左足でバスドラムを踏む感覚って、最初はほんとにぎこちないですよね。
ツインペダルを使い始めた頃、右足と同じように動かせるまで3ヶ月かかりました。 でもその3ヶ月を過ぎたあたりから、曲の中で「あ、ここツーバスいける」って瞬間が増えてきて、練習がどんどん楽しくなったのを覚えています。
今回は人気のツインペダル5つを紹介します!
ツインペダルを導入する前に考えておくこと
ツインペダルはシングルペダルと違って、左足用のスレイブペダルとそれをつなぐシャフトが追加されます。 そのぶんセッティングに時間がかかるし、ハイハットの位置も微調整が必要になります。

ハイハットの位置がズレるのは最初けっこうストレスでした。 でも何回かセッティングを繰り返すうちに、自分のベストポジションが見つかりますよ。
駆動方式はチェーンドライブ、ベルトドライブ、ダイレクトドライブの3種類があります。 チェーンドライブが一番メジャーで、パワーと安定感のバランスが良いです。 ベルトドライブは軽い踏み心地が好きな方向け、ダイレクトドライブは踏み込みのレスポンスが速く上級者に好まれます。
ツインペダルの人気おすすめランキング5選
第1位:TAMA Iron Cobra 200 ツインペダル HP200PTW

TAMAのIron Cobraシリーズはドラマーなら一度は名前を聞いたことがあるはずです。 HP200PTWはその入門モデルで、パワーグライドカム(円形カム)を使っています。
箱から出して組み立てたとき、スレイブ側のペダルも本体側と同じくらいスムーズに動いたので安心しました。 安いツインペダルだとスレイブ側の動きが渋いことがあるんですが、これはそういった不満がなかったです。
ただ、ビーターがフェルトのみなので、アタック感が欲しい方は別途プラスチックビーターを買い足す必要があります。
TAMA Iron Cobra 200 ツインペダル HP200PTW
Iron Cobraの入門機!左右の踏み心地が揃った安心モデル
第2位:Pearl ツインペダル REDLINE STYLE P-922

Pearlの赤いREDLINEシリーズのツインペダル版です。 シングルのP-920と同じ系統なので、P-920を使っていた方はそのまま違和感なく移行できます。
実際に踏んでみると、チェーンの引きがしっかりしていてパワーが出しやすい印象です。 スプリングの張りを強めにしてダブルストロークを練習したら、1週間くらいで連打の粒が揃ってきました。
シャフトの接続がやや硬めで、最初の組み立て時に六角レンチでかなりしっかり締める必要がありました。 説明書を読みながらやれば問題ないですが、慣れていない方は時間に余裕を持ってセッティングしてください。

P-920からのステップアップでこれを選ぶ方が多いみたいです。 ペダルの感触が同じ系統なので、踏み替えたときの違和感がほとんどありません。
Pearl ツインペダル REDLINE STYLE P-922
パワー重視のPearlツインペダル入門機
第3位:Pearl Demonator ツインペダル P-932

これ、マジで価格の割に踏み心地が良すぎてびっくりしました!! DemonatorはPearlの中でも「コスパ最強」と言われることが多いモデルです。
ロングボードタイプのフットボードで、足の裏全体を使ったスライド奏法がやりやすいです。 ロングボードに慣れていない方は最初少し違和感があるかもしれませんが、1〜2回のスタジオ練習で慣れました。
正直、この価格帯でこのクオリティは反則だと思います。 注意点として、フットボードの表面がツルツル気味なので、靴下で踏むと滑ることがあります。 靴を履いて練習する方なら全く気になりません。
ロングボードでスライド奏法もしやすいコスパモデル
第4位:Pearl ELIMINATOR REDLINE ツインペダル P-2052C

ELIMINATORシリーズはPearlの上位ラインで、カムを4種類から交換できるのが面白いところです。 付属のカムを差し替えるだけで、踏み心地が全然変わります。
偏心カムに替えたら加速感がついて速いフレーズが楽になりました。 丸カムに戻すとコントロールしやすくなるので、曲のジャンルや気分で使い分けています。
ただし価格は他のモデルに比べてかなり高めです。 初めてのツインペダルでいきなりこれを選ぶのは予算的にハードルが高いかもしれません。 2台目・3台目のステップアップ用として本領を発揮するモデルです。

カム交換って最初はハードル高そうに見えますが、六角レンチ1本で3分くらいで終わります。 やってみると意外と簡単でした。
Pearl ELIMINATOR REDLINE ツインペダル P-2052C
カム交換で踏み心地を自在に変えられる上位モデル
第5位:TAMA Speed Cobra 310 ツインペダル HP310LW

Speed Cobraの名前の通り、スピード重視のペダルです。 フットボードが細長く、蛇のようにしなやかな踏み心地が特長です。
BPM200超えのツーバス連打を練習しているときに試したのですが、足首の動きだけで連打が続けられるのには驚きました。 パワーよりもスピードに振った設計なので、メタルやプログレッシブ系のドラマーに向いています。
パワーが必要なファンクやR&Bのバックビートには、もう少しガッツが欲しいと感じる場面がありました。 スプリングの張りを強めにして補うこともできますが、それだと足が疲れやすくなるのが微妙なところです。

メタル系のドラマーからの評判がとにかく高いモデルです。 速さを求めるなら試す価値はあると思います。
TAMA Speed Cobra 310 ツインペダル HP310LW
スピード重視の細長フットボードが特長
5モデルの踏み比べ!体感で選ぶ比較表
| モデル名 | 駆動方式 | フットボード | スピード感(5段階) | パワー感(5段階) | 左右のバランス | セッティングの手軽さ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| TAMA HP200PTW | チェーン | 標準 | 3 | 3 | 良い | かんたん |
| Pearl P-922 | チェーン | 標準 | 3 | 4 | 良い | やや手間 |
| Pearl P-932 | チェーン | ロング | 4 | 3 | 良い | かんたん |
| Pearl P-2052C | チェーン(カム交換可) | 標準 | 4 | 4 | とても良い | やや手間 |
| TAMA HP310LW | チェーン | 細長 | 5 | 2 | 良い | かんたん |

スピード感とパワー感は基本的にトレードオフの関係です。 自分のやりたいジャンルでどっちを優先するか決めると選びやすくなりますよ。
ツインペダルの左足を鍛える練習のコツ
ツインペダルを買っても、左足が右足と同じように動くまでには時間がかかります。
ペダルと一緒に揃えると捗るもの
ツインペダルを買ったら、以下のアイテムもセットで揃えておくと練習がスムーズになります。
あとは六角レンチセット。 ペダルの微調整にはほぼ必ず六角レンチが必要です。 ペダル付属のレンチでもいいですが、小さくて使いにくいことが多いので、ホームセンターで200円くらいのセットを1つ持っておくと便利です。
ツインペダルを使いこなすと演奏の幅が一気に広がる
ツインペダルで両足を使えるようになると、シングルペダルでは不可能だったフレーズが叩けるようになります。
ドラムソロで16分のバスドラム連打を入れたり、メタルのブラストビートに挑戦したり、ジャズでも左足のゴーストノートを入れたり。 正直、ツインペダルを導入してから「ドラムってこんなに自由なんだ」と感じることが増えました。

最初の数ヶ月はうまくいかなくて投げ出したくなるかもしれませんが、突然「あ、踏める」ってなる瞬間が来ます。 その瞬間のために練習を続けてほしいです。
●筆者:福田 光男ゲーム周辺機器やホビー用品を中心に記事を書いているライターです。 今回はドラム教室の講師やスタジオスタッフへのリサーチをもとに、各ツインペダルの踏み心地や耐久性を比較しました。 読者目線での分かりやすさを大切にしています。


