大きいサイズの3Dプリンターが欲しいけど、種類が多くてどれにすればいいか迷いますよね。 今回は大型3Dプリンターのおすすめ4台をランキングで紹介します!
大型3Dプリンターって普通のとどう違うの?
「大型」といわれてもピンとこない人も多いと思います。 一般的な家庭用3Dプリンターの造形サイズは200mm四方前後ですが、大型モデルになると300mm以上の造形が可能になります。
小さいモデルを一度に複数並べてプリントできるので、量産したいときに効率がいい
フィギュアやコスプレの小道具など、迫力のある大物を自宅で作れるようになる

正直、大型モデルは置き場所に困るという話もあります。 サイズが大きい分、本体もそれなりに場所を取るので、買う前に設置スペースは確認しておいてください
あと、大型プリンターはプリント時間も長くなりがちです。 300mmの作品を出力すると数時間〜十数時間かかることもあるので、安定した電源環境と停電復帰機能があると安心です。
大型3Dプリンターおすすめ4選を一気に比較
まずは今回紹介する4機種を比較表でサクッと見てみましょう。
| 機種名 | 造形速度 | 造形サイズ | 多色対応 | 密閉型 | 大物プリントの安心感 | 静音性 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Creality K2 PRO COMBO | 600mm/s | 300×300×300mm | ○ | ○ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| Bambu Lab P1S Combo | 500mm/s | 256×256×256mm | ○ | ○ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| Bambu Lab P2S | 600mm/s | 256×256×256mm | ○(最大20色) | ○ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| QIDI Q2 | 600mm/s | 230×230×240mm | × | ○ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |

「大物プリントの安心感」と「静音性」は筆者が販売店の話と使用感をもとに評価したものです。 参考にしてみてくださいね
大型3Dプリンターのおすすめ4選ランキング
さっそくランキング形式で1台ずつ紹介していきます!
第1位:Creality K2 PRO COMBO

造形サイズ300×300×300mmという大型ボディに、600mm/sの高速プリントと多色造形が詰まったモンスターマシンです。 箱を開けたとき「デカっ!!」と声が出ました。 存在感がすごいです。
実際にプリントしてみると、300mm角のフルサイズ造形が一発でできるのが最高に気持ちいい。 今まで分割しないと出力できなかったヘルメット型のモデルが、1パーツで完成したときは感動しました。

大型で多色もできて600mm/sって、数年前なら考えられないスペック。 ただ、CFS周りのチューブ取り回しに少しコツがいるので、最初は戸惑うかもしれません
Creality K2 PRO COMBO 3Dプリンター 600mm/s高速 多色造形 大型 造形サイズ300x300x300mm
300mm角の大型造形+多色対応!大物を作りたい人の最有力候補
第2位:Bambu Lab P1S Combo

Bambu Labの密閉型プリンターで、AMS(多色ユニット)がセットになったComboモデルです。 P1Sの良いところは、密閉筐体でABSやASAなどの反りやすい素材も安定して使えること。
CoreXY構造で500mm/sの高速プリントに対応していて、大きめのモデルでもサクサク出力できます。 20cm角のフィギュアを出力したとき、思ったより早く終わって驚きました。
Bambu Lab P1S Combo 3Dプリンター 多色造形 筐体付き 高速CoreXY 500mm/s
密閉型+AMS付きで安定感バツグン!Bambu Labの人気Comboモデル
第3位:Bambu Lab P2S

P1Sの後継にあたるP2Sは、600mm/sの高速プリントに加え、最大20色の多色造形に対応しているのが最大の魅力です。 20色って聞いたとき「何に使うんだ?」と思ったんですが、フルカラーのフィギュアやロゴ入りの造形物を見たら納得しました。
密閉型筐体はP1Sから引き継いでいて、エンクロージャー内の温度管理もしっかりしています。 ABS系の素材でも反りを気にせず出力できるのはありがたいです。

P1SとP2Sで迷ったんですが、予算が許すなら新しいP2Sのほうが将来的に使い勝手が良さそうですよね
Bambu Lab P2S 3Dプリンター 多色造形 筐体付き 600mm/s高速 CoreXY 最大20色対応
最大20色の多色造形!P1Sの進化版ハイエンドモデル
第4位:QIDI Q2

QIDIのQ2は、65℃の加熱チャンバーを内蔵した密閉型FDMプリンターです。 この加熱チャンバーが本当に強力で、PA(ナイロン)やPCなどの反りやすいエンプラ素材も安定してプリントできます。
600mm/sの高速プリントとCoreXY構造で、造形品質と速度を両立。 筆者がメーカーに問い合わせたところ、「エンプラを家庭で手軽に使いたい人に向けて設計した」とのことでした。
65℃まで加熱できるチャンバーはこの価格帯では珍しく、ナイロンやPCを安定して使えるのはQ2の大きなアドバンテージ。 エンプラで実用パーツを作りたい人にはかなり刺さるモデルです
QIDI Q2 3Dプリンター 密閉型FDM 65℃加熱チャンバー 600mm/s高速 CoreXY構造
65℃加熱チャンバー搭載!エンプラが使える本格派モデル
大型3Dプリンターを使いこなすワンポイントアドバイス
大型プリンターは普通の3Dプリンターと比べて気をつけるべきことがいくつかあります。
大型造形はベッドとの密着面積が大きくなるので、ベッドの清掃と水平はいつも以上に丁寧に。 スティックのりを薄く塗るだけでも密着力がかなり上がります
300mmクラスの造形だと1kg巻きフィラメントを1本丸々使い切ることもあります。 途中でフィラメントが足りなくなると悲劇なので、予備は必ず用意しておいてください
密閉型でない場合、冬場の冷たい空気がプリントに影響します。 エアコンの風が直接当たらない場所に設置するのがベスト

大型プリントは失敗すると素材も時間もロスが大きいので、初めは小さめのテストプリントから始めて、設定が合っているか確かめるのがおすすめ
大型3Dプリンターと組み合わせると便利なグッズ
大型プリンターならではの「あると助かるグッズ」をまとめました。
フィラメントドライボックス:長時間プリント中にフィラメントが湿気を吸うと品質が落ちます。 ドライボックスに入れたまま給紙するのが理想
UPS(無停電電源装置):大型造形は10時間超えることもあり、途中で停電すると全部やり直し。 正直、これが一番ショックが大きいので保険としてあると安心
ヤスリ・サンドペーパー:大きい造形物は積層痕が目立ちやすいので、仕上げ磨きの道具は持っておいたほうがいいです。 番手は240→400→800くらいの順で使うとキレイになります

UPSまで必要なんですか。 わからなかったです、大型プリントは準備も大事なんですね
●福田 光男ガジェット系を中心に多くの製品をレビューしてきたライターです。 今回は大型3Dプリンターを取り扱う家電量販店とメーカー担当者にリサーチして、家庭で使える大型モデルの特徴を取材しました。 iPad+互換ペンで資格勉強するのが日課です。


