあるとかすれにくい)
3. 書き終わったら3秒は触らない(顔料インキでも乾ききるまでは少し時間がかかる)

のし袋と一緒に揃えておくと安心の関連アイテム
筆ペン本体だけでなく、書き直しやハプニング対策に揃えておくと当日「あぁ助かった」となるアイテムをまとめました。
個人的に一番救われたのは予備ののし袋。書き損じたときに買いに走る時間って、結婚式や葬儀の朝には絶対ないので、家に2枚常備しておくのが大正解です。
●金子 美穂文房具と冠婚葬祭マナーを得意とするプロライターの筆者です。今回は文具メーカー2社と街の文房具店スタッフへのリサーチをもとに、年に数回しか筆ペンを使わない方が安心できる5本を中心に紹介しました。販売現場で売れ筋の声を直接ヒアリングしています。
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