新品で買える一眼レフは、もう数えるほどしか残っていません。だからこそ今買うなら外したくない。現行で手に入る4台を並べました。
この記事で紹介する一眼レフ4選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | PENTAX K-1 Mark II ボディ | ![]() |
風景で本領を出す一台 | Amazon楽天 |
| 2位 | Nikon D780 ボディ | ![]() |
電池が一日持つ万能型 | Amazon楽天 |
| 3位 | Nikon D7500 レンズキット | ![]() |
これ1本で運動会まで届く | Amazon楽天 |
| 4位 | Canon EOS 90D ボディー | ![]() |
野鳥とスポーツに強い | Amazon楽天 |
今から一眼レフを買う人が見るべき3か所
新品の選択肢が減った今は、選ぶ基準もミラーレスとは違ってきます。
最初に決めるのは、フルサイズかAPS-Cかという受光素子の大きさです。
背景を大きくぼかしたい人はフルサイズ、望遠を軽く振り回したい人はAPS-Cを選ぶと後の買い足しが楽になります。
次に見るのがファインダーの見え方で、ここは一眼レフを選ぶ一番の理由でもあります。
鏡で跳ね返した生の光をそのまま覗くので、動く被写体でも遅れがなく、目が疲れにくいです。
3つめは電池のもちで、一日で1000枚以上撮れる機種が多く、旅行では充電の心配が減ります。

4台の重さとファインダーの見え方を並べる
数字の比較に加えて、一日持ち歩いた腕の疲れ方と、覗いたときの気持ちよさも入れています。
| 商品名 | 受光素子 | 一日持ち歩いた疲れにくさ | ファインダーの気持ちよさ | 動く被写体への粘り | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| PENTAX K-1 Mark II | フルサイズ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 風景と星空 |
| Nikon D780 | フルサイズ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | なんでも撮る人 |
| Nikon D7500 | APS-C | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 家族の行事 |
| Canon EOS 90D | APS-C | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | 野鳥とスポーツ |
同じ一眼レフでも、狙う被写体で選ぶ列がはっきり分かれます。
光学ファインダーで撮る一眼レフ おすすめ4選
今も新品で手に入り、これから10年付き合える4台を順番に紹介します。
第1位 PENTAX K-1 Mark II ボディ ブラック

風景を撮る人の間で、いまだに名前が挙がり続けている一台です。
本体を細かく動かして解像感を上げる撮り方ができ、三脚に載せた風景写真の描き込みが別物になります。
雨や雪の中でも構えられる作りで、山に持ち込む人からの評価が高いと販売店で聞きました。
星空や滝を撮る予定があるなら、この一台に手ブレ補正と防塵防滴が集まっているのが効いてきます。
液晶が上下左右に自由に動く仕組みになっていて、低い位置から花を狙うときも姿勢を崩さずに構えられます。
夜の撮影を助ける赤い照明が操作部に入っていて、星を撮る人が暗闇でもダイヤルを触れる作りです。
正直、重さは1kg近くあり、街のスナップに持ち出す気にはなりません。
ピント合わせの速さも最新機には譲るので、動く子どもを追う用途には向きません。
雨の山でも構えられる風景向けの一台
第2位 Nikon D780 ボディ ブラック

ミラーレスの仕組みを一眼レフの体に入れた、変わり種の万能機です。
ファインダーを覗いて撮るときは一眼レフらしく、背面の画面を使うときはミラーレスに近い動きをします。
電池のもちがとにかく良く、旅行で一日中撮っても予備を出さずに済んだという声が並んでいました。
1台でなんでも撮りたい人には、今買える一眼レフの中でこれが一番隙がありません。
暗い場所での粘りが強く、室内の発表会や夕方の公園でも感度を上げて撮れると評価されています。
上下に動く液晶も入っているので、低い位置から子どもの目線で撮るのも難しくありません。
気になるのは価格で、フルサイズのレンズを揃えていくと総額はかなり上がります。
本体だけで800gを超えるため、軽さを求める人には向きません。
一日中撮っても電池が切れない万能型
第3位 Nikon D7500 18-140 VR レンズキット

私が今も現役で使っているのがこれで、子どもの行事はほぼこの一台で撮っています。
付いてくるレンズが広角から中望遠まで1本でカバーするので、運動会でもレンズを交換せずに済みます。
握った感じがしっかりしていて、重い望遠を付けても手首が痛くなりません。
家族の記録を撮るなら、このキットひとつで数年は困りません。
惜しいのは、記録用のカードスロットが1つしかないところです。
大事な行事では、カードが壊れたときの逃げ道がないので、こまめにパソコンへ移すようにしています。

1本で広角から望遠までこなすキット
第4位 Canon EOS 90D ボディー

写真仲間から借りて、河原で野鳥を追いかけてみました。
3000万画素を超える細かさがあるので、遠くの鳥を撮って大きく切り出しても形が崩れません。
連写を続けても止まらず、飛び立つ瞬間を追いかけるのが楽しくなる一台です。
望遠を付けて動くものを狙うなら、この画素数と連写の組み合わせが効きます。
注意点はレンズが付いていないことで、望遠まで揃えると予算が一段上がります。
画素が多いぶん暗い場所ではざらつきが出やすく、夜のスポーツには少し不利です。
遠くの鳥を切り出しても崩れない画素数
箱を開けた日にやっておく3つの操作
一眼レフは設定の数が多く、そのままだと持ち味が出ません。
最初にやるのはファインダー横の小さなダイヤルを回して、自分の目に合わせる調整です。
ここがずれているとピントが合っているのに合っていないように見えて、写りを誤解します。
次に、ピント合わせの範囲を中央だけに絞っておくと、狙ったところに合う確率が上がります。
慣れてきたら、動く被写体を追いかけ続ける設定に切り替えると運動会で強いです。
言葉だけでは伝わりにくいので、1位のK-1 Mark IIを長く触っている人のレビューを載せておきます。
本体と一緒に買っておきたいもの
一眼レフは本体だけ買っても、家に帰ってから足りないものが出てきます。
まず必要なのがSDカードで、連写を使うなら書き込みの速い64GB以上を選ぶと止まりません。
予備の電池は、寒い季節ほど効いてきます。
気温が下がると電池の減りが早くなるので、冬の屋外撮影では1本あるだけで気持ちが違います。
肩から下げる幅の広いストラップも、1kg近い本体を持ち歩く日には効果があります。
ミラーレスと迷ったときの決め方
店頭で相談を受ける人の話では、迷う理由はだいたい同じところに集まるそうです。
軽さと最新のピント合わせを取るならミラーレス、覗いた気持ちよさと電池のもちを取るなら一眼レフになります。
撮る枚数が多くて充電の手間を減らしたい人は、今でも一眼レフを選ぶ理由があります。
レンズの値段も判断を分けます。
一眼レフ用の中古レンズは数が多く、同じ明るさのレンズがミラーレス用の半額以下で見つかることも珍しくありません。
その代わり、新製品はほとんど出ないので、修理の受付が終わる時期は気にしておく必要があります。
メーカーの部品保有期間は生産終了からおよそ7年なので、長く使うつもりなら新しめの機種を選ぶと安全です。

写真の仕上がりそのものは、本体よりレンズと撮り方で決まります。
予算を分けるなら、本体を一段下げてレンズにお金を回したほうが満足度は高くなります。
一眼レフを10年使うための手入れ
ミラーやセンサーはむき出しなので、レンズ交換のたびにほこりが入ります。
交換は下を向けた状態で素早く行うと、入り込む量がぐっと減ります。
月に一度、ブロアーで表面のほこりを飛ばしておくと、写真に黒い点が写り込む事故を防げます。
湿気の多い場所に置くとレンズにカビが生えるので、乾燥剤を入れた箱にしまうのが基本です。
防湿庫まで買わなくても、密閉できる箱と乾燥剤があればカビはほぼ防げます。
シャッターは消耗品で、何万回か切ると寿命が来ますが、家庭での使い方なら10年は持ちます。
中古を買うときは、この回数を店に聞いておくと、あとから慌てずに済みます。
●福田 光男デジタル家電を担当する筆者。今回はカメラ専門店の修理担当者と中古売り場の店員に取材し、長く使える機種の条件をリサーチしました。


