岩場で頭上から「ラクッ!」の声、あの瞬間の心細さは一度味わうと忘れません。 岩で頼れるクライミングヘルメットを4つ紹介します!
この記事で紹介するクライミングヘルメット4選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | PETZL ボレオ | ![]() |
タフに使える定番ペツル | Amazon楽天 |
| 2位 | Black Diamond ベイパー | ![]() |
二度見する軽さの最上位 | Amazon楽天 |
| 3位 | CAMP タイタン | ![]() |
ぶつけても平気な図太さ | Amazon楽天 |
| 4位 | グリベル ステルス | ![]() |
日本人の頭に合う軽量級 | Amazon楽天 |
クライミングヘルメットと作業用ヘルメット、何が違う?
見た目は似ていても中身は別物です。 クライミングヘルメットは上からの落石と、振られて横や後ろをぶつける事故の両方を想定して作られていて、EN12492やUIAAという山岳用の規格で試験されています。 工事現場の作業用は上からの衝撃が主眼なので、岩場では代わりになりません。
構造は大きく2系統で、ABS樹脂の硬い殻をかぶせた堅牢タイプと、発泡素材主体の軽量タイプがあります。 ゲレンデ通いで道具をガシガシ扱うなら堅牢タイプ、長い行動時間で首を守りたいなら軽量タイプが目安です。

4商品をかぶり比べた独自比較表
今回の4つを、グローブのままベルトを扱えるか、蒸れにくさ、ぶつけても平気度という実戦寄りの3項目で点数にしました。 数字のスペックより、こっちのほうが買ってからの満足度に直結します。
| 商品 | グローブでの操作 | 蒸れにくさ | ぶつけても平気度 |
|---|---|---|---|
| ボレオ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
| ベイパー | ★★★★ | ★★★★★ | ★★ |
| タイタン | ★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
| ステルス | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
岩場で頼れるクライミングヘルメットおすすめランキング4選
ここからはおすすめのクライミングヘルメットをランキングで紹介します! ジム仲間と岩場でかぶり比べた感想も交えていきます。
第1位 PETZL ペツル ボレオ ヘルメット A042VA03

ペツルの定番ハードシェルで、前後左右からの衝撃まで考えた独自基準で作られているのが心強い1個です。 岩場の取り付きでザックからゴロンと転がしてしまったことがあるのですが、傷ひとつで済んで「これにして良かった」としみじみ思いました。 あご紐のバックルも手探りで留められる形です。
300g前後の重さは軽量級と比べれば感じますが、価格は1万円を切るあたり。 最初の1個として欠点の少ない優等生です。

転がしても傷ひとつの図太い定番!
第2位 Black Diamond ベイパー ロッククライミングヘルメット

箱から出して持った瞬間、えっ嘘でしょ!?となる軽さです。 S/Mで170gほどしかなく、マルチピッチで一日かぶりっぱなしでも首が音を上げないのは正義でした。 通気穴が大きく、夏の岩場でも頭の中が沼になりません。 この軽さはもう、最高すぎる!!
そのぶん発泡素材主体なので、雑に扱うとへこみます。 値段も張るので、道具を丁寧に扱える中級者以上向けというのが本音です。
Black Diamond ベイパー ロッククライミングヘルメット
170g級、首が歓喜する軽さ!
第3位 CAMP カンプ タイタン クライミングヘルメット 5212702

名前の通りタイタン級にタフなABSシェルで、講習会やレンタル現場で長年使われてきた壊れにくさが持ち味です。 沢登りと岩場を兼用したい友人がこれを選び、ヤブこぎで枝に引っかけても無傷で帰ってきました。 調整幅が広く、頭の大きい人でも入りやすいのも特長です。
ぶっちゃけ、デザインは武骨で今風ではありません。 見た目より道具としての信頼を取る人にこそ刺さる1個です。
CAMP カンプ タイタン クライミングヘルメット 5212702
ヤブこぎでも無傷のタフネス!
第4位 グリベル Grivel ステルス ヘルメット GV-HESTE

215gの軽量級ながら、日本人の頭に合わせたジャパンフィット形状で横の圧迫が出にくいモデルです。 欧米ブランドのヘルメットがどうも合わなかった仲間が、これに替えてから頭痛の愚痴を言わなくなりました。 低く構えたシルエットで、かぶったときの見た目もすっきりします。
カラーがチタングレー基調で選択肢が少ないのは好みが分かれるところ。 フィット最優先で選ぶなら有力候補です。
グリベル Grivel ステルス ヘルメット GV-HESTE
頭痛知らずのジャパンフィット!
かぶり方のコツとやりがちなミス
正しい順番は、全部のベルトを緩めてから水平にかぶり、あご紐、後頭部の順で締めるです。 逆にやると前にずれたまま固定されて、登っている途中に視界へ落ちてきます。 仕上げに頭を上下左右に振って、ズレなければ合格です。 かぶり方と各モデルの違いは、この動画が分かりやすかったので貼っておきます。
装備をそろえるときの買い足し順
クライミングを始めたばかりなら、シューズ、チョーク、ハーネスの次くらいの優先度でヘルメットを入れてほしいです。 外岩デビューが決まった時点で買うのがちょうど良いタイミングでした。 あわせてヘルメットホルダーがあるとザック外付けの定位置が決まり、ヘッドライトを買うときはクリップに通る薄型を選ぶと夜明け前のアプローチで活きます。

●福田 光男この記事の筆者。登山やクライミング用品を得意とするプロライター。 クライミングジムのスタッフや外岩経験者への取材とリサーチをもとに執筆しています。 今回は岩場仲間と4モデルをかぶり比べ、グローブのままベルトを扱えるかまで確かめました。


