レンズキットで10万円から17万円。この価格帯で何が変わるのかを、店頭で触った感触と使っている人の声から9台ぶん並べました。
この記事で紹介するミラーレス一眼9選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Nikon Z50II ボディ | ![]() |
オートの色が破綻しない | Amazon楽天 |
| 2位 | SONY VLOGCAM ZV-E10M2 | ![]() |
自撮り動画に振り切った形 | Amazon楽天 |
| 3位 | Canon EOS R50 レンズキット | ![]() |
375gで首が疲れない | Amazon楽天 |
| 4位 | FUJIFILM X-M5 レンズキット | ![]() |
撮った色をそのまま出せる | Amazon楽天 |
| 5位 | SONY α7CII ズームレンズキット | ![]() |
小さい本体でフルサイズ | Amazon楽天 |
| 6位 | Nikon Zfc 16-50 VR キット | ![]() |
ダイヤル操作が楽しい | Amazon楽天 |
| 7位 | Canon EOS R10 ボディ | ![]() |
運動会で連写が止まらない | Amazon楽天 |
| 8位 | OM SYSTEM OM-5 Mark II | ![]() |
雨の山でも止まらない | Amazon楽天 |
| 9位 | Panasonic LUMIX G100D | ![]() |
声がきれいに録れる軽量機 | Amazon楽天 |
- そもそもミラーレス一眼は何が違うのか
- 9台のセンサーと重さを並べて比べる
- 予算と用途で選ぶミラーレス一眼 おすすめ9選
- 第1位 Nikon Z50II ボディ
- 第2位 SONY VLOGCAM ZV-E10M2 ボディ ブラック
- 第3位 Canon EOS R50 標準ズームレンズキット ブラック
- 第4位 FUJIFILM X-M5 レンズキット シルバー
- 第5位 SONY α7CII ズームレンズキット シルバー
- 第6位 Nikon Zfc 16-50 VR レンズキット ブラック
- 第7位 Canon EOS R10 ボディ ブラック
- 第8位 OM SYSTEM OM-5 Mark II 12-45mm F4.0 PRO レンズキット ブラック
- 第9位 Panasonic LUMIX G100D 標準ズームレンズキット ブラック
- 買ったその日にやっておくと写真が変わる設定
- レンズをもう1本足すなら何を選ぶか
そもそもミラーレス一眼は何が違うのか
昔の一眼レフは、レンズから入った光を鏡で跳ね返してファインダーに届ける仕組みでした。
その鏡を取り払ったのがミラーレスで、箱が薄くなり、重さが半分近くまで落ちています。
仕上がりの明るさや色を、シャッターを切る前に画面で確認できるのが一番の違いです。
写真を撮ってから「暗すぎた」と気づく回数が減るので、はじめての人ほど恩恵を受けます。
センサーの大きさは、フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズの3種類が主流です。
大きいほど暗い場所に強くてボケも大きく、小さいほど本体もレンズも軽くなります。

9台のセンサーと重さを並べて比べる
数字の比較に加えて、一日首から下げた疲れ方と、動く子どもを追えたかどうかも入れています。
| 商品名 | センサー | 一日下げた疲れにくさ | 撮って出しの色 | 動く子どもへの粘り | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| Nikon Z50II | APS-C | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | 写真を長く続けたい人 |
| SONY ZV-E10M2 | APS-C | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 動画と配信 |
| Canon EOS R50 | APS-C | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | はじめての1台 |
| FUJIFILM X-M5 | APS-C | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | SNSに上げる人 |
| SONY α7CII | フルサイズ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | 画質を突き詰めたい人 |
| Nikon Zfc | APS-C | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 見た目で選びたい人 |
| Canon EOS R10 | APS-C | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | 運動会とスポーツ |
| OM SYSTEM OM-5 Mark II | マイクロフォーサーズ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 登山と旅 |
| Panasonic LUMIX G100D | マイクロフォーサーズ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ひとりで動画を撮る人 |
こうして横に並べると、値段よりも撮りたいものでほぼ答えが出ます。
予算と用途で選ぶミラーレス一眼 おすすめ9選
上から順に、はじめての1台としての選びやすさで並べました。
第1位 Nikon Z50II ボディ

今、私が一番よく持ち出しているのがこれです。
上位機と同じ画像処理エンジンが入っていて、オートのまま撮っても色が転びません。
夕方の公園で撮った写真をそのまま家族に送っても、直したくなる場面がほとんどありませんでした。
写真をあとから直す時間を減らしたい人には、この安定感が効きます。
見やすいファインダーがあるので、日差しの強い日でも構図が崩れません。
惜しいのは重さと価格で、軽さを求める人には一回り大きく感じます。
オートで撮っても色が転ばない安定型
第2位 SONY VLOGCAM ZV-E10M2 ボディ ブラック

動画から入る人に売れているのがこの形で、量販店の担当者も配信の相談ではまずこれを出すと話していました。
顔を追いかけるピント合わせが粘り強く、話しながら手を動かしても迷いません。
商品を持ち上げると背景から手元にピントが移る撮影モードがあり、レビュー動画を撮る人の評価が高いです。
写真より動画の割合が多いなら、この専用設計が一番ラクです。
ファインダーがないため、晴れた屋外で写真を撮る比率が高い人には物足りません。
口コミでも、写真機として買うと画面が見えずに困るという声が出ていました。
SONY VLOGCAM ZV-E10M2 ボディ ブラック
話しながら撮る人のための専用設計
第3位 Canon EOS R50 標準ズームレンズキット ブラック

以前、旅行用に使っていた一台です。
本体が約375gしかないので、一日中肩から下げていても首に来ません。
人と動物と乗り物を勝手に見分けてピントを合わせてくれるので、設定を覚える前から成功率が高いです。
はじめての1台で迷ったら、この軽さと値段の組み合わせが一番手堅いです。
気になるのは本体側に手ブレ補正がないところで、暗い室内ではレンズ任せになります。
電池のもちも控えめなので、予備を1本足しておくと旅先で困りません。

Canon EOS R50 標準ズームレンズキット ブラック
375gの軽さで持ち出す回数が増える
第4位 FUJIFILM X-M5 レンズキット シルバー

色を作り込むダイヤルが天面にあり、撮った写真を直さずにSNSへ上げたい人から支持されています。
フィルムの銘柄に近い色をその場で切り替えられるので、同じ場所でも雰囲気を変えて撮れます。
販売店では、写真のトーンで選ぶ若い層がこれを指名買いしていくと聞きました。
加工が面倒な人ほど、この撮って出しの色に助けられます。
本体に手ブレ補正がなく、ファインダーも付いていません。
背面の画面だけで撮る形になるので、明るい屋外では見えにくいという声がレビューに並んでいました。
ダイヤルひとつで色の雰囲気が変わる
第5位 SONY α7CII ズームレンズキット シルバー

ここだけフルサイズで、価格も一段上がります。
大きなセンサーが入っているのに本体は小さく、旅行に持ち出せる大きさに収まっているのが人気の理由です。
暗い店内や夜の街でノイズが出にくく、背景のボケ方も入門機とは別物になります。
写真を仕事や作品として撮る予定があるなら、最初からここを狙う手もあります。
正直、はじめての1台としては値段が重く、レンズを足すたびに出費も増えます。
小さい本体にフルサイズ用の大きなレンズを付けると、前が重くて構えにくいという不満も見かけました。
小さい本体に大きなセンサーを収めた一台
第6位 Nikon Zfc 16-50 VR レンズキット ブラック

昔のフィルム機をなぞった見た目で、持ち歩くこと自体が楽しくなる一台です。
シャッター速度や露出の数字が金属のダイヤルに刻まれていて、手を動かしながら仕組みを覚えられます。
カメラ屋の店員さんいわく、写真を趣味として長く続ける人ほどこの操作系を選ぶそうです。
見た目と操作の楽しさで選びたい人には、これ以上の候補が見当たりません。
握る部分が浅いので、大きな望遠レンズを付けると手が余ります。
本体側の手ブレ補正もないため、夜の手持ち撮影は少し慎重になります。
Nikon Zfc 16-50 VR レンズキット ブラック
金属ダイヤルで操作そのものを楽しむ
第7位 Canon EOS R10 ボディ ブラック

友人のものを借りて、子どもの運動会で半日使わせてもらいました。
電子シャッターで秒間20コマを超える連写ができるので、ゴール前の一瞬を外しません。
走る子どもの顔を勝手に見つけて追いかけてくれるため、こちらは構図だけ考えていれば済みます。
動くものを撮る予定が多いなら、入門機の中ではこれが頭ひとつ抜けています。
注意したいのはレンズが別売りな点で、望遠まで揃えると総額が上がります。
連写を続けると書き込み待ちが出るので、速いカードを用意しておくと止まりません。
秒間20コマ超えで動く被写体に強い
第8位 OM SYSTEM OM-5 Mark II 12-45mm F4.0 PRO レンズキット ブラック

山や川に持ち込む人から名前が挙がるのがこれで、雨や砂ぼこりに強い作りになっています。
本体の手ブレ補正が強力で、暗い森の中でも手持ちのまま撮れたというレビューが目立ちました。
付属のレンズが防塵防滴の上位グレードなので、悪天候でも組み合わせを気にせず使えます。
アウトドアで写真を撮る前提なら、この頑丈さが安心につながります。
センサーが小さめなので、大きなボケや夜の粘りは上のクラスに一歩譲ります。
レンズ込みの価格も安くはなく、入門機として見ると人を選びます。
OM SYSTEM OM-5 Mark II 12-45mm F4.0 PRO レンズキット ブラック
雨の日でも構えられる防塵防滴の組み合わせ
第9位 Panasonic LUMIX G100D 標準ズームレンズキット ブラック

ひとりで動画を撮る人向けに、声をきれいに拾う仕組みが入っている軽量機です。
外付けマイクなしでも話し声がクリアに入るので、荷物を増やしたくない人に向きます。
キットのレンズを付けても軽く、鞄に入れっぱなしにできる大きさだとレビューでも評価されていました。
動画をひとりで撮り始めるなら、この一台と三脚だけで形になります。
写真の画質は上位機に譲りますし、暗い場所ではノイズが出やすいです。
正直、写真をメインに考えている人には物足りない場面が出てきます。
Panasonic LUMIX G100D 標準ズームレンズキット ブラック
マイクなしでも声が録れる軽量動画機
買ったその日にやっておくと写真が変わる設定
箱から出してすぐ撮ると、多くの人が同じところでつまずきます。
最初にやるのは日付の設定と、画像の記録形式をJPEGとRAWの両方にしておくことです。
RAWは容量を食いますが、明るさを外した写真を後から救えます。
次に、ピント合わせを顔と瞳の自動認識に切り替えておきます。
人を撮る機会が多いなら、この設定だけで成功率がはっきり上がります。
言葉で読むより動きを見たほうが早いので、1位のZ50IIを長く使っている人のレビューを載せておきます。
レンズをもう1本足すなら何を選ぶか
キットのレンズで半年ほど撮ると、足りない部分が自分で見えてきます。
多いのは、暗い場所で撮れないという不満と、背景がもっとボケてほしいという欲です。
その場合は、35mmか50mm前後の明るい単焦点レンズを1本足すと世界が変わります。
値段は3万円前後から選べて、キットのレンズより暗さに強く、背景も大きくボケます。
運動会や発表会が控えているなら、望遠ズームを先に足したほうが満足度は高いです。

レンズを増やす前に、予備の電池と速いSDカードを先に買っておくと撮影が途切れません。
カメラ本体は数年で買い替えても、レンズは10年使えるので、少し良いものを選んで損はありません。
●福田 光男デジタル家電を担当する筆者。今回はカメラ専門店の販売員と中古買取の担当者に取材し、売れ筋と手放される理由の両方をリサーチしました。


