枕を洗濯機で洗いたいけれど、どのコースを選べばいいのか分からない。
標準コースで回して、中身が片寄ったり破れたりしないか心配になりますよね。
枕を洗濯機で洗うときは、手洗いコースか毛布コースのような弱いコースを選ぶのが基本です。枕の素材ごとに合うコースと、洗ってから乾かすまでの流れを紹介します。
枕を洗濯機で洗うなら手洗いコースか毛布コース
枕を洗濯機で洗うときは、手洗いコース、おしゃれ着コース、毛布コースのような、洗濯槽の動きがゆるいコースを選びましょう。
枕は中身がわたやパイプなので、強い水流で長く回すと中身が片側に寄ったり、生地が傷んだりします。
洗濯機のコースの名前はメーカーや機種で違いますが、選ぶ考え方は同じです。
縦型洗濯機の枕は手洗いコースかおしゃれ着コース
縦型洗濯機なら、「手洗い」「おしゃれ着」「ドライ」などの名前が付いた弱いコースで枕を洗います。
毛布コースがある機種なら、そちらでもかまいません。
日立は、毛布や掛け布団を標準コースで洗うと、洗濯物の破損や洗濯機本体の傷みの原因になると案内しています。
ドラム式洗濯機の枕は毛布コースかデリケートコース
ドラム式洗濯機の枕は、毛布コースか、「デリケート」「おうちクリーニング」などの弱いコースで洗います。
パナソニックの洗濯機は、全機種に毛布コースが付いています。
ドラム式は少ない水で洗うので、枕が水に浮いて洗えていないことがあります。
洗い始めて数分たったら、一度のぞいて枕が水を吸っているかを確かめておくと安心です。
標準コースで枕を洗うのは避ける
ふだんの服を洗う標準コースは、水流が強く脱水も長めです。
枕を標準コースで洗うと、中のわたが固まってでこぼこになりやすくなります。
迷ったら、洗濯機のふたの裏や取扱説明書に「毛布」「大物」と書かれたコースを探してみてください。
洗濯機で洗える枕かは洗濯表示と中身の素材で決まる
枕を洗濯機に入れる前に、枕の洗濯表示に洗濯おけのマークがあるか、中身が洗える素材かを必ず確かめましょう。
洗濯おけのマークの中にある数字は、洗うときの水の温度の上限です。
洗濯おけに手が入ったマークは手洗いだけ、洗濯おけに×が付いたマークは家では洗えないという意味です。
同じポリエステルわたの枕でも、洗えるものと洗えないものがあるので、素材だけで決めずに表示を見ておきましょう。
| 枕の中身 | 洗濯機 | 合うコース | 干し方 |
|---|---|---|---|
| ポリエステルわた | 表示があれば洗える | 手洗い、毛布 | 日なたに干す |
| パイプ | 洗える | 手洗い、毛布 | 日なたに干す |
| 洗えるビーズ | 表示があれば洗える | 手洗い | 日陰に干す |
| ウレタン(低反発、高反発) | 洗えない | なし | 日陰に干す |
| そばがら | 洗えない | なし | 日なたに干す |
| 羽根 | 洗えない | なし | 日陰に干す |
【ポリエステルわたの枕】洗濯機の弱いコースでOK
ポリエステルわたの枕は、洗濯表示に洗濯おけのマークがあれば、手洗いコースか毛布コースで洗えます。
わたが水を吸って重くなるので、洗濯機に入れるのは1回に1個までにしましょう。
【パイプの枕】中身の袋ごとネットに入れて洗う
パイプの枕は水を吸わないので、洗濯機で洗っても乾きやすい素材です。
中のパイプが小分けの袋に入っている枕は、袋の口がきちんと閉じているかを確かめてからネットに入れます。
口が開いたまま洗うと、パイプが洗濯槽の中に散らばってしまいます。
【ウレタンの枕】洗濯機に入れない
低反発や高反発のウレタンの枕は、洗濯機に入れないでください。
ウレタンは水を吸うと重くなり、洗濯機で回すとちぎれたり形が崩れたりします。
カバーを外して洗い、中身は日陰で風に当てる手入れにとどめます。
【そばがらと羽根の枕】家では洗わない
そばがらの枕は、ぬれると乾きにくく、中でカビが出やすくなります。
羽根の枕は、洗うと羽根の油分が落ちてふくらみが戻りにくくなります。
どちらも洗濯機では洗わず、汚れが気になるときは布団の丸洗いを受けているクリーニング店に相談しましょう。
枕を洗濯機で洗う流れは6つ
枕を洗濯機で洗うときは、カバーを外してからネットに入れ、液体の中性洗剤で弱いコースを選ぶ、という順番で進めます。
ステップ2 黄ばみが目立つところに中性洗剤を少しつけて、手で軽くたたく
ステップ3 枕を洗濯ネットに入れる
ステップ4 洗濯機に枕だけを入れ、液体の中性洗剤を入れる
ステップ5 手洗いコースか毛布コースを選んでスタートする
ステップ6 脱水が終わったらすぐに取り出し、手でたたいて形を整える
枕の洗濯ネットは枕がちょうど入る大きさを選ぶ
枕を洗濯ネットに入れるのは、中身の片寄りと生地の破れを防ぐためです。
ネットが大きすぎると、ネットの中で枕が動いて中身が寄ってしまいます。
枕がちょうど収まるくらいの大きさのネットを選びましょう。
ドラム式など、機種によってはネットに入れなくてよいこともあるので、取扱説明書の毛布コースのページも見ておくと安心です。
枕の洗剤は液体の中性洗剤を使う
枕には、おしゃれ着用などの液体の中性洗剤を使います。
日立は、毛布コースで粉末の洗剤を使うと溶け残るおそれがあると案内しています。
枕のわたの中に洗剤が残ると、においや黄ばみの原因になるので、すすぎは2回にしておくと安心です。
枕は1個ずつ洗濯機で洗う
枕を2個まとめて洗うと、洗濯槽の中で片寄って、洗濯機が止まったり大きく揺れたりすることがあります。
家族の分をまとめて洗いたくなりますが、枕は1個ずつ洗いましょう。
洗濯機で洗う枕の脱水は1分から3分で止める
枕を洗濯機で洗うときの脱水は、1分から3分くらいの短めに設定しましょう。
長く脱水すると、中のわたが一方に押し付けられて固まり、乾いてもふくらみが戻りにくくなります。
脱水時間を選べない機種なら、毛布コースのまま回して、終わったらすぐに取り出せば大丈夫です。
短い脱水だと水が多めに残りますが、乾かす時間を長めにとれば問題ありません。
洗濯機で洗った枕は2日かけて乾かす
洗濯機で洗った枕は、中まで乾くのに1日から2日かかるので、晴れの日が2日続く日を選んで洗いましょう。
表面が乾いていても、枕の中のわたはまだぬれていることがよくあります。
生乾きのまま使うと、においやカビの原因になります。
ポリエステルわたとパイプの枕は日なたに干す
ポリエステルわたとパイプの枕は、風通しのよい日なたに干します。
物干しざおに平らに乗せるか、平干し用のネットに乗せると、中身が下に寄りにくくなります。
数時間ごとに表と裏、上と下を入れ替えると、全体が同じように乾きます。
洗えるビーズの枕は日陰に干す
洗えるビーズの枕は、直射日光に長く当てると生地の色があせることがあります。
風通しのよい日陰で、表と裏を入れ替えながら乾かしましょう。
乾燥機を使うなら洗濯表示を確かめる
洗濯表示に四角の中に丸があるマークが付いていれば、乾燥機で乾かせます。
乾燥機に枕を入れるときは、乾いたタオルを何枚か一緒に入れると早く乾きます。
マークに×が付いている枕は、乾燥機にかけずに干して乾かしましょう。
洗濯機で洗えない枕はカバーとシャワーで手入れする
洗濯機で洗えない枕は、カバーをこまめに洗い、枕本体は日陰で風に当てる手入れを続けましょう。
ウレタンやそばがら、羽根の枕は、本体を洗えない代わりに、汚れを枕まで届かせない工夫が役に立ちます。
洗えない枕はカバーを週に1回から2回洗う
枕の汚れの多くは、寝ている間の汗や皮脂です。
枕カバーを週に1回から2回洗うと、本体まで汚れがしみこみにくくなります。
カバーの下にタオルを1枚巻いておき、タオルを毎日替える人もいます。
ウレタンの枕は日陰で風に当てる
ウレタンの枕は日光に当てると傷みやすいので、月に1回ほど風通しのよい日陰に半日ほど置きます。
湿気がこもりやすい素材なので、起きたらすぐにベッドに置かず、少し立てかけておくのもおすすめです。
パイプの枕は中身だけシャワーですすぐ
パイプの枕で、洗濯機に入らない大きなサイズのものは、中身の袋ごとお風呂場でシャワーをかけて洗えます。
洗ったあとは、袋の中で水が切れるように立てかけておき、日なたで乾かしましょう。
枕を洗濯機で洗うのは年に1回から2回でいい
枕を洗濯機で丸洗いするのは、年に1回から2回、汗をかく夏の終わりや衣替えのころを目安にしましょう。
洗うたびに中のわたは少しずつ固くなるので、何度も洗えばよいというわけではありません。
ふだんはカバーをこまめに洗い、枕本体は晴れた日に干しておけば、丸洗いは年に1回から2回で足ります。
洗ったあとに枕がでこぼこのまま戻らない、ふくらみが元の半分くらいになった、というときは枕の買い替えを考えるころです。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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