プロ向けと聞くと値段も身構えますが、現場で選ばれる理由は音の正直さにあります。 プロ仕様のモニタースピーカーを、用途ごとの感想つきで紹介します。
この記事で紹介するプロ向けモニタースピーカー5選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | CLASSIC PRO CP12ME | ![]() |
ステージで返す12インチ | Amazon楽天 |
| 2位 | AIYIMA S4000 | ![]() |
安く試せる4インチ | Amazon楽天 |
| 3位 | Edifier MR4 | ![]() |
昼夜で音を切り替え | Amazon楽天 |
| 4位 | JBL 104-BT-Y3 | ![]() |
省スペースで前に出る音 | Amazon楽天 |
| 5位 | M-AUDIO BX3 | ![]() |
低音までしっかり鳴る | Amazon楽天 |
そもそもプロ向けモニタースピーカーは何が違うのか
家電量販店で売っている気持ちよく聞かせるスピーカーと、プロが現場で使うモニタースピーカーは、目指す方向がまるで逆です。 前者は低音や高音を盛って心地よくしますが、後者は音を盛らずにありのまま返します。 だからこそ、録音の粗やミックスの偏りに気づけるわけです。
プロ用と呼ばれるモデルは、長時間聞いても耳が疲れにくく、小さな音の変化まで拾ってくれます。 その正直さが、現場で選ばれ続ける理由になっています。

プロ向けモニタースピーカー比較で見えた実力差
用途も価格もバラバラな5台を、家で鳴らして感じた使い勝手で並べてみました。 星が多いほど良い評価です。
| 商品 | 主な用途 | 音の正確さ | 夜の小音量での扱いやすさ | 机へのおさまり |
|---|---|---|---|---|
| CLASSIC PRO CP12ME | ステージ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
| AIYIMA S4000 | 宅録入門 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| Edifier MR4 | 宅録と配信 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| JBL 104-BT-Y3 | 配信と声もの | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| M-AUDIO BX3 | 宅録の本格派 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
表にすると、同じプロ向けでも置き場所と使い道がはっきり分かれます。 ステージで返したいのか、机で音をつくりたいのかを先に決めると迷いません。
プロ仕様で選ぶモニタースピーカーランキング
第1位 CLASSIC PRO フロアモニター CP12ME 12インチ 280W

弾き語りの配信で足元に置いて鳴らしてみたら、自分の声とギターがはっきり返ってきて演奏が安定しました。 12インチの大口径を積んだステージ用のフロアモニターで、人前で歌う人やバンドの練習に頼れる一台です。 280Wの余裕があるので、広めの部屋でも音が痩せません。 ただ、机に置く宅録用としては大きすぎるので、用途はステージ寄りだと考えてください。 正直、置き場所は選びますが、生音を返す力は値段以上でした。
ステージや弾き語りで声を返す本格フロアモニター
第2位 AIYIMA S4000 4インチ スタジオモニタースピーカー Bluetooth

机の上に左右を並べたら、4インチとは思えないほど低音が出てきて驚きました。 入門価格ながら木の箱がしっかりしていて、はじめてのスタジオモニターを安く試したい人に向くペアです。 Bluetoothでスマホからも鳴らせるので、作業の合間に音楽を流すのも気楽です。 ぶっちゃけ高級機ほどの解像感はありませんが、この値段なら文句のつけようがありません。 最初の一歩としては十分すぎる出来です。
安く試せるBluetooth対応の入門スタジオモニター
第3位 Edifier MR4 モニタースピーカー デュアルモード切替

昼は普通に鳴らして、夜はモードを切り替えて小音量で聞く使い方が気に入りました。 二つの音の出方を手元で変えられるので、時間帯で音量を変えて使いたい人に向いた一台です。 価格のわりに音の輪郭がくっきりしていて、ミックスの確認にも使えます。 切り替えスイッチが背面にあって、毎回手を伸ばすのが少し面倒でした。 それでも一台で二役こなしてくれる便利さは捨てがたいものがあります。
昼夜で音を切り替えられる二役のモニター

第4位 JBL プロフェッショナル 104-BT-Y3 スタジオモニター スピーカー

狭い机でも置きやすい縦長の形で、並べてみると音がぐっと前に出てきました。 放送局でも見かけるJBLらしい張りのある音で、声ものや配信の確認をしたい人に向いた一台です。 左右が一本のケーブルでつながる手軽さで、配線が苦手でもすぐ鳴らせます。 低音はサイズなりなので、重低音を求める人には物足りないかもしれません。 省スペースで素直に鳴る相棒として頼れます。
省スペースで前に出る放送局系の張りある音
第5位 M-AUDIO スタジオモニタースピーカー BX3 L/Rペア

前面のつまみで音量をすぐ変えられて、配信の音チェックがはかどりました。 口径が大きめで低音までしっかり動かすので、価格を抑えつつ本格的な鳴りがほしい人に向いたペアです。 箱はやや大きめなので、机が狭いと存在感があります。 微妙に奥行きを取りますが、出てくる音はその不便さを忘れさせてくれます。 迷ったらまずこれで間違いなしです!!
価格を抑えて本格的な鳴りを楽しめるペア
プロの現場に近づく使い方のコツ
同じスピーカーでも、置き方と音量の決め方で現場感がぐっと変わります。 左右と自分の頭で正三角形をつくり、ツイーターを耳の高さに合わせると、音の真ん中がぴたりと決まります。
プロ向けを選ぶときは、高い音までどれだけ出せるかも音づくりの助けになります。 高域の余裕について、こんな指摘があります。
「スピーカー側が40kHzあたりまでの高い音を出せると、シンバルの余韻や歌い手の息づかいまで聴き取れるようになります」(出典 ソニックE PCスピーカー ハイレゾのおすすめ)。プロ用を選ぶ場面でも、この高域の伸びは音の判断を助けてくれます。
用途別にそろえるときの組み合わせ
本体だけでなく、周りの道具を少し足すと音の精度がぐっと上がります。 高い物は要らなくて、数千円の小物で聞こえ方が変わります。
道具は一度にそろえなくても、足りないと感じた部分から少しずつ足していけば十分です。 まずは本体の置き方を決めて、現場感が足りないところを補っていきましょう。
プロを目指す人に贈る一台の選び方
音を正直に返す一台があると、録音やミックスの迷いがぐっと減ります。 ステージで返したいならCLASSIC PRO CP12ME、机で本格的に鳴らしたいならM-AUDIO BX3、昼夜で使い分けたいならEdifier MR4が頼れます。 省スペースで配信の声を確認したいなら、JBL 104-BT-Y3から始めると現場の感覚に近づけます。
横井宗孝パソコン周辺機器を得意とする筆者です。今回は配信者や宅録経験者へのリサーチに加え、ステージ用と机用のモデルを自室で鳴らし比べた取材をもとに記事を書きました。プロ志向の人にも宅録を始める人にも分かりやすい言葉を心がけています。


