スリッパの洗濯に使う洗剤は素材と汚れで選ぶ 洗濯機と手洗いのやり方

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スリッパを洗濯しようと思っても、いつもの洗剤でいいのか迷いますよね。

答えは、スリッパの素材と汚れの種類で決まります。綿やポリエステルなら普段の洗剤で洗えますが、ウールやフェルトは中性洗剤でないと縮むことがあります。

洗剤の選び方から、洗濯機と手洗いのやり方、干し方までを順番に書いていきます。

スリッパの洗濯に使う洗剤は中性洗剤が基本

迷ったら、おしゃれ着用の中性洗剤を選んでおけば、たいていのスリッパは洗えます。

中性洗剤は洗浄力がおだやかなぶん、生地への負担が少ない洗剤です。ウールやフェルト、色の濃い綿のスリッパでも縮みや色落ちが起きにくくなります。

綿パイルやポリエステルのスリッパなら、普段の衣類用の洗剤(弱アルカリ性)でも問題ありません。皮脂の汚れは弱アルカリ性のほうがよく落ちるので、汚れが目立つときはこちらが向いています。

スリッパの素材 使う洗剤 洗い方
綿 ポリエステル ナイロン 普段の洗剤か中性洗剤 洗濯機か手洗い
ウール フェルト 中性洗剤 手洗いで押し洗い
ダウン入りのルームシューズ 中性洗剤 手洗い
本革 合成皮革 中性洗剤を薄めて使う 水につけずに拭く
い草 厚紙入り 使わない 固くしぼった布で拭く

本革のスリッパは、水につけると硬くなったり、表面の質感が変わったりします。中性洗剤を水で10倍くらいに薄め、スポンジで軽く拭いてから、固くしぼったタオルで洗剤を拭き取ってください。

スリッパの洗濯表示で洗えるかどうかを先に見る

洗う前に、スリッパの内側か底に付いているタグの洗濯表示を見ておきましょう。

洗剤選びより先に、そもそも水で洗えるかどうかがここで分かります。タグが無いスリッパは、手洗いで少しずつ試すのが安全です。

洗濯表示の形 意味 スリッパの洗い方
洗濯おけに数字 その温度までの水で洗濯機OK 洗濯機の弱いコース
洗濯おけに手 手洗いならOK 中性洗剤で押し洗い
洗濯おけにバツ 家で水洗いできない 拭き取りだけにする
三角に斜線 酸素系の漂白剤だけOK においのつけ置きに使える
三角にバツ 漂白剤は使えない 洗剤だけで洗う

洗濯おけの下に線が1本あれば「弱く」、2本あれば「とても弱く」洗うという意味です。線があるスリッパは、洗濯機の手洗いコースかドライコースを選んでください。

三角のマークに何も描かれていなければ、塩素系と酸素系のどちらの漂白剤も使えます。ただし色柄のスリッパに塩素系を使うと色が抜けるので、使うのは酸素系にしておきましょう。

スリッパの汚れ別に洗剤を使い分けるとよく落ちる

衣料用の酸素系漂白剤

底の黒ずみには固形石けん、においには酸素系漂白剤、と汚れごとに洗剤を変えると、1回の洗濯できれいになります。

中性洗剤だけで洗っても、裏の黒ずみや足裏が当たる部分の黄ばみは残りがちです。洗濯機に入れる前に、汚れに合わせて下洗いをしておきましょう。

スリッパ裏の黒ずみは固形石けんでこする

床のホコリと皮脂が混ざった黒ずみは、洗濯用の固形石けんがよく落ちます。濡らした裏面に石けんをこすりつけ、使い古しの歯ブラシで小さく円を描くようにこすってください。

ウールやフェルトのスリッパは、強くこすると毛羽立ちます。この素材は中性洗剤の原液を少し付けて、指で押すくらいにしておきましょう。

スリッパのにおいは酸素系漂白剤でつけ置き

洗ってもにおいが残るときは、足の汗や皮脂で増えた菌が原因のことが多いです。酸素系漂白剤を40℃くらいのお湯に溶かし、スリッパを30分ほどつけ置きしてから洗濯します。

粉末の酸素系漂白剤は弱アルカリ性なので、ウールや金属の飾りが付いたスリッパには使えません。つけ置きの時間と量は、漂白剤のパッケージの表示に合わせてください。

食べこぼしの油じみは洗剤の原液を塗っておく

キッチンで履くスリッパに付いた油じみは、洗剤の原液をしみに直接塗って5分ほど置きます。そのあと洗濯機や手洗いで洗うと、油の輪じみが残りにくくなります。

塩素系の漂白剤と酸性の洗剤を一緒に使うのは危険です。同じおけの中で混ぜないでください。

洗濯機でスリッパを洗う手順は弱いコースで単独洗い

おしゃれ着用の中性洗剤

スリッパは洗濯ネットに入れて、手洗いコースかドライコースで、スリッパだけを洗います。

ほかの衣類と一緒に洗うと、底に付いた砂や髪の毛が服に移ります。形も崩れやすくなるので、スリッパは単独で洗いましょう。

  1. 掃除機かガムテープで、表面のホコリと髪の毛を取る
  2. 黒ずみやにおいがあれば、前の見出しのやり方で下洗いをしておく
  3. スリッパを洗濯ネットに入れる(靴用の厚いネットだと形が崩れにくい)
  4. 液体の洗剤を入れ、手洗いコースかドライコースで洗う
  5. 脱水は1分ほどで止めて、すぐに取り出す

洗剤の量は、洗剤のパッケージにある「水の量に対する目安」に合わせます。多く入れても汚れはよく落ちず、すすぎ残しが黄ばみやベタつきの原因になります。

粉末の洗剤は溶け残りが生地に付くことがあるので、スリッパの洗濯には液体のほうが扱いやすいです。

手洗いでスリッパを洗うならぬるま湯で押し洗い

洗濯機に入れられないスリッパは、ぬるま湯に中性洗剤を溶かして、押して離すを繰り返して洗います。

こすったりもんだりすると、形が崩れたり毛羽立ったりします。上から押すだけで、汚れは十分に出てきます。

  1. 洗面器かバケツに30℃くらいのぬるま湯をためる
  2. 中性洗剤をパッケージの目安の量だけ溶かす
  3. スリッパを沈めて10分ほどつけ置きする(浮くときは水を入れたペットボトルを重しにする)
  4. 上から手のひらで押して離すを20回ほど繰り返す
  5. 水を替えながら、泡が出なくなるまですすぐ
  6. タオルで包んで水気を取るか、洗濯ネットに入れて洗濯機で1分脱水する

すすぎが足りないと、乾いたあとに洗剤が残って黄ばみやにおいの原因になります。泡が出なくなってから、もう1回すすいでおくと安心です。

ダウン入りのルームシューズは水に浮きやすいので、しっかり沈めてから押し洗いします。乾くまで時間がかかるため、天気のいい日の朝に洗うのがおすすめです。

洗ったスリッパは形を整えて日陰で干す

洗える綿パイルスリッパ

脱水したらすぐに形を整えて、風通しのいい日陰で干しましょう。

直射日光に当てると、色があせたり、底のゴムが硬くなったりします。曲がったまま乾かすと元に戻りにくいので、つま先とかかとを手で伸ばしてから干してください。

早く乾かしたいときは、丸めた新聞紙を中に入れておくと水を吸ってくれます。新聞紙が湿ったら、新しいものに入れ替えましょう。

洗う回数の目安は、毎日履くなら夏は1週間に1回、冬は2週間に1回です。来客用で履く回数が少ないスリッパも、ホコリがたまるので月に1回は洗っておくと清潔に保てます。

スリッパの洗濯でやりがちな洗剤の失敗

洗剤の入れすぎと、素材に合わない漂白剤を使うことが、スリッパの洗濯でいちばん多い失敗です。

  • 汚れが気になって洗剤を多めに入れる → すすぎ残しで乾いたあとベタつく
  • ウールのスリッパを普段の洗剤で洗う → 縮んで履けなくなることがある
  • 色柄のスリッパに塩素系漂白剤を使う → 色が抜けてまだらになる
  • い草や厚紙入りのスリッパを水につける → 形が崩れてカビの原因になる

どれも、洗濯表示と洗剤の表示を見ておけば防げます。洗剤を変える前に、まずタグを見るところから始めてみてください。

洗えないスリッパを使っている場合は、次に買い替えるときに「洗濯機で洗える」と書かれたものを選ぶと、毎週の洗濯がずっとラクになります。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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