旅先でキャスターが割れて、帰りの空港でこのスーツケースをどうにかしたい。
そう思っても、空港のゴミ箱の横に置いていくのはやめてください。
空港ごとの引き取りの有無と、空港以外で捨てるときの方法を場面ごとに紹介します。
スーツケースの捨て方は空港の引き取りか家で粗大ごみ
空港でスーツケースを手放す方法は、思っているより少ないです。
空港で捨てるなら引き取りカウンターがある空港を使い、無い空港なら家まで持ち帰って自治体の粗大ごみか回収サービスに出します。
空港のゴミ箱は、手荷物くらいの大きさのものを捨てるところではありません。
スーツケースを入れられる大きさのゴミ箱もまず無いので、空港で処分できる場所は限られています。
スーツケースを捨てられるのは引き取りがある空港だけ
空港でスーツケースを手放せるのは、空港や手荷物預かりの会社が引き取りを受け付けている場合だけです。
どの空港でもできるわけではないので、出発の前に、使う空港で受け付けているかを確かめておきましょう。
確かめる先は、空港の案内所か、手荷物一時預かりのカウンターです。
引き取りが無い空港のスーツケースは家に持ち帰る
引き取りが無い空港では、一度家まで持ち帰るしかありません。
キャスターが壊れて転がせないときは、空港の宅配カウンターから自宅に送ってしまうと帰り道がラクです。
家に届いたら、住んでいる自治体の決まりに合わせて捨てます。
関西空港のスーツケース引き取りは出発フロアで受付
国内の空港で、スーツケースの引き取りをはっきり案内しているのが関西空港です。
関西空港では、第1ターミナル4階の国際線出発フロアにある手荷物一時預かりカウンターで、不要になったスーツケースを無料で引き取っています。
関西空港の発表では、受付のときに航空券かパスポートを見せて、所有権を手放す同意書に記入する決まりになっています。
引き取ったスーツケースは、検品したあと使えるものは中古品として再利用されます。
関西空港でスーツケースを出すときの流れ
- スーツケースの中身をすべて出して空にする
- 4階の国際線出発フロアの手荷物一時預かりカウンターへ行く
- 航空券かパスポートを見せる
- 所有権を手放す同意書に記入する
- スーツケースをカウンターに渡す
受付の時間はカウンターごとに決まっていて、早朝や深夜は開いていないことがあります。
夜の便で出発する人は、チェックインの前に先にカウンターへ寄っておくと安心です。
成田と中部と羽田の空港は捨てる前に問い合わせる
関西空港のほかにも、引き取りに応じている空港はあります。
成田空港と中部国際空港は、一部のカウンターで有料の引き取りに応じていると報じられているので、使う前に空港へ問い合わせるのが確実です。
どのカウンターで受け付けているか、料金がいくらかは、空港の公式ページにはっきり書かれていません。
そのため、出発の前に空港の案内所へ電話で聞いておくと、当日に探し回らずに済みます。
羽田空港はスーツケースの引き取りの案内が見つからない
羽田空港については、スーツケースを引き取るカウンターの案内は見つかりませんでした。
羽田から出発する人は、空港で捨てる前提にせず、家に持ち帰るか宅配で送る方法を考えておきましょう。
空港の宅配カウンターなら、壊れたスーツケースでも自宅へ送れます。
地方空港は空港の案内所に電話で聞く
地方空港は、引き取りの案内を出していないところがほとんどです。
ただ、空港によっては手荷物預かりの会社が相談に乗ってくれることもあります。
聞くだけなら手間はかからないので、出発の前日までに空港の案内所へ電話してみてください。
空港にスーツケースを置いていく捨て方は不法投棄になる
引き取りカウンターが見つからないからといって、空港のどこかに置いていくのは絶対にやめましょう。
空港のゴミ箱の横やトイレにスーツケースを置いていくと、廃棄物処理法が禁止している不法投棄にあたるおそれがあります。
不法投棄の罰則は、5年以下の拘禁刑か1,000万円以下の罰金、またはその両方です。
置いていかれたスーツケースは空港で遺失物として扱われる
空港に残されたスーツケースは、中に危ないものが入っていないかを確かめたうえで、落とし物として扱われます。
持ち主が分からない荷物があると、警備の確認で周りが立ち入れなくなることもあります。
空港側の負担も大きいので、捨てるつもりのスーツケースは引き取りカウンターに渡すか、持ち帰りましょう。
空港でスーツケースが壊れたら捨てる前に航空会社に申し出る
捨てたい理由が「飛行機で預けたら壊れていた」なら、捨てる前にやることがあります。
預けたスーツケースが壊れて出てきたときは、到着した空港の手荷物受取所を出る前に、航空会社のカウンターに申し出ましょう。
航空会社によっては、修理や弁償の相談に乗ってもらえます。
先に捨ててしまうと、壊れた状態を見てもらえなくなります。
スーツケースが壊れたときに航空会社に伝えること
- 壊れたところを写真に撮る
- 手荷物受取所の航空会社カウンターに見せる
- 受け取った書類や控えを保管しておく
- 修理か弁償かの案内を待ってから捨てるかを決める
国際線では、壊れた荷物の申し出は受け取ってから7日以内とする国際的な決まりがあります。
家に帰ってから気づいたときも、できるだけ早く航空会社に連絡してください。
キャスターや持ち手だけの故障なら、修理して使い続けられることも多いです。
家に持ち帰ったスーツケースの捨て方は粗大ごみか回収サービス
空港で引き取ってもらえなかったスーツケースは、家から捨てます。
いちばん手軽なのは、住んでいる自治体の粗大ごみに申し込んで出す方法です。
スーツケースは、多くの自治体で粗大ごみとして扱われています。
申し込みの方法や料金、出す日は自治体ごとに決まっているので、自治体の案内で確かめてから出しましょう。
粗大ごみでスーツケースを出すときの流れ
- 自治体の粗大ごみ受付に電話かインターネットで申し込む
- コンビニなどで粗大ごみ処理券を買う
- 処理券に名前か受付番号を書いてスーツケースに貼る
- 決められた日の朝に、決められた場所へ出す
出す前に、中身を空にして、名札やシールの個人情報をはがしておきます。
ダイヤル式の鍵は、ロックを外した状態にしておくと回収の人が中を確かめやすくなります。
まだ使えるスーツケースは買取や回収サービスに出す
傷が少なく、キャスターも鍵も問題なく使えるなら、捨てずに手放す方法もあります。
リサイクルショップの買取や、スーツケースを集めて直して売る回収サービスなら、次の人に使ってもらえます。
壊れたスーツケースでも受け付けている回収サービスもあるので、粗大ごみの日まで待てないときに向いています。
空港でスーツケースを手放す前に中身と名札を確かめる
空港で引き取ってもらえる場合も、渡す前に確かめておきたいことがあります。
スーツケースを空港で手放す前は、中身が空か、名札や航空会社のタグが外れているかの2つを見ておきましょう。
- 内ポケットやファスナーの奥まで中身を出したか
- 名札やネームタグに書いた住所と名前を外したか
- 前の旅で付いた航空会社の預け荷物のタグをはがしたか
- 使う空港で引き取りを受け付けているか確かめたか
- 引き取りが無い空港なら宅配で送る準備をしたか
内ポケットには、パスポートのコピーや領収書が残っていることがよくあります。
渡したあとは返してもらえないので、ファスナーを全部開けて中を見ておくと安心です。
空港での捨て方は空港ごとに違うので、出発の前に1本電話するだけで、当日のスーツケースの扱いに迷わなくなります。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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